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モクモクの雲 [自然]

梅雨明け前、空を気にしながら仕事をしていた。
上空に寒気がある中で気温が上がると温められて上昇した空気と反応して、午後から急な雷雨があるからだ。
こんなモクモクの積乱雲が現れると要注意だった。
雲0715-1.JPG



















あちこちの雲を見ているなかで、積乱雲の上をうっすらと綿あめのような雲が覆っていた。
雲0715-2.JPG



















この雲を続けて見ているとさらに全体に綿あめが覆って行った。
いったいどういう現象なのだろうか?
雲を見ているとその変化に時間を忘れて見入ってしまう。
雲0715-3.JPG



















梅雨が明けると暑い日が続き雨が降らなくなった。
畑では水道水を散布していた。
朝から夕方までずっとなので、水道代がいったいどれほどかかるのだろうかと余計なお世話だが心配してしまった。
畑の水まき0720.JPG



















2021年7月15.20日 埼玉県(丘陵外)

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fieldで初めて見た トラフカミキリ [コウチュウ目]

広場にあるクワの大きな木が以前から根元近くに樹液を出している。
あまり虫は集まっていなかったのだが、昨日同僚がスズメバチがいると。
ここは子供たちも遊びに来るのでそれはまずいなぁと近寄ると、んん、トラカミキリの仲間では。
よく見るとそれも丘陵のfieldでは初めて見る「トラフカミキリ」だった。
トラフカミキリ0716-1.JPG



















トラフカミキリはこの仲間では最大級のオオトラカミキリに次ぐ2cm前後もある大きさでクワの木に集まる。
東京都のレッドデータブック2020では、この地域で準絶滅危惧に指定されている希少種だ。
6頭ほどいてあちこちで交尾が行われていた。
トラフカミキリ0716-2.JPG



















それにしてもやはり実物はでかくてカッコイイ!
まさにスズメバチのような模様と動きでスズメバチに見紛うのもうなずける。
今日もいたので一眼で撮影しようと、1頭捕獲して持ち帰る途中に逃げられてしまった。
10年少しの間出会うことが無かったが、さて次はいつ?
トラフカミキリ0716-4.JPG



















2021年7月16日 東京都 コウチュウ目カミキリムシ科 トラフカミキリ

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東京のトンボのバイブル本 新刊「東京都のトンボ」のご紹介 [本]

昨年fieldの湿地にしゃがみこんで熱心に何かを撮影している方がいた。
何を撮っているんだろうと話を伺ってみると、確かハラビロトンボの交尾だったと思う。
お互い自己紹介をして聞いたお名前に覚えがあった。
昆虫写真家でトンボの図鑑をいくつも出されている尾園暁さんのblog「湘南むし日記」にたびたび登場する、尾園さんがトンボの大先輩と慕っておられるあの喜多さんだった。

そんな話やトンボの話をしていると今東京のトンボの本を執筆中との事で、その後個人的に把握しているfieldのトンボ情報を提供させていただいた。

そしていよいよ待ちに待った「東京都のトンボ」が7月26日にいかだ社から発売されるとご連絡をいただいた。
さっそく届いた本を拝見させていただいたが、東京都さらに区部にもまだこんな種がいるのか、こんな種が過去にいたのかなど奇麗な写真と詳しい解説で紹介されている。
初心者にもわかりやすいトンボのイロハからトンボ好きにも読みごたえのある情報も満載。
是非お手元に、おすすめの1冊だ。

「いかだ社 東京都のトンボ」喜多英人編著、須田真一監修
東京都のトンボ.JPG



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奇麗なアカハナカミキリ [コウチュウ目]

クワの葉だったか、葉裏に小さな蛾の陰。
ハマキガの仲間で翅を開いた大きさは2cm弱の「リンゴカクモンハマキ」。
幼虫はクワ科も含めてかなり何でも食べるようだ。
リンゴカクモンハマキ0711.JPG



















