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赤い飾り糸のゲホウグモの卵嚢 [クモ目]

1週間ほど前、アズマネザサの葉の裏で久しぶりに真新しいと思われる「ゲホウグモ」の卵嚢を見つけた。
卵嚢はクモの種類によって様々で、このクモのものの特徴は卵を包んでいる白い糸の上を色の付いた飾り糸(正式な名称があるのかもしれないが)で覆っている点だ。
ゲホウグモ卵嚢0714-1.JPG



















今回のものは赤い飾り糸で5月に見たのものは黄色だった。
親蜘蛛を探したが、残念ながら今回もその姿を見ることは出来なかった。
ゲホウグモ卵嚢0714-2.JPG



















2020年7月14日 東京都 クモ目 コガネグモ科 ゲホウグモ

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カニの爪のようなサンコタケ [菌類]

キノコといえば柄の上に傘がある形を想像するが、先のカエンタケをはじめ様々な形状をしたものがある。
チップを敷いた道の脇にオレンジ色でまさにカニの爪のようなキノコがいくつも生えていた。
サンコタケ0717-1.JPG



















同じものを角度を変えて撮った写真をみると、3本の腕が先で繋がっているのがよくわかる。
こんな形をしているがこれもキノコの仲間で、夏から秋に発生し3~6本の腕を持つ「サンコタケ」。
サンコとは密教で修法に用い煩悩を打ち破る象徴としての法具の事でこの腕の形が似ていることから名付けられたようだ。
本来はこの腕の内側にグレバという胞子を含んだ黒褐色の粘液が付着していて、悪臭を放ち虫などを呼び寄せて胞子を運んでもらうのだが、雨でグレバは流れてしまったようだ。
サンコタケ0717-2.JPG



















こちらの個体の腕は4本あった。
カニの爪に似たサンコタケだが別種にカニノツメという名のキノコがありどちらもよく似ている。
カニノツメは秋に発生するので今の時期見られるのはサンコタケだと思われるが、秋だとよく見ないと間違えてしまいそうだ。
それにしてもキノコにも色々な形や色があって面白い。
サンコタケ0717-3.JPG



















2020年7月17日 東京都 スッポンタケ目アカカゴタケ科 サンコタケ

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