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緑、赤銅色に輝く アトボシアオゴミムシ [コウチュウ目]

今日は休みでファンヒーター内に残った灯油をポリタンク内に移すのが面倒臭くて出しっぱなしにしていたファンヒーターをようやく片付けた。まだ加湿器があるが明日は雨が降りそうにないので、この後フィルターを清掃し干して乾燥させ片付ける予定。
毎年この2つを終えれば、我が家は夏を迎える体制が整うのだ。

さて、晴れ間が見えていたので昼から湿地へ行ってみた。
歩いているとアズマネザサの葉上に輝く赤色がちらっと見えた。
おっ!とよく見ると重なった葉の間から頭を出したゴミムシ(オサムシ)の仲間のようだった。
この仲間が今までblogに登場するのは稀。
地表徘徊性で見つけても素早く動いて落ち葉などの下に隠れなかなか写真を撮らせてくれず、捕まえると異臭を放ち手強いのだ。
アトボシアオゴミムシ0617-1.JPG



















今日は葉上にいたのでこれは撮れるのではと期待したのだが、やはり警戒心が強く体を半分出してはすぐ引っ込んだりいきなり葉の先端まで走り再び葉陰に戻るなどと撮る機会を与えてくれない。
アトボシアオゴミムシ0617-2.JPG



















こちらも意地になってきて、何としても撮ると。
我慢比べとなりだんだん立って腰をかがめているのが辛くしゃがんだ瞬間、葉先まで走り少しじっとしていてくれた。
アトボシアオゴミムシ0617-3.JPG



















数枚撮ったもののこれでは体全体が見えず種が特定できない。
そうこうしているうちにまた葉の下に戻っていった。
アトボシアオゴミムシ0617-4.JPG



















ここまでに既に30分近く時間を要しており、いよいよ我慢の限界だった。
立ち上がって葉をめくろうとした瞬間、危険を感じたのだろう下の葉に飛び移って静止した。
止まってくれたのはラッキーで、なるほど、前翅後縁に1対の黄斑と前胸背板側縁形状の腹側への僅かなクビレと同背面に細毛があるので「アトボシアオゴミムシ」でいいだろう。
やはり手強い!
すんなりと撮らせてくれる相手ではなかった。

アトボシアオゴミムシ0617-5.JPG



















2021年6月17日 東京都 コウチュウ目オサムシ科 アトボシアオゴミムシ






















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