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オニグルミの枝先で [季節]

久しぶりにfieldのオニグルミをじっくり見てみた。
葉裏の葉脈が削られ黒くなっているので奴がいるかと探していると、食痕のたくさんある枝で見つけた大きさ3㎝弱の「オオミズアオ」の幼虫。
オオミズアオは東京都レッドリスト2010ではこの地域で絶滅危惧Ⅱ類だったが、今回2020の改定でリストから外れてしまった。
オオミズアオ0703.JPG



















葉脈を削ったしわざの主もほどなく見つかった。
鮮やかな黄色が特徴の「オニグルミノキモンカミキリ」だ。
大きさは1cm弱。
オニグルミノキモンカミキリ0703-1.JPG



















こちらは前回、今回ともレッドリストには指定されていないが、オニグルミに依存する生態からこの木が無くなれば必然的にこの種も見られなくなることになる。
オニグルミ自体は実の採取などから都心近郊でも比較的植樹されているところもあるのだろうが、どれほど存在しているのか知りたいところだ。
オニグルミノキモンカミキリ0703-2.JPG
















梅雨本番の雨であちこちで鮮やかなオレンジ色の「ツノマタタケ」が発生している。
雨が続くと気分が塞ぎがちになるが、この色を見ると少し元気をいただいた気がする。

今日は静岡県の伊豆で土石流が発生し、家が流され亡くなった方、行方不明になった方々が出ているようだ。
このところ毎年のようにあちこちで同じような被害が起こって心が痛む。
コロナ禍での避難は心配もあるが命あっての事なので、今まで被害がなかったから大丈夫などと思わずに早めの行動が大事だと、このところの何が起こってもおかしくない異常気象から学ばなければならない。
ツノマタタケ0703.JPG



















2021年7月3日 東京都 チョウ目ヤママユガ科 オオミズアオ、コウチュウ目カミキリムシ科 オニグルミノキモンカミキリ、アカキクラゲ目アカキクラゲ科 ツノマタタケ

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