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クヌギカメムシ産卵する [カメムシ目]

昨日クヌギカメムシの卵塊のあったクヌギを見ると、アリが作ったアーケードの下でクヌギカメムシのメスが産卵中だった。
よく見る卵塊は緑色だが、産み付けられたばかりのものは赤色だった。
時間が経って色が変わるのだろう。
今日見たら、母虫はおらず卵塊もこの写真に写っているほど。
今年、卵塊の数は結構あるが、みなその大きさは小さいように思われた。
クヌギカメムシ1213.JPG



















2021年12月14日 東京都 カメムシ目クヌギカメムシ科 クヌギカメムシ

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トイレの壁にカシワキボシキリガ [チョウ目]

以前よく蛾が集まっていたトイレだが、夜中に点灯しなくなってすっかり居残り蛾がいなくなってしまった。
それでもたまに何かいないかと立ち寄ってみる。
今日も灯り周りを見るが全くいない。
しつこくトイレの壁を見て回ると、西側の壁にいくつもの蛾が張り付いていた。
カシワキボシキリガ1213-1.JPG






















何でこの1面だけにと考えたら、この対面に住宅がありその灯りに照らされた壁に来たのではないかと推察した。
全部で4個体。
全て撮って帰ってよく見ると、どうやら全部「カシワキボシキリガ」のようだ。
10-12月に発生し成虫越冬で、翌年春ごろまで見られるようだ。
幼虫の食樹はブナ科。
カシワキボシキリガ1213-2.JPG






















今の時期にfieldでもよく見られる蛾だ。

もう10年近く使ってきたコンデジだが、たまにホワイトバランスがおかしくなりこの写真3枚とも真っ青に写っていた。なのでかなり補正したがしきれず残念(T_T)
カシワキボシキリガ1213-3.JPG






















2021年 東京都 チョウ目ヤガ科 カシワキボシキリガ

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今日のモズのはやにえは? [鳥類]

さて、今日もいるのだろうかとワクワクして定点観察!
あのクヌギの「キノカワガ」はいるだろうか?
さんざん探してあぁ、いない。
暖かいのでどこかにいったかと思ったら探していたのは隣の木だった。
ようやく見つけたが、だいぶ下に移動していた。
キノカワガ1212.JPG






















では、あのウラギン軍団はどうだろうかと見に行った。
こちらは1本しかないネズミモチの木なので間違いようがない。
葉裏に白いものが見えて、ヨシヨシ、いるいる。
5頭が揃って変わらずだ。
ウラギンシジミ1212.JPG






















今年はいつもの谷戸に居残っているモズが少ないようだ。
なのではやにえもあまり見つからない。
マユミの木を見ていると偶然見つけた「モズ」のはやにえ。
初冬になって赤く色付いた「コバネイナゴ」が今回の獲物だった。
枝に刺されてかろうじて頭と胴体がつながっていたが、よく見ると口元はまだみずみずしかったので古いものではなさそうだ。
モズのはやにえ1212.JPG






















2021年12月12日 東京都 チョウ目コブガ科 キノカワガ、シジミチョウ科 ウラギンシジミ

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冬の観察対象 [季節]

冬枯れの谷戸でさて何をどこを探そうかと考えた時に、思いつくのはやはり越冬している虫を探すしやすい木の幹や枝先。
そんな枝先で毎年探すものの1つが「イラガ」の繭だ。
奇麗な楕円形で表面には白と茶色の模様がある。
この模様は同じものが2つと無い個体それぞれのオリジナル。
なので見付けたら写真を撮っている。
様々な模様のコレクションとして面白い被写体だ。
イラガ1203.JPG



















樹上性のカマキリ、「ハラビロカマキリ」の卵鞘も幹や枝先で見つかる。
近年fieldに侵入してきた外来種のムネアカハラビロカマキリの卵鞘は在来のハラビロとは異なる独特の形状なので、
ムネアカを駆逐するうえでもこの種の卵鞘の観察は今では重要だ。
ハラビロカマキリ1203.JPG



















真冬に草地のススキやオギなどの茎で「オオカマキリ」の卵鞘を探しているが、まずそれらの根元は探さないできた。ススキやオギの茎を見て無いなぁ、今年は少ないなどと思っていたが、昆虫写真家の新開孝さんのblogでススキの込み入った根本に産んでいる事が書かれていて目から鱗。
そんな場所に産んでいるとは思いもしなかったので、早速職場近くの刈られたススキの株を見て回ると早速見つかった。
なるほど、こんなところも観察のポイントなんだと気付かされたのだった。
オオカマキリ1107.JPG



















2021年11月7日、12月3日 東京都 チョウ目イラガ科 イラガ、カマキリ目カマキリ科 ハラビロカマキリ、オオカマキリ

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越冬中のオオムラサキ幼虫 [チョウ目]

ある谷戸の大きなエノキの根元で落ち葉の神経衰弱をしてみた。
数枚葉を裏返すとターゲットをビンゴ!

