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この日のトンボ [トンボ目]

田んぼの上で西日に照らされて無数飛んでいたのは「ウスバキトンボ」だった。
一時、凄い数が飛来していたがこのところ数が減ってこのくらいに落ち着いている。
ウスバキトンボ1002_1.jpg



















小川沿いの枝にいたのはお尻が赤く色付いた「マユタテアカネ」のオス。
何かを食べているようでしばらくこのままいたのだが飛び立ってしまった。
ここ数年数が減っているヒメアカネや幻のマイコアカネかと注視したが残念だった。
マユタテアカネ1001_1.jpg



















ビオトープの水辺でふわりと飛んだのは「アオイトトンボ」。
今の時期時折見られるが、今年も以前ほど多くはないようだ。
アオイトトンボ1002-1_1.jpg



















腹端を見るとメスだが、複眼は青色で胸に白粉を帯びていた。
胸に白粉を帯びるメスもいてオス型のメスは複眼は青色だそうだが、ここで見られるメスはこの方が多いように思う。
アオイトトンボ1002-2_1.jpg



















2019年10月2日 東京都 トンボ目アオイトトンボ科 アオイトトンボ

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良く目立つオオカマキリ [カマキリ目]

いよいよセミの声も少なくなりコオロギたちの声が多く聞かれるようになってきた。

歩いているとあちこちに「オオカマキリ」の姿が目に付く。
みな成虫になりこれだけ大きいとやはり目立つのだ。
咲いているメナモミの茎に下向きにとまっているのを見つけた。
オオカマキリ1002-1_1.jpg



















通り過ぎて見返すと何かがお腹あたりに。
よく見ると「ヤマトシリアゲ」だった。
この虫がいるという事は・・・。
このカマキリは何らかの理由でここで息絶え、その死臭を嗅ぎ付けてシリアゲたちが集まっていたのだった。
オオカマキリ1002-2_1.jpg



















交尾をしながら食事中だったようで近づくとメスは逃げ、オスが翅を広げたり閉じたりしながら威嚇をしてきた。
この行動が威嚇なのかどうかはわからないがそのように見えた。
ヤマトシリアゲ1002_1.jpg



















田んぼ脇の小川沿いに生えたオギにもお腹の大きなオオカマキリのメスのシルエットがあった。
無事に次の世代にバトンを渡すことが出来るだろうか?

オオカマキリ1002-3_1.jpg





















9月終わりに職場の同僚が見つけた1頭のメスに集まったオス3頭。
このメスには凄い魅力があるに違いない。
以前2頭のオスがメスの背中に乗っているのは見たことがあったが、3頭は初見だ。
それにしても背中のオス以外はいつ食べられてもおかしくないようなポジションだが、果たしてこの後どうなったかとても興味深い。
オオカマキリ0924_1.jpg



















2019年10月2日、9月2日 東京都 カマキリ目カマキリ科 オオカマキリ、シリアゲムシ目シリアゲムシ科 ヤマトシリアゲ

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小さなススキの株の定点観察 [季節]

職場の脇の草を刈るというので小さなススキの株を刈り残してもらった。
以降、朝の就業前後に定点観察。

雨は降っていないので朝露だろうか、雫となって周りの景色を写していた。
朝露1001_1.jpg



















ようやくススキの花が咲いた。
ススキは秋の七草のひとつ。
この七草がなかなか覚えられないでいたが、今日のNHKで自然解説者の佐々木洋さんがオ(オミナエシ)・ス(ススキ)・キ(キキョウ)・ナ(なでしこ)・フ(フジバカマ)・ク(クズ)・ハ(ハギ)で覚えましょうと言っていたがなるほどである。
ススキは株立ちで穂の先にノギという1本の長い毛があるが、よく似たオギは株にはならず並んで生えて穂の先にノギがないことで区別する。「オギにノギなし、ススキにノギあり」だ。
十五夜のお月見にお団子と間違えてススキではなくオギを飾る方がいると言われていたが、それはあるだろううなぁ。ヨシを飾っている人もいるかもしれない。
まぁ、それはそれでいいのかもしれないな・・・。
ススキ1001_1.jpg



















株を見渡すと、葉にぶら下がっている「オオカマキリ」のオスがいた。
よく見るとアリを食べていたようだった。
昨日の朝、恐らくこの個体と思うが目線の先のツチイナゴを狙っていた。
就業時間となりその後どうなったか見る事は出来なかった。
オオカマキリ1001_1.jpg





























この株にツチイナゴは2頭いたが気になって探すと、ススキの穂先に1頭を確認。
まだ幼虫だが黄緑色に小さな黒斑が美しい。
もう1頭はと探してみたが見つからなかった。
あの後、オオカマキリに食べられてしまったのかもしれない。
ツチイナゴ1001_1.jpg



















葉先ににとまっていたハラナガツチバチの仲間。
先日の夕方もここにいたので、おそらくここで夜を明かしたと思われた。
この日の終業後の夕方みると、まだ同じ場所にいた。
出掛けて行ってまたここに戻ってきたとも考えにくく、ずーっといたのかな?
ハラナガツチバチ1001_1.jpg



















他にも葉先に2頭のハチがいた。
種はわからないが、仲睦まじくこの日はここでおやすみなのだろう。
明日もいい日でありますように!
ハチ1001_1.jpg





























2019年10月01日 東京都 イネ目イネ科ススキ、カマキリ目カマキリ科 オオカマキリ、バッタ目バッタ科 ツチイナゴ、ハチ目ツチバチ科 ハラナガツチバチsp.

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2度目の出会い ヤマトヒバリ [バッタ目]

薄暗い林縁の地面に咲いていたハイチゴザサの花を這いつくばって見ていると、視界の端に入ったコオロギ。
なになに?
ヤマトヒバリ0930.JPG



















ん~、コオロギの仲間では見当たるものがないので、きっとヒバリモドキの仲間。
一見、よく見るウスグモスズ似だなぁ。
確かに、ウスグモスズも同じヒバリモドキ科だ。
ヤマトヒバリ0930-1_1.jpg



















帰って調べると、「ヤマトヒバリ」のメスだった。

図鑑では薄暗い藪の樹上にすむとある。
滅多に会えないのでもう1枚。
ヤマトヒバリ0930-2_1.jpg



















ヤマトヒバリ?
前に見たようなと写真を探してみると6年前にオスを撮って以来だった。
ヒバリモドキの仲間は他にも鳴き声が聞かれたりするのだが、まず普通に歩いているだけでは見ることが出来無い。
ビーティングや狙ってさがさないとダメだろうな。
初夏に湿地で鳴く美しい姿と鳴き声のキンヒバリを一度は撮ってみたいのだが・・・。

そういえば今日からblogのアドレスが変わるとのことでログインアドレスとパスワードを再登録させられた。
ブックマークをクリックしたらblogが表示されたので特に問題はなさそうかな。
ヤマトヒバリオス_1.jpg



















2019年9月30日 東京都 バッタ目ヒバリモドキ科 ヤマトヒバリ

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