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神社境内のエリザハンミョウ [コウチュウ目]

ノコギリクワガタを放しに行ったついでと言っては何だが、今年もいるか?「エリザハンミョウ」を探してみた。
早々、さっと飛んだハンミョウがいたが、残念ながら「トウキョウヒメハンミョウ」だった。
メスの背中に乗ったオスが大きな顎でメスをしっかり咥えていた。
トウキョウヒメハンミョウはエリザより小さく色が黒っぽいので見慣れると簡単に識別できる。
トウキョウヒメハンミョウ0718.JPG



















すぐにお目当てのエリザが見つかった。
歩くとあちこちから飛んで着地するが、敏感で近寄らせてくれない。
普段はひっそりとした神社だが、この日は休日だからか?
調べると所沢では7月にお盆を行うところもあるようで参拝者が後を絶たなかった。
カメラを持って地面に這いつくばり歩き回っているので、何を撮っているのかと尋ねられた。
まぁまずそんな輩はいないであろうから。
エリザハンミョウ0718-1.JPG



















エリザハンミョウは本来河原や海岸、湿った砂地に生息している。
いくつかの都道府県ではレッドリストに記載されている希少種だが、なぜ内陸の小さな神社の境内にいるのだろうか。以前から不思議に思っているがわからないでいる。
名のエリザとはいかにも外国のご婦人の名前で、調べて見ると昆虫採集が趣味だった函館のロシア領事館の初代領事ヨシフ・ゴシュケビッチご夫妻のご夫人への献名との記事があった。夫妻は採集した様々な昆虫標本をロシア軍ビクトル・モチュルスキー大佐に送っていたとの事でこの大佐から献名されたのかもしれない。
(出展:朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/area/tottori/articles/MTW20190509320950001.html
少し前の図鑑ではヒメハンミョウの名前で記載されている。
エリザハンミョウ0718-2.JPG



















すぐ近くには「アカボシゴマダラ」の翅が落ちていた。
鳥に襲われたのだろうか?
アカボシゴマダラ0718.JPG



















2022年7月18日 埼玉県 コウチュウ目ハンミョウ科 トウキョウヒメハンミョウ、エリザハンミョウ、チョウ目タテハチョウ科 アカボシゴマダラ

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