今年初めて見つけた赤が鮮やかな「アカハナカミキリ」。
このスタイルと色がなかなかいい!奇麗なカミキリムシだ。
アカハナカミキリ0711.JPG



















小さな池のほとりのオギの葉にブタ鼻の「シロオビトリノフンダマシ」のメスがいた。
このクモを見ると夏だなぁと思う!
今年は仲間あと2種見られるだろうか。
シロオビトリノフンダマシ0711.JPG



















今日は1回目のワクチン接種に行って来た。
11時頃の接種だったが数時間後には腕を動かすと痛み出し、一時足の関節痛と倦怠感が出た。
今は腕の痛みのみで楽になった。
急で予定していなかった接種なので明日は仕事。
軽く飲んで早めに寝ることとしよう!←もう2杯目飲んでいる(笑

2021年7月11日 東京都 チョウ目ハマキガ科 リンゴカクモンハマキ、コウチュウ目カミキリムシ科 アカハナカミキリ、クモ目コガネグモ科 シロオビトリノフンダマシ

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マイマイガとコシロシタバ [チョウ目]

少し前から林縁をくるくる舞いながら高速で飛んでいる茶色い蛾を目にするようになって来た。
正体は「マイマイガ」。この飛んでいる様から名が付いたとも言われている。
飛んでいるのはオスで大きな触角でメスのフェロモンを探しているのだろう。
マイマイガは飛び続けてなかなか止まってくれないのだが、珍しく止まったので抜き足差し足で近づいた。
マイマイガ0711-1.JPG



















この蛾をインターネットで検索すると各自治体の大量発生の記事が多く出てくる。
5年以上前だったか確かに大量発生し幼虫、成虫のオスメスがあちこちで見られた年が数年あったが、それ以来じっくり見るのは久しぶりだ。
マイマイガ0711-2.JPG



















林縁のコナラにとまっていたのはこれから多く見られるだろう「コシロシタバ」。
ヤガ科のシタバガ亜科に属し、後翅が美しい人気のある仲間だ。
名前の通り後翅は白いがなかなか開いてくれず、この時も飛んだ時に白いのを確認した。
コシロシタバ0711-1.JPG



















幼虫はブナ科の葉を食べここではこれからの時期普通によく見られる種だが、環境省、東京都共にレッドリストでは準絶滅危惧に指定される希少種だ。
普通に見られたり少なかったりは、地域的なものがあるのだろうか?
コシロシタバ0711-2.JPG
















2021年7月11日 東京都 チョウ目ドクガ科 マイマイガ、ヤガ科 コシロシタバ

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カマドウマの仲間 モリズミウマ? [バッタ目]

今日も午前中は晴れていたが午後から曇り夕方からはもの凄い雷雨となった。
不安定な天候が続きそうだ。

先日、くらい雑木林を歩いていて見つけた「キツネノハナガサ」。
大好きなキノコで色と透明感が儚くて神秘的で素晴らしく美しい!
名前もこの雰囲気にピッタリ。
キツネノハナガサ0710.JPG



















そんな足元から何かがぴょんと飛んだ。
アズマヒキガエル?と着地地点に目を凝らすとカマドウマの仲間だった。
ここで今まで見たのはカマドウマとマダラカマドウマだが、なんだかちょっと違う感じ。
モリズミウマ0710.JPG



















この仲間は色々いて厄介なので今まで深入りしなかったのだが、誰だか知りたくなってバッタ・コオロギ・キリギリス生態図鑑で調べてみた。
この辺りいる種は上記2種以外にはモリズミウマ、クラズミウマ、コノシタウマのようで識別点はモリズミウマが後脚脛節の背面の棘列がすべて同じ大きさで、他2種は4~5本の短い棘列と1本の長い棘の繰り返しパターンのようだ。そこで写真を拡大してみると、同じ大きさの短い棘が並んでいるので「モリズミウマ」のよう。
森に棲む馬という命名なのだろう。
後脚脛節の棘は意識していなかったので、次に会った時はここを重点的に撮るようにしたい。
モリズミウマ0710-1.JPG



















2021年7月10日 東京都 ハラタケ目ハラタケ科 キツネノハナガサ、バッタ目カマドウマ科 モリズミウマ

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月刊むし7月号 狭山丘陵のムネアカハラビロカマキリ [本]

