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梅雨時の小さな草むらの世界で 後編 [季節]

ただ単に歩いているだけでは、小さな草むらの世界は覗けない。

かがんで少しづつ目を向けて歩を進めれば、次々にそこの住人達の姿が見えてくる。
葉の上で1cmに満たない小さなバッタ。
色は草そっくりだが、触角と目の色で見つけることが出来た。
「ハネナガイナゴ」の子供かな。
イナゴ0627_1.jpg



















こちらにはよく目立つ色でお洒落でかっこいいアブの仲間「ヒゲナガヤチバエ」。
(詳しい方に教えていただいた。Sさん感謝!)
その佇まいが美しかった。
アブ0627_1.jpg



















きみどり色の草の上に黒いアリもよく目立つ。
どこから飛んで来たのか 大きなお腹の女王アリの翅は傷んで恐らく飛ぶことはもう出来そうにない。
このあたりで翅を落として帝国を築くのだろうか?
アリ0627_1.jpg



















ここにはちょっと似つかわない個性的ないでたちは「ノコギリカメムシ」。
それもそのはず、ウリ科がお好みで食草はこの草むらでは見られない。
お尻のギザギザがノコギリの刃に似ているかららしいが、どちらかいうとチェーンソーだろう。
林縁に行けばカラスウリなどがあるので、ちょっとここで一休みといったところか。
カラスウリはまだ見た印象が無いのだが、そろそろ茎を伸ばしている頃だろうか?
ノコギリカメムシ0627_1.jpg



















2019年6月27日 埼玉県

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