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越冬ウラギンシジミ 落ちた [チョウ目]

今日は午前中は陽射しが暖かかったが、午後から雲が出て北風が強く吹いて寒かった。
あの越冬ウラギンシジミがどうだか気になって見に行った。
ネズミモチの葉裏を見るとあれ!
12月31日には4頭いたはずが3頭しかいない。
ウラギンシジミ0118-1.JPG



















暖かい時に飛んで越冬場所を変えたかと思いながらもひょっとしてと下を見ると、落ち葉の上に白いものが。
ウラギンシジミ0118-2.JPG





























近付いてよく見るとウラギンシジミだった。
日曜日にはみな揃っていたので日曜日の夕方から今日の昼までの間に力尽きたようだ。
ウラギンシジミ0118-3.JPG



















拾い上げるとまだ生きているかのようで、ひょっとしてと息を吹きかけたり温めて見たが残念ながらピクリとも動かなかった。翅表を見るとオレンジ色のオスだった。

最初に見つけた時には5頭いたのが今は3頭になってしまった。
春まで無事に越冬できるか、見守りたい。
やはり自然は厳しい・・・
ウラギンシジミ0118-4.JPG



















2021年1月18日 チョウ目シジミチョウ科 ウラギンシジミ

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このところの冬鳥たち [鳥類]

昨年末はよく見かけた「リュウキュウサンショウクイ」だが年が明けてすっかり出会う機会に恵まれないでいる。
エナガやメジロの群れの中にいた見返り美人?美男?
リュウキュウサンショウクイ1227.JPG



















畑と林縁を行き来していた「ジョウビタキ」のメス。
間違いなく見返り美人だ!
この後、ここでは見られない。
どこへ行ったか?
ジョウビタキ0108.JPG



















今日も草の上で餌を探していた「タヒバリ」。
お尻フリフリの仕草はやはりセキレイの仲間。
タヒバリ0115.JPG



















林縁の足元から飛び立ったのはタヒバリそっくりさんの「ビンズイ」。
どちらかというと見られる頻度はビンズイの方が多いので、ここではタヒバリがビンズイのそっくりさんと言ったほうが良いのかもしれない。
こちらもセキレイの仲間でお尻フリフリ似ているが、目の後ろの白斑で見分けられる。
だが裸眼で見るとそこがなかなかわからないので、双眼鏡やカメラで撮って画像を確認しなければなのだ。
fieldではタヒバリは1羽でいることが多く、ビンズイは数羽の群れでいることが多いのが見分けの第1歩にしている。

この冬はいつもたくさん見られるツグミやシメがとても少なく、今日初めてと思うくらいに3羽のツグミが地面で餌を探していた。イカルも数回見かけただけだ。
このままだと寂しい冬になりそうな・・・
ビンズイ0115.JPG



















2021-22年 東京都 スズメ目サンショウクイ科 亜種リュウキュウサンショウクイ、ヒタキ科 ジョウビタキ、セキレイ科 タヒバリ、ビンズイ

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クヌギの幹にキノカワガ [チョウ目]

仕事中、雑木林で同僚が見つけた「キノカワガ」。
ここは日頃丹念に探していた場所なのだが、見落としていた・・・
後日、休みの日に撮りに行った。
キノカワガ0113-1.JPG



















目線より下の位置にとまっていたので今まで気付かなかったか。
ちょっと悔しいなぁ!
キノカワガ0113-2.JPG



















樹皮や付着した苔類にそっくりの色と質感はさすが森の忍者。
樹皮の裂け目を模した腹部に沿ったV字の翅の黒い筋が見つける手立ての一つだが、無い個体もいるのでまさに目を皿のようにしなければ。
ただ、このあと同僚が観察会で子供たちに探してもらったら、皆あっという間に見つけてしまったそうだ。
キノカワガ0113-3.JPG





























2022年1月13日 東京都 チョウ目コブガ科 キノカワガ

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コミミズク幼虫がなる木 [カメムシ目]

