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コバネヒメギスとヒメギスと [バッタ目]

今の時期、乾燥した草地で見られるキリギリスの仲間に翅の小さな「コバネヒメギス」がいる。
ヒメギスに似ているが名前の通り成虫でも翅が小さい。
幼虫の時期から腹部下側が黄褐色、黄緑色をしているのでヒメギスと見分けられるようだ。

これはオスだがよく見ると小さな翅に発音器があることから立派な成虫だ。
小さな声でチリ、チリ♪と鳴く。
コバネヒメギス.JPG



















こちらメスにもオスよりさらに小さな翅がある。
コバネヒメギス0710-2.JPG



















湿地や田んぼの畔で見られるのが「ヒメギス」。
褐色型と緑色型があり翅の長い長翅型も見られ、オスはシリシリシリ♪と鳴く。
平地ではほぼ本種だが、山地には近似種がおり識別には注意が必要だ。
ヒメギス0710-1_1.jpg



















頭頂部から背中、翅にかけて緑色の緑色型。
翅をこすり合わせて鳴いていた。
ヒメギス0710-2.JPG



















コバネヒメギスがいた近くのクズの葉上で、片方の後ろ脚をなくした「キリギリス」が体を日に向けて日光浴中だった。雨が一旦止んで晴れ間が出たおかげであちこちでこの姿が見られた。
キリギリス0710_1.jpg



















2020年7月10日 東京都 バッタ目キリギリス科 コバネヒメギス、ヒメギス、キリギリス

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