月刊むし7月号に職場の「都立狭山公園で確認したムネアカハラビロカマキリの生息状況と対策の取り組み」の投稿が掲載されました。
ムネアカの同定や採取するデータ項目などの助言を行いました。
外来種ムネアカハラビロカマキリの対策の参考にしていただければと思います。
月刊むし202107.JPG

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キリギリス 絶好調♪ [バッタ目]

今日は久しぶりに晴れて、午後には気温が30℃を超えた。
雷雨があるかと思ったが降らず、これを書いている今20時ごろ外で雷鳴が聞こえて雨が降ってきた。
昼でなくて良かった・・・。

晴れた草地では「キリギリス」たちが競って鳴いていた。
チョン・ギース、ギース・チョン、図鑑によって表記は様々だが個人的には前者だと思っている。
葉の上でくつろいで日向ぼっこ。
ヒガシキリギリス0710-1.JPG



















ススキの葉上でしきりに鳴いていたオス。
ヒガシキリギリス0710-2.JPG



















撮りやすいように葉を引っ張っても鳴き止まない。
普通は敏感で近づくとすぐに鳴き止んでさっと下草の中に入ってしまうのだが、この個体はなかなかフレンドリーだった。
ヒガシキリギリス0710-3.JPG



















2021年7月10日 東京都 バッタ目キリギリス科 ヒガシキリギリス

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足元で [季節]

田んぼの畔で草の上に小さなバッタがいた。
ヒシバッタの仲間で胸の両側に1対の棘があり長い翅を持っている大きさ2㎝ほどの「トゲヒシバッタ」だ。
ヒシバッタにはたくさんの種があり、この辺りで見られる翅の長いものは他にハネナガヒシバッタ、ニセハネナガヒシバッタ、ヒメヒシバッタなどがいるようだが、棘があるのはこの種だけ。
トゲヒシバッタ0707.JPG



















林縁の地面には交尾中の「オオヒラタシデムシ」。
雑木林の掃除屋さんで、死んだ生き物の死骸を食べてくれる重要な存在だ。
オオヒラタシデムシ0707.JPG



















カラスが樹上で騒ぐので見上げると、「ウワミズザクラ」の実が赤く色付いていた。
見ているとこの実を啄んでいた。
人が食べても美味しいのだろうか?
ウワミズザクラ0707.JPG



















2021年7月7日 埼玉県 バッタ目ヒシバッタ科 トゲヒシバッタ、コウチュウ目シデムシ科 オオヒラタシデムシ、バラ目バラ科 ウワミズザクラ

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田んぼはトンボたちで大賑わい [トンボ目]

小さな谷戸の田んぼ脇で「チダケサシ」が咲いていた。
先のヤマユリと共に夏の始まりを彩る淡いピンク色が美しい花だ。
チダケサシ0707.JPG



















田んぼではトンボたちが縄張りやメスをめぐる争いを繰り広げていた。
ほとんどが「オオシオカラトンボ」で幸運にもメスをゲットできたオスは連なって飛んで、他のオスからの執拗な追い回しに逃げまくりだった。
オオシオカラトンボ0707.JPG





























発生ピークが過ぎたのだろうか?
「シオカラトンボ」は少数派でさんざん探してようやく1カップルを見つけることが出来た。
シオカラトンボ0707.JPG



















田んぼでは葉を伸ばしたイネにセセリチョウが飛んだり止まったりを繰り返していた。
そおっと近づいて撮ってみると「オオチャバネセセリ」だ。
お尻を葉にしきりにくっつけていた。
オオチャバネセセリ0707-1.JPG



















飛んだあとを見ると、あずき色の小さな卵があった。
一枚の葉に1粒産んでまた他の葉へ。
ここの田んぼは農薬を使わないので、無事に育てば夏の後半には再び飛ぶ姿が見られるだろう!
オオチャバネセセリ0707-2.JPG



















2021年7月7日 埼玉県 ユキノシタ目ユキノシタ目 チダケサシ、トンボ目トンボ科 オオシオカラトンボ、シオカラトンボ、チョウ目セセリチョウ科 オオチャバネセセリ

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