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ハチに擬態 スカシバガの仲間 [チョウ目]

数日前、林縁の葉上にとまっていたハチ?
眼鏡が無くてもこれはちょっとハチでは無いなぁと気付いた。
虫を見てきている人ならきっとすぐにわかるだろうが、そうでない人はどう思うだろうか?
黒と黄色の模様からハチだと思う人は多いのだろう。

これは翅が透明でハチに擬態しているといわれるガの1種、スカシバガ科の仲間の「コスカシバ」。
幼虫はモモ、ウメ、スモモなどの木を食害し農業害虫とされている。
コスカシバ0621.JPG



















こちらは林縁の重なり合った葉の下にいた「モモブトスカシバ」。
上手く隠れたつもりだろうが、そうは問屋が卸さない。
コスカシバとは止まっている姿が全く異なるが、やはり翅は透明で名前の由来の太い脚をだらりと垂らして飛ぶ
幼虫はアマチャヅルに虫こぶを作る。
モモブトスカシバ0620.JPG



















今日もまた葉上でこの仲間を見つけた。
先のコスカシバより体が太くて、存在感がある。
ヒメアトスカシバ0623-2.JPG



















これはドロバチの仲間に擬態しているとも言われる「ヒメアトスカシバ」。
幼虫はヘクソカズラの茎に虫こぶを作ることで知られている。
あのたまらない臭いのヘクソカズラを食べるとは、なかなか凄い蛾だ!
ヒメアトスカシバ0623-1.JPG



















2021年6月20-23日 東京都 チョウ目スカシバガ科 コスカシバ、モモブトスカシバ、ヒメアトスカシバ

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