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花粉光環とモンキチョウ [季節]

今日は朝から晴れ間が広がった。
なんだか鼻がムズムズ。
今まで花粉症ではなかったが、昨年からこの時期時折鼻水がツーっと出てきたりとヤバい!
ふと空を見上げると、太陽の周りに虹色の輪が。

これは「花粉光冠(光環)」と呼ばれるもので、上空に舞う花粉の粒子によって太陽光が曲げられるために発生する現象。


ああぁ!
スギ花粉が飛んでいる~

花粉光環0218_1.jpg



















毎年、一番にモンキチョウが見られる草地で新成虫をようやくの初認。
太陽に翅を翳していたが、敏感で近寄らせてはくれなかった。
出現が早い年は1月末なので、暖冬とはいえそれほど早くはなかった。
モンキチョウ0218-1_1.jpg



















草地を歩いていると足元からぴょんと飛ぶバッタがいた。
今の時期見られるのは、成虫越冬の「ツチイナゴ」。
こちらはモンキチョウほど敏感ではなく、じっくりと撮らせてくれた。
ツチイナゴ0218_1.jpg



















2020年2月18日 東京都 チョウ目シロチョウ科 モンキチョウ、バッタ目バッタ科 ツチイナゴ

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今シーズン初見のフユシャク ヒロバフユエダシャク [チョウ目]

定例のトイレを見ると、壁にいた今シーズン初見のフユシャクの仲間「ヒロバフユエダシャク」。
ここ3年間の初認日を見ると、15日、17日、22日とそれほどのずれはなかった。
前回記事のシロフフユエダシャクに似ているが、前翅の横に走る3本の黒線のうち一番外側の線(外横線)が翅の縁に対して鋭角に入っているのがヒロバでほぼ直角に入っているのがシロフだ。
大きさはこちらのほうが一回りは大きい。
見つけて、ん~シロフではない、一年ぶりでヒロバかトギレかと頭がぐるぐる。
今シーズン13種目のフユシャクだ。
ヒロバフユエダシャク0217_1.jpg



















こちらは職場の窓ガラスにいた蛾。
このタイプは非常に苦手でツトガ科で調べたが当てはまるものがなく、もう少し調べなければ。
お分かりの方がいらっしゃったら教えていただきたい。
君は誰?
不明種0217_1.jpg



















2020年2月17日 東京都 チョウ目シャクガ科 ヒロバフユエダシャク

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今日の蛾たち [チョウ目]

今朝は一時ひどい雨で濡れネズミとなった。
そんな中、ソメイヨシノの高い枝にいた蛾。
何?と思って落としてみたら、オスの「ハイイロフユハマキ」だった。
いまだにメスは見たことがない。
以前はフユシャクモドキというさえない名前だったが、改名していい名前になった!
モドキが付く種は他にもキリギリスの仲間で旧名シブイロカヤキリモドキがいるが改名後シブイロカヤキリとなった。
他にも色々いるが、やっぱりモドキはやめたほうがいいな。
ハイイロフユハマキ0216_1.jpg



















雨に濡れたソメイヨシノの幹にいた「シロフフユエダシャク」。
幼虫はコナラやクヌギをはじめブナ科の葉を食べ、成虫は1月下旬から見られ3月中旬くらいまで見られるだろうか。
翅の模様は個体変異がありこれは最もポピュラーな模様だと思う。
シロフフユエダシャク0216_1.jpg



















トイレの壁にいた「ホソバトガリエダシャク」。
なかなかいいデザインだ。
幼虫は広食性で成虫は早春、3月頃から見られるが暖冬の影響か今年は出現が早い。
ホソバトガリエダシャク0216_1.jpg



















地味な色が続いたので、奇麗どころを。
そろそろ見ごろとなってきた、まんず咲くの「マンサク」。
錦糸卵のような不思議な花弁が印象的だ。
マンサク0216_1.jpg



















カワヅザクラをはじめ早咲きのサクラが咲き始めた。
これは「シュゼンジカンザクラ」。
カンヒザクラとオオシマザクラの交雑種だそうだ。
立春も過ぎていよいよ春が待ち遠しい!
シュゼンジカンザクラ0216_1.jpg



















2020年2月16日 東京都 チョウ目ハマキガ科 ハイイロフユハマキ、シャクガ科 シロフフユエダシャク、シャクガ科 ホソバトガリエダシャク、ユキノシタ目マンサク科 マンサク、バラ目バラ科 シュゼンジカンザクラ

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カラフルなヒゲナガサシガメの幼虫

先日、葉の間で見つけたミナミトゲヘリカメムシのいたアラカシを丹念に探していると葉の裏にカラフルな虫がいた。
毎年探しているがなかなか見つからない「ヒゲナガサシガメ」の幼虫だった。
ヒゲナガサシガメ0215-1_1.jpg



















黄色い透き通った体にオレンジ色が美しい。
なんでこんな色をしているのだろうか?
生き物たちの進化の過程ではこうなる理由が何かしらあるはずなのだが思いつかない。
こんな色合いは目立つはずなので、目立つことで何らかメリットがあると思われるのだが。
この配色、どこかで見たことがあると思ったら、やはり冬に葉裏で見られるマエムキダマシことクロスジホソサジヨコバイにちょっと似ているかもと思うのだった。
そういえばヒゲナガサシガメの成虫は見たことがないなぁ。
ヒゲナガサシガメ0215-2_1.jpg



















2020年2月15日 東京都 カメムシ目サシガメ科 ヒゲナガサシガメ

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Pinpoint Gallery 100名のイラストレーター、絵本作家による「日本百景」展 [告知]

