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成虫越冬するタイワンクツワムシ [バッタ目]

宮崎で見た直翅類。
南方系のツユムシの仲間かと期待したが、よく見るとどうやら関東でもおなじみの「サトクダマキモドキ」だろう。
前脚にちょっと赤みがあるが、ヤマクダマキモドキほどでもなさそうだ。
サトクダマキモドキ0929.JPG



















葉を糸で綴った巣を作るのはチョウやガの仲間に多いがこの主は?
コバネコロギス0929-0.JPG



















こちらもmy fieldでも見られる「コバネヒメギス」のしわざだ。
器用に上部の葉を切り糸で綴り合わせた巣はとても印象的だ。
中から出てきたのはお尻の産卵器が可愛いメスだった。
せっかく作った巣を壊して、ごめんごめん!
それにしてもバッタの仲間が糸を吐いて葉を綴るなんて、不・思・議。
コバネコロギス0929.JPG



















ご当地南方種の「タイワンクツワムシ」の幼虫がいた。
この種は関東では見られない。
この時期こんな大きな幼虫なら越冬形態は?
バッタ・コオロギ・キリギリス図鑑で調べてみると成虫越冬。
納得だ。
こちらでも見られるクツワムシは卵越冬なので、一見よく似ているが生態は異なる。
それにしてもいかつい顔つきでちょっと怖い・・・・
タイワンクツワムシ0929.JPG





























2020年9月29日 宮崎県 バッタ目ツユムシ科 サトクダマキモドキ、コロギス科 コバネコロギス、クツワムシ科 タイワンクツワムシ

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