オオミスジコウガイビル ミミズを襲う [ウズムシ目]
今日は晴れて真夏日となりさらに湿度が高く非常に蒸し暑かった。
林内を歩いていると足元に「オレンジ色の憎い奴」夕刊フジ ではなく、これからの時期よく見られるオレンジ色が鮮やかな「オオミスジコウガイビル」がいた。
よく見るとすぐそばにのたうち回っている大きめのミミズがいたが通り過ぎてしまった。
食べないかなぁと見ていると、急にUターンしてミミズのもとへ来たかと思うといきなり絡みついた。
コウガイビルの口は体の中央の腹側にあるとの事で、さてこれからどんな展開になるのだろうかと体にまとわりつく蚊を払いながら息を飲んだ。
長い体がゆっくりとミミズの方へ移動して体全体で絡み始めた。
林内を歩いていると足元に「オレンジ色の憎い奴」夕刊フジ ではなく、これからの時期よく見られるオレンジ色が鮮やかな「オオミスジコウガイビル」がいた。
よく見るとすぐそばにのたうち回っている大きめのミミズがいたが通り過ぎてしまった。
食べないかなぁと見ていると、急にUターンしてミミズのもとへ来たかと思うといきなり絡みついた。
コウガイビルの口は体の中央の腹側にあるとの事で、さてこれからどんな展開になるのだろうかと体にまとわりつく蚊を払いながら息を飲んだ。
長い体がゆっくりとミミズの方へ移動して体全体で絡み始めた。
絡み始めてから4分後にはミミズの体はほとんど覆いつくされてしまった。
はじめは抵抗していたミミズもこの時点では全く動かなくなってしまった。
さらにこの先がどうなるのかとても興味深かったが、タイムアウトで後ろ髪をひかれながらこの場を去った。
コウガイビルが獲物を襲うのを見たのは今回が初めてだった。
コウガイビルについて説明しよう!
コウガイビルのコウガイとは、昔の女性の髪飾りの笄(こうがい)に体の形が似ていることから名付けられたようだ。扇形の頭が特徴で名にヒルと付くが悪名高きヤマビルなどのヒルとは分類が異なり、プラナリアなどと同じウズムシ目に属し雌雄同体。体は粘着性を帯びる。
先に書いた通り口は体の中央腹側にあり肛門も兼ねる。食べたところから出すということだ。
この穴から出る酵素が獲物を溶かして吸収する。
獲物はミミズやナメクジ、カタツムリなど。
最もよく見掛けるオオミスジコウガイビルは中国原産の外来種で、大きいものは1mを超える。
在来種では体が黒っぽく大きさが10cmほどの「クロイロコウガイビル」。
オオミスジに比べると見る機会は少ない。
2020年5月29日、6月15日 東京都 ウズムシ目コウガイビル科 オオミスジコウガイビル、クロイロコウガイビル
2020-06-15 20:45
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