葉裏にいたのは「オオムラサキ」の幼虫だ。
オオムラサキ1210-1.JPG



















あまり時間が無く出てきたのはこの1個体のみで、ゴマダラチョウやアカボシゴマダラは見つからなかった。
また、時間のある時にチャレンジしたい!
来夏も大きな羽音が聞かれるといいなぁ!!
オオムラサキ1210-2.JPG



















2021年12月10日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 オオムラサキ

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クロオビフユナミシャクのオス他色々 [季節]

トイレを見回っているとあちこちに「クロオビフユナミシャク」のオスがいた。
そろそろピークかな?
ナミシャクならではの翅の波模様が美しい。
今シーズンまだメスは見ていない・・・。
クロオビフユナミシャク1206.JPG



















すぐそばにフユシャクではなくメスに翅がある「ナカオビアキナミシャク」がいた。
名に秋と付くが初冬まで見られる。
ナカオビアキナミシャク1206.JPG



















職場のLEDの灯りに来ていたのはオレンジ色が奇麗な「カシワオビキリガ」だった。
見た覚えがあっても名前が出てこずだが、似た種がいるので注意が必要。
LEDの灯りにも僅かだが飛んでくるようだ。
カシワオビキリガ1204.JPG



















昨日は休みだったが、残念ながら雨で過去に撮った写真の整理。
今日は山で仕事。
この尾根に一日いると本当に寒くて体が冷え切った。
どんな仕事もたいへんだ。
山1209.JPG



















昨日整理した写真の中から。
田んぼ脇の小川に小さな可愛い手形が。
子供が遊んだか?
周りには他に足跡も無く、こんな小川の泥で一人で遊ぶ小さな子供はいない。
きっと「アライグマ」の足跡。
そういえばもう10年ほど前だろうか。朝起きて朝食のテーブルについてふと手首を見るとこんな手形がくっきりと付いていて皆で驚いたのをこれを見て思い出したのだった。
アライグマ0921.JPG



















草にとまった色鮮やかな「モンキチョウ」が奇麗だなぁと何気にカメラを向けた。
その時は気付かなかったが、写真を見ると蛹殻が写っていた。
羽化したばかり、どうりで目を引く美しさだった。
キタキチョウの蛹はよく見かけるが、モンキチョウの蛹は見たことが無い。
一体どこで蛹化するのか、いつか見てみたい!
モンキチョウ1020.JPG



















2020年10月20日 2021年12月4、6日 9月21日 東京都 チョウ目シャクガ科 クロオビフユナミシャク、ナカオビアキナミシャク、ヤガ科 カシワオビキリガ、シロチョウ科 モンキチョウ

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木の幹で虫探し [季節]

虫の姿が見られなくなってきたので、何かいないか木の幹を探して歩いた。
一番手っ取り早いのは樹名板の後ろ。
アカマツの樹名板裏には日本三大テントウの一つ「カメノコテントウ」がいた。
この木の後ろにカメノコテントウの餌となるクルミハムシが付くオニグルミがあり、毎冬ここで越冬する姿が見られるのだ。
カメノコテントウ1207.JPG



















先日クヌギカメムシの卵塊があったクヌギで大きなお腹のメスを見つけた。
気門が黒いのでご本家「クヌギカメムシ」だ。
以前見た時は卵塊が3つほどしかなかったが、この日10個近くが見つかった。
まだまだ増えそう。
クヌギカメムシ1207.JPG



















隣のクヌギを見ているとちょっと黒っぽいものが目に入りクモか何かか?
と眼鏡をかけると、このところずっと探していた「キノカワガ」で思わずおっ!と声が出た。
この木の幹では色がちょっと目立つものの、くぼみにうまくはまっていて翅の模様は樹皮そっくり。
さていつまで動かずここにいるか、楽しみが一つ増えて嬉しい!
キノカワガ1207.JPG



















