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丘陵にもいた、マメイタイセキグモ [クモ目]

田んぼ沿いのオギが背の高さを超えて伸びている。
そんなオギの葉を見ていると風が吹いて葉が翻った一瞬、葉裏の黒いものが目に入った。
おおっ!何?
ひょっとしたら・・・
マメイタイセキグモ0827-1.JPG





























葉をひっくり返してみると、狭山丘陵では初めて見る「マメイタイセキグモ」だった。
ナゲナワグモ科に属するクモで、夜間に粘り気のある球、粘球の付いた糸を垂らし、回転させて蛾などを誘い近づくと粘球をぶつけて捕食する。
漢字で書くと豆板井関蜘蛛で腹部が駄菓子の豆板に似ている事と発見者の井関氏から名付けられたようだ。
マメイタイセキグモ0827-2_1.jpg



















ごつごつした腹部はとても面白い形をしている。
鳥の糞などに似せているのだろうか?
マメイタイセキグモ0827-3.JPG



















よく見ると頭の上に鬼のような1本の小さな角があった。
クモの大きさが1cm弱なのでその角もとても小さいが、下の写真で見つけられるだろうか。

今まで見たことの無い粘球を振り回すシーン、ぜひ見てみたいなぁ。
マメイタイセキグモ0827-4.JPG



















2020年8月27日 東京都 クモ目ナゲナワグモ科 マメイタイセキグモ

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