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ようやくキマエアオシャクの幼虫 [チョウ目]

この日は埼玉県側の小さな谷戸へ出掛けた。
毎年冬は落ち葉が掃かれて林床はとてもきれい。
なのだが、虫を見つけられない雑木林。
雑木林0217.JPG



















谷になった場所のコナラやクヌギの萌芽を探してみると「コミミズク」の緑色の幼虫がいた。
辺りを探してもこの1匹だけ。
無事春を迎えられれば良いのだが・・・。
コミミズク0217.JPG



















昨年末から枝先を探しているのに一向に見つからなかった「キマエアオシャク」の幼虫がようやく見つかった。
萌芽したコナラのおよそ3mほどの高さの冬芽に寄り添っていた。
キマエアオシャク0217-1.JPG



















小さな尺取虫が寒い冬、こんな場所で過ごしているなんて、知る人や興味を持つ人はきっと少ないのだろうな。
顔がよく見えなかったので反対側から。
冬芽に掛けた脚がかわいい!
幼虫は毎冬探しているのだが、成虫はまだ一度も出会ったことが無い。
是非成長した姿を見ておかなければである。
キマエアオシャク0217-2.JPG



















この時期に紅葉?なんて、冬でも葉を落とさないのは「ヤマコウバシ」だ。
冬に葉が落ちない事から受験生のお守りにもなっているそうな。
クスノキの仲間だけあって、葉を揉むと爽やかな香り。
間もなくこの葉も落ちて、新芽が成長していくことだろう。
ヤマコウバシ0217.JPG





























2022年2月17日 カメムシ目ミミズク科 コミミズク、チョウ目シャクガ科 キマエアオシャク、クスノキ目クスノキ科 ヤマコウバシ

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