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美しさとは裏腹に ベッコウハゴロモ幼虫 [カメムシ目]

林縁のヌスビトハギの茎に白く色々な色に輝く美しい毛が動いていた。
根元の方は黄色がかっているが、途中から赤、青、緑の蛍光色だ。
もぞもぞしていて脚も見えることから虫に違いないが、二つある黒いのは目か。
ベッコウハゴロモ0731-1.JPG



















動き出したので進んでいる方に回ってみたら、おやこちらが頭か。
ということは1枚目はお尻。
ベッコウハゴロモ0731-2.JPG



















何だか良くわからないのでアップで見てみると、困った眼をした面白いアニメ顔の変な虫。
というのが昔初めて見た時の印象だったような。

この虫は大きな分類ではカメムシの仲間の「ベッコウハゴロモ」の幼虫だ。
幼虫、成虫共に植物の汁を吸う。
お尻の毛束は光で様々な色に見えるようで、体を隠すなど敵から身を守るためのものなのだろう。
ベッコウハゴロモ0731-3_1.jpg



















すぐ近くのタラノキに成虫もいた。
茎の白いものは幼虫が出した蝋物質だろう。
ここではクワ、クズ他結構色々な植物で見られる。
よく見るハゴロモの仲間にはベッコウハゴロモを含むハゴロモ3兄弟と従弟と呼んでいる4種がいるが次回以降に。
ベッコウハゴロモ0731-4.JPG



















2020年7月31日 東京都 カメムシ目ハゴロモ科 ベッコウハゴロモ

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