虫目でお世話になっているイラストレーター、絵本作家の伊藤知沙さんが参加されている青山Pinpoint Galleryの100名のイラストレーター、絵本作家による「日本百景」展。

昨年もお邪魔したが、今年も都内での仕事に合わせて行って来た。

毎年のテーマにたくさんの方のそれぞれの個性を活かしたイラストとその解説がとても楽しい。
ピンポイントギャラリー.JPG





























今年のテーマは日本百景。
伊藤さんの作品はやはり暖かな虫目でした。
IMG_1630.JPG


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まるで春のよう [季節]

今日は曇りだったが朝から気温が高く、まるで春のような暖かさだった。
ある谷戸を訪れてみると、田んぼの周りには花が一面に咲いていた。
陽差しがないのに花を開いていた「オオイヌノフグリ」と所々で「ヒメオドリコソウ」の淡いピンク色の花。
よく似たホトケノザのほうが早くから咲き始めるので、ヒメオドリコソウの花を見ると春間近と嬉しくなる。
ヒメオドリコソウ0214_1.jpg



















田んぼでは「タネツケバナ」が小さく可憐な白い花を咲かせていた。
タネツケバナ0214_1.jpg



















「ホトケノザ」もあちこちで咲いていた。
ホトケノザ0214_1.jpg



















クヌギの樹皮に産み付けられた「クヌギカメムシ」の卵塊。
春の花は咲き始めているが、孵化はもう少し先のようだ。
クヌギカメムシ0214_1.jpg



















2020年2月14日 埼玉県 シソ目オオバコ科 オオイヌノフグリ、シソ科 ヒメオドリコソウ、ホトケノザ、アブラナ目アブラナ科 タネツケバナ、カメムシ目クヌギカメムシ科 クヌギカメムシ

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トウキョウサンショウウオの産卵も早まるか? [両生類]

今日も暖かかった。
静岡では例年より2週間も早くカワヅザクラが開花しているとの事。
アカガエルたちの産卵も今年は早いが、「トウキョウサンショウウオ」の産卵も早まりそうだ。
2009年1月末にfieldで見つけて撮った個体。
小川沿いにあった朽ち木をひっくり返して見つけた。
褐色の体に散りばめられた水色の模様が美しい。
トウキョウサンショウウオ1_1.jpg



















ディフーザーと光量調整がまずくテカリがひどいので撮り直したいのだが、まだ出会えずにいる。
トウキョウサンショウウオ2_1.jpg



















1対の独特の形の卵のうは毎年見られるのだが、成体を見つけるにはやはり努力が必要ということだな!
トウキョウサンショウウオ卵のう_1.jpg





























東京都 有尾目サンショウウオ科 トウキョウサンショウウオ

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アカガエルたちの産卵のために [両生類]

丘陵の北に位置する場所に公園の開園にあたって小さな池が作られた。
北向きの場所ということでとにかく冬は冷え込むが、何故だかアカガエルたちの産卵は園内では早い。
アカガエルたちにとっては貴重な産卵場所なのだが、例年台風などの大雨で運ばれた土砂で埋まってしまう。
アカガエル池0210_1.jpg



















これではアカガエルさらにはヒキガエルたちが産卵するには浅すぎたり面積が小さすぎる。
天気予報で気温が上がり暖かい雨が降る予報をみて、これはやばいと先日同僚と土砂を除去した。
既にヤマアカガエルが3つの卵塊を産んでいたが、いったん保護して除去後に再び放した。
アカガエル池0210-1_1.jpg



















この池の上流にも産卵場所があり、こちらも堆積した落ち葉や砂を除去した。
久しぶりに体を使ったおかげで、あちこちが筋肉痛だ。
アカガエル池0210-2_1.jpg



















作業時に落ち葉の下から出てきた「ヤマアカガエル」の抱接ペア。
驚かせてごめんごめん!
ヤマアカガエル0210_1.jpg



















この翌日2つの池を見て回ると、上流の池にヤマアカガエルの大きな卵塊が一つ。
きっと、昨日のペアが産んだものに違いない。

明日以降、気温が上がり雨も降る予報なので、この2つの池でたくさんのアカガエルたちが宴を繰り広げることを期待している!!
ヤマアカガエル0211_1.jpg



















2020年2月10-11日 東京都 両生類無尾目 アカガエル科 ヤマアカガエル

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いなくなったと思ったが、いたよ! ウバタマムシ [コウチュウ目]

2月8日の記事でいなくなってしまったと書いた「ウバタマムシ」だが、今日ひつこくその場所を探してみるといた!
以前はこの枯葉の上のとても目立つ場所にいたのだが。
ウバタマムシ0211-1_1.jpg



















もといた枯葉の中を見てみるとおやおや、そこに移動していたのね!

って再び姿を見ることができた。
寒さを感じて暖かい日に移動したのか、その真意は計り知れない。
これで定点観察の一つは失わずに済んだ!
ウバタマムシ0211-2_1.jpg



















2020年2月11日 東京都 コウチュウ目 ウバタマムシ

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風に運ばれた謎のもふもふ [自然]

風が強かった昨日、芝生の上を風でころがる小さなもふもふを見つけた。
何だろうとみると小さな毛玉だった。
見た目から植物ではなく鳥類のもののようでもない。
哺乳類のもののように思えた。
なぞのもふもふ0209-1_1.jpg



















そういえば過去にも同じようなものを見た覚えがある。
ひっくり返してみると毛玉の奥に肉塊のようなものが見えることからタヌキか何かのもののように思うが、ここでこのところタヌキは見ていない。
さて、いったい何のもふもふだろうか?
なぞのもふもふ0209-2_1_1.jpg



















2020年2月9日 東京都 謎のもふもふ

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