昨日、健康診断で久しぶりに街へ。
普段家と職場、途中のスーパーやコンビニしか行かないので新鮮だが、オミクロン株の拡大でビビりモード。
途中、家電量販店をちょっと覗いただけで帰ってきた。
今日東京では一気に3000人を超える感染になりびっくりだ。

午後から風が強いとの予報で午前中にfieldへ向かい谷戸を一回り。
この冬、見ていなかったコナラの実生の枝先を丹念に見ていると、褐色型の「コミミズク」の幼虫が見つかった。
コミミズク0113-1.JPG



















緑色型がいないかと他の枝を探していると、二股に分かれた枝の根元に3頭も!
褐色と少し緑が入った褐色、そして緑色だ。

今まで成虫を見たのはそれほど多くは無いが、皆褐色で緑色のものは見たことが無い。
幼虫時代緑色でも成虫になると褐色になるのだろうか?
緑色型の成虫はいないのだろうか?
コミミズク0113-2.JPG



















何やら長いのがいるなとよく見ると、2頭がくっついていた。
後にいるものの頭の先が前の個体のお尻の下に隠れて何とか目が出ている状態だった。
見えているからいいのか?
別に仲がいいわけではないのだろうな。
コミミズク0113-3.JPG



















このすぐ上に目をやると、さらに2頭もいた。
一体いくついるのかと探すと、この実生で20頭ほどが見つかった。
こんなにたくさんいるとは・・・。
まさに、コミミズク幼虫のなる木だった!
コミミズク0113-4.JPG



















2022年1月13日 東京都 カメムシ目ミミズク科 コミミズク

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今日のモズのはやにえは どぜう! [鳥類]

今年は例年に比べて谷戸でモズを見かける機会が少ないように感じる。
あの甲高い声もあまり聞かれない。
毎年はやにえが見られるウメの枝でも今シーズンはイナゴを2回見ただけだ。

はやにえが見られる場所はおおむね決まっているのでそこを重点的に探してみると、今日久しぶりに見つけた。
シルエットからてっきりカナヘビの幼体かと思ったが、一緒にいた同僚がドジョウではと。
メガネをかけてよく見ると、確かにドジョウ!

魚のはやにえは今までnetで見たことはあったのだが、fieldで見るのは初めてでびっくり。
まだ干からびてはいないので古いものではないようだった。
モズのはやにえ0109.JPG



















2022年1月9日 東京都 スズメ目モズ科 モズ、コイ目ドジョウ科 ドジョウ

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ミヤマカメムシの一種 [カメムシ目]

昨年末にクヌギの木でクヌギカメムシの卵塊を探していたら、何やら小さな虫がでこぼこの幹の上を歩いていた。
越冬場所を探しているようだった。
ファインダー越しで見ると小さなカメムシだが、よく見えなかったのでとりあえずコンデジで撮っておいた。
帰って調べると今まで出会ったことが無い「ミヤマカメムシ」の一種のようだ。
名の通り山地性のカメムシだが、低地や丘陵地ではそっくりさんがいるらしいので一種とした。
名前を調べる際におおっこれだ!と思っても、似た種がいないかの確認はおろそかにできないものだ。
ミヤマカメムシの一種.JPG

















2021年12月7日 東京都 カメムシ目カメムシ科 ミヤマカメムシの一種

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雪が降った! [季節]

昨日、午後から降り始めた雪は今朝見ると積もっていた。
昼前には陽の当たる場所では溶けてしまった。
雪0107.JPG



















芝生に積もった雪の上で餌を啄んでいた「カシラダカ」の群れ。
何を食べているのだろう?
カシラダカ0107.JPG



















既に雪が解けた草の上には「タヒバリ」がいた。
例年、今の時期1羽で寂しくいるのを見かけていたが、今日は3羽で餌を探していた。
一瞬、ビンズイと思ったがよく見ると目の後ろの白斑が無いのでタヒバリだった。
タヒバリ0107.JPG



















赤い実をたわわにつけていた「クロガネモチ」。
様々な実が鳥たちに食べられたりして無くなっていく中で、まだこんなにあるということはまだ食べごろではないのだろう。
クロガネモチ0107.JPG



















