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ジョウカイボンの仲間だが・・・ [コウチュウ目]

ミズキの花が咲き始め、今年はどうだろうと花ではなくガの発生が気になった。
ミズキの葉を食べるのは「キアシドクガ」で、時折真白な成虫が大発生して木の周りを群飛する。
今年も終齢と思われる幼虫を見つけたが、この木では数が少ないのでfieldでは大量発生は無さそうだ。
大発生が続けばミズキにもかなりのダメージがあるのでホッとした。
キアシドクガ0508.JPG



















足元を見るとカラムシの葉が餃子のように綴られていた。
これは「アカタテハ」の幼虫の巣。
そういえばキアシドクガも同じようにミズキの葉を綴っていた。
開いてみると現れたまだ中令ほどの幼虫。
寄生も多いので無事に成虫になれるだろうか?
アカタテハ0508.JPG



















ヌルデの木を見上げると高い枝先の葉裏で何やらが交尾をしている様子。
遠くて何だかわからなかった。
ジョウカイボンの仲間0508-1.JPG



















アップで見て見るとどうやらジョウカイボンの仲間のようだ。
大きなメスは前胸背が赤く鞘翅が褐色なのでウスチャジョウカイに似ているが、オスは体形が全く異なりクビボソジョウカイの仲間に酷似している。
オスとメスでこんなに形態が異なるジョウカイボンの仲間はいったい誰なのだろうか?
ジョウカイボンの仲間は一見カミキリムシのようだが、鞘翅が柔らかくホタルに近い仲間。
種が多いうえに小さいものも多く、まだまだ未記録な種がいるようだ。
ジョウカイボンハンドブックを切に望んでいる!
ジョウカイボンの仲間0508-2.JPG



















2022年5月8日 東京都 チョウ目ドクガ科 キアシドクガ、タテハチョウ科 アカタテハ、コウチュウ目ジョウカイボン科 ジョウカイボン sp.

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