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林縁で [季節]

谷戸をぐるりと歩きながら林縁で見つけた虫たち。

どれも普通種だが、その場で名前がわからないものもいる。

葉上で見つけたハマキガの仲間。
形からハマキガとわかるが、さて誰だろう?
蛾屋さんならすぐに名前が出るだろうが、帰って調べて「アトキハマキ」のメスと判明。
名の通り後翅は黄色いそうだがこの状態ではわからない。
そっくりさんに山地性のオオアトキハマキがいる。
アトキハマキ0610.JPG



















クヌギカメムシの仲間がいた。
これも似た3種がいて、腹部の気門が黒ければクヌギカメムシ。
黒くなければ、ヘラクヌギカメムシかサジクヌギカメムシでオスは交尾器で同定可能だがメスは識別不可。
サジはどちらかというと山地性で局所的、丘陵ではほとんどが「ヘラクヌギカメムシ」で良いと思われる。
サジはまだ見たことが無い。
ヘラクヌギカメムシ0610.JPG



















林縁の小川沿いでは「キマダラセセリ」。
セセリチョウの仲間でこの種以外にこの辺りで見られるものにヒメキマダラセセリがいてややこしい。
どちらか特徴を覚えていないので帰って調べた。
おおよそ見当は付くがその場でズバリ言えないのがもどかしくも仕方がないスキルの無さだ。
キマダラセセリ0610.JPG



















ミズヒキの葉上にいたのは大きさ1㎝ほどの「ハリカメムシ」。
ホソハリカメムシにいているが、腹部両端に張り出したクリーム色の部分に黒い横線があるかないかがわかりやすい。さらにヒメハリカメムシというのがいるようでもう勘弁と避けていたが、ちょっとチャレンジだ!
ハリカメムシ0610.JPG



















2021年6月10日 東京都 チョウ目ハマキガ科 アトキハマキ、セセリチョウ科 キマダラセセリ、カメムシ目クヌギカメムシ科 ヘラクヌギカメムシ、ヘリカメムシ科 ハリカメムシ

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