林内の道はまだ雪が残り積もった雪の重みでササが頭を垂れていた。
雪0107-1.JPG



















見上げた枝先には「アオジ」の小さな群れ。
近付いても逃げなかったのは、だいぶ人に慣れてきたからだろうか?
アオジ0107.JPG



















2022年1月7日 東京都 スズメ目ホオジロ科 カシラダカ、セキレイ科 タヒバリ、モチノキ目モチノキ科 クロガネモチ、スズメ目ホオジロ科 アオジ

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今頃フユシャクたちは・・・ [チョウ目]

今日の関東は数年ぶりの降雪。
一日中気温が低く寒い一日となった。
こんな雪の積もる寒い夜でもフユシャクたちは活動しているのだろうなぁ

とにかく寒さに弱いので、毎冬今年こそはと思いながら夜の観察に出かけられないでいる。
なのでかなり昔に撮った写真から。

サクラの幹の「イチモジフユナミシャク」のオス。
翅を立てているとあなたは誰?である。
イチモジフユナミシャク1.JPG



















メスの翅の淡い青色は幹の地衣類を模しているのか。
今シーズンはまだ見つけられないでいる。
イチモジフユナミシャク2.JPG



















こちらは「ウスバフユシャク」のオス。
左の翅先に何かが・・・。
ウスバフユシャク1.JPG



















横から見るとラブラブだった♡
オスは長い翅でメスを覆って二人だけの空間を!
敵にメスの存在を知られぬようにという配慮なのだろう。
いやいや、なかなか紳士である。
こんな寒い冬でも鳥やクモやサシガメなど危険は尽きない。
ウスバフユシャク2.JPG





























2011,2013年 東京都 チョウ目シャクガ科 イチモジフユナミシャク、ウスバフユシャク

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ルリコかと思いきやルリオだった [鳥類]

林縁の枝から枝へ何かが飛んだ。
何の鳥かと目を凝らすと、おおっ!ルリコ!
後姿がなかなか愛らしい(*'▽')
ルリビタキ0104-1.JPG



















お尻も何てチャーミングなの!
ルリビタキ0104-2.JPG



















振り返ると、ん~、目の上の白い眉斑、背中の青さ、君は若いルリオではないか!
ルリコと若いルリオはとてもややこしい。
ルリビタキ0104-3.JPG



















2022年1月4日 東京都 スズメ目ヒタキ科 ルリビタキ

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昨年末のフユシャクたち [チョウ目]

2021年12月末に出会ったフユシャクのオスたち。

21日が初見の「イチモジフユナミシャク」。
3日後も数か所で見かけた。
とあるトイレの壁で。
イチモジフユナミシャク1224-1.JPG



















こちらは灯りのある職場玄関の壁に。
同じ種でも外横線(前翅下側の太い線)から下部の色が濃い個体。
イチモジフユナミシャク1224-2.JPG



















同日、1枚目と同じトイレの壁にいた「チャバネフユエダシャク」のオス。
初見は11月30日だが、年を越してもまだ見られる種だ。
チャバネフユエダシャク1224.JPG



















今シーズン初見7種目は「クロテンフユシャク」のオスだった。
ウスバフユシャクによく似ていて外横線が翅の縁近くでくの字に曲がるのが特徴だが、ん~と悩む曲がり方。
えいやっ!とクロテンにしたがどうだろうか?
クロテンならば例年に比べこちらでの観察時期としては早いのだが。
クロテンフユシャク1224.JPG





























翌日、職場の入り口風除室のガラスにとまっていた今シーズン初見8種目順当な「ナミスジフユナミシャク」のオス。
今日あげた種のメスは、まだどの種も出会っておらずやばいなぁ・・・。
ナミスジフユナミシャク1225.JPG



















2021年12月24、25日 チョウ目シャクガ科 イチモジフユナミシャク、チャバネフユエダシャク、クロテンフユシャク、ナミスジフユナミシャク

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