木の上から「エナガ」の声が賑やかに聞こえ見上げると群れで移動中だった。
小さい体に長い尾がかわいいが、顔先に付いた小さな嘴がまたたまらなく愛らしい。
少し前に撮った写真から。
エナガ1202-1.JPG



















2021年12月2、7日 東京都 コウチュウ目テントウムシ科 カメノコテントウ、カメムシ目クヌギカメムシ科 クヌギカメムシ、チョウ目コブガ科 キノカワガ、スズメ目エナガ科 エナガ

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そろそろ・・・ [季節]

マユミの枝先の産んだ卵に寄り添う「ミノウスバ」のメスはもうどれくらい前からここにいるだろうか。
見るたびに触角を触ると動くので、ああっ、まだ生きているなぁと。
ミノウスバ1203.JPG



















田んぼ周りにはまだたくさんの「アキアカネ」たちが元気に飛び回っている。
縄張り争い?で追いかけあうオスたちもあちこちに。
来年は越冬したフユアカネに出会えるだろうか?
アキアカネ1203.JPG



















歩いていると脇から飛び立ったオレンジ色のチョウはキタテハかと思ったが、再び戻ってきたのを見ると翅に傷みの無い奇麗な「ツマグロヒョウモン」のオスだった。


どれもみな成虫で越冬は出来ないので、あと少しの命。
きっと悔いのない充実した日々を送るのだろうな。
ツマグロヒョウモン1203.JPG



















2021年12月3日 東京都 チョウ目マダラガ科 ミノウスバ、トンボ目トンボ科 アキアカネ、チョウ目タテハチョウ科 ツマグロヒョウモン

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ヤツデの葉陰からこっそりと [カマキリ目]

林縁で先月からあちこちで花を咲かせている「ウグイスカグラ」。
花期はウグイスが囀る春なのだが、例年この頃からちょこちょこと花を咲かせる。
ウグイスカグラ1203.JPG





























虫食いのヤツデの葉陰に虫の気配が・・・。
そっと近づくと何かがこちらをこっそり見ていた。
なんか可愛い!
ハラビロカマキリ1203-1.JPG



















さらに近付くと見付かったかと開き直ったか、観念したか、その姿を現した。
その正体は「ハラビロカマキリ」だった。
ハラビロカマキリ1203-2.JPG



















このあと確認したらお腹の大きなメス。
いよいよ朝夕の冷え込みは厳しく、まだ暖かい昼間のうちにサッサと産んでしまえばよいのにと思うのだが。
お腹の大きなメスが寒さで死んでいる光景を見ることがある。
産むスイッチはいったい何なのだろうか?

今日も4匹のお腹の大きなハラビロカマキリのメスに出会った・・・。
無事に命を繋いでくれると良いのだが!
ハラビロカマキリ1203-3.JPG



















2021年12月3日 東京都 カマキリ目カマキリ科 ハラビロカマキリ

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冬の定番 コナラの枝にコミミズクの幼虫 [カメムシ目]

一昨日から休みで1日目は家事をしてその後は家でぐったり、2日目は空を見上げるバイトで久しぶりのハイタカを、そして今日はカメラ3台、フルサイズ・APS-C・ミラーレスをもってfieldへ。

コナラは見事に黄金色に輝いていたが、早くに黄葉していたクヌギは落葉し先週美しかったアカシデ、アオハダ、ヤマコウバシは葉が縮れたり落ちてしまっていた。
さて、いつが見頃と言えばいいか?
見る人の思い次第なのだろう・・・。
黄葉1203-1.JPG



















陽射しが暖かく、ネルシャツにフリースでちょうどよい気候だった。
黄葉1203-2.JPG



















葉が色付いたコナラの枝先をいくつも見て回り、ようやく林縁のこのコナラの目の高さの細い枝先で見つけた。コナラ1203.JPG




















例年見るより小さく色が濃い「コミミズク」の幼虫だ。
毎年この時期姿が見られて楽しみにしていたコナラの実生が切られてしまったのであちこち探しまくりようやく。
コミミズク1203-1.JPG



















枝と体の色が異なることで目に付いた。
コミミズク1203-2.JPG



















すぐ近くの枝にもう1つ、大きさや色もほぼ同じなので兄弟だろうか?
来年春まで継続観察しよう!
コミミズク1203-3.JPG



















すぐ脇のコナラの幹で小さなとっくりがあった。
大きさは直径1cmほどととても小さい。
どんなハチが作ったのか?ハチではないのだろうか?
とっくり1203.JPG



















2021年12月3日 東京都 カメムシ目ヨコバイ科 コミミズク

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