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虫目で歩けば 2022 [季節]

昨日は絵本作家のIさんとfieldへ。
コロナの感染拡大でボランティアさんたちに手入れをしていただいている雑木林がここ数年閉鎖されたままなので、観察場所がすっかり減ってしまった。
それでも谷戸を歩いていると、Iさんの虫目で今まで気付かなかったものを見ることが出来た。

低いコナラの枝に産み付けられていた「ヤママユ」と思われる卵。
近くのコミミズクは観察中だったのだがここに卵があったとは・・・。
ヤママユ0119.JPG



















雑木林の入り口の「キノカワガ」を紹介すると、ここにもいるよと。
頭より高い場所にもう1頭いた。
ん~、これにも気付かなかった。
キノカワガ0119.JPG



















ウラギンシジミの越冬をご案内したところ、すぐ近くに「マメイタイセキグモ」の卵嚢を見つけていただいた。
マメイタは粘球の付いた糸を投げ縄のように振って獲物を捕らえるナゲナワグモの仲間で、過去に他の谷戸で成体を見つけているがここにもいたとは。
上の二つは穴が開いているので既に幼体が出たと思われ、下のものは穴が見られないのでまだ中にいる可能性がある。幼体が卵嚢の中で越冬するのかはこれから調べてみようと思う。
ともあれ今年はここでマメイタが見られることを期待したい!

それにしてもまだまだ虫目の修行が足りないが、今の目の状態では今以上に上達するのは難しい・・・。
あと10年若ければ、な~んて思うのであった。
マメイタイセキグモ卵嚢0119.JPG



















2022年1月19日 東京都 チョウ目ヤママユガ科 ヤママユ、コブガ科 キノカワガ、クモ目 コガネグモ科 マメイタイセキグモ

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