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水質評価の指標種 ヤマトクロスジヘビトンボ [アミメカゲロウ目]

少し前、職場の扉を開けようとしたら壁に大きな虫を見つけた。
大きさは10㎝前後となかなか目にとまる。
ヤマトクロスジヘビトンボ0508-1.JPG



















ヘビトンボの仲間の「ヤマトクロスジヘビトンボ」だ。
幼虫はきれいな水に棲み水質評価の指標種となっている。
近くの川が生息地となっているのだろう。
幼虫は地方によっては孫太郎虫と呼ばれ子供の疳の虫に効く漢方薬とされたり、ざざむしと呼ばれ佃煮や揚げ物にされるが食べたことはない。
ヤマトクロスジヘビトンボ0508-2.JPG



















近似種には3種いてヘビトンボは体や翅に黄色い斑があるのでわかりやすいが、このヤマトクロスジヘビトンボとタイリククロスジヘビトンボはよく似ていて、翅脈で同定する。
赤く囲んだ脈室から翅脈が1本出ていればヤマトで、2本出ていればタイリクだそうだ。
丘陵で今まで見たヘビトンボはほとんどがヤマトでタイリクは見たことがない。
どの種にしても姿が見られるということは、水質が奇麗ということで喜ばしい!
ヤマトクロスジヘビトンボ0508-3.JPG



















2020年5月8日 東京都 アミメカゲロウ目ヘビトンボ科 ヤマトクロスジヘビトンボ

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