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更紗模様のサラサヤンマ [トンボ目]

ミズキやエゴノキなどの白い花が咲き始め、いよいよ初夏の景色となってきた。
谷戸の田んぼは荒起こしが行われたものの、コロナウイルスの影響で代掻き以降の作業が行われるかはまだ未定のようだ。
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コブシの枝である虫を探していたが見つからず、諦めてふと上を見上げるとヤンマがぶら下がっていた。
見ると「サラサヤンマ」のオスだった。
先日、田んぼの上を飛びながら小さな虫を捕食していたのを数頭見かけたが、とまっているのは探せどなかなか見つからなかった。
今日は何てラッキー!
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サラサヤンマは樹林に囲まれた平地や丘陵地の湿地などで初夏の5~6月頃に見られる。
名前のサラサは腹部の黄色い三角形が更紗模様に似ていることからだそうで、更紗模様がどんなものか調べてみた。
江戸時代、インド、ジャワ、ペルシアなどから日本に入ってきた綿布に染められていた異国情緒のある模様で人物・花・鳥獣・幾何学模様など見覚えのあるものも多く見られたが、このヤンマの腹部の模様に似たものは見つからなかった。
どんな更紗模様を見て名付けたのだろう?
それを見てみたい!
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そういえば一昨日、別の谷戸の小川沿いでこの種のヤゴの抜け殻を見つけていた。
サラサヤンマ0512_1.jpg




















2020年5月12.14日 東京都 トンボ目ヤンマ科 サラサヤンマ

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