SSブログ

ニシキギスガの幼虫か? [チョウ目]

公園のニシキギの植栽の枝先の葉がすっかりなくなって、糸が張り巡らされていた。
クモの巣かと思ったが、糸の奥で何やらが蠢いていた。
ニシキギスガ0619-1_1.jpg



















どうやら何かの幼虫だが、今まで見たことが無く気にしていなかったのかもしれない。
近づくと危険を感じてか、一斉に体をくねらせ始めた。
威嚇しているのだろう。
ニシキギスガ0619-2_1.jpg



















調べると、恐らく「ニシキギスガ」ではないかと思う。
スガカの幼虫は群れて糸で巣を張って巣の中や周辺で繭を作るそうだ。
仲間にはオオボシオオスガやマユミオオスガ、ツリバナオオスガ、ホソスガなど似たものがいる。
成虫は白地に小さな黒斑が無数にあるようだが、見た記憶が無い。
継続観察して是非成虫を見たい。

同じようにイボタノキに集団で巣を張る幼虫にホシシャクがいる。
このガも成虫は白地に黒斑があり美しい。
数年前に大量発生しその後毎年確認しているが、残念ながらすっかり姿を見なくなってしまった。
ニシキギスガ0619-3_1.jpg



















2019年6月19日 東京都 チョウ目スガ科 ニシキギスガ

nice!(0)  コメント(0) 

田んぼ周りで [季節]

雨のお蔭で水が満たされた田んぼでは、稲がすくすくと育っていた。
数年、水不足に悩まされているので、今年は渇水することが無ければよいのだが。
田んぼ0613_1.jpg





























田んぼ脇では「オカトラノオ」の花が咲き始めた。
オカトラノオやリョウブなどの開花は、夏を感じさせるなぁ。
オカトラノオ0613_1.jpg



















ビオトープで見つけた真っ黒く成熟した「ハラビロトンボ」のオス。
以前はあまり見られなかったのだが、ここ数年多く見られるようになった。
ヤゴ時代の渇水にも強い種なのだろう。
ハラビロトンボ0613.JPG



















田んぼ脇の小川沿いで見つけた見慣れないトンボ。
見たことが無いなぁと期待したが、どうやら「ショウジョウトンボ」のメスだった。
5月頃から真っ赤に色付いたオスが見られるが、そういえばメスはほとんど見たことが無かった。
ショウジョウトンボ0613_1.jpg



















林縁を歩いていると、何かがぽとっと落ちた。
その場所を見ると、いたのは「ナナフシモドキ」。
これだけ枝そっくりに擬態していても、落ちなければならないのか?
その周到さに驚いた!
ナナフシモドキ0613_1.jpg



















2019年6月13日 東京都 サクラソウ目サクラソウ科 オカトラノオ、トンボ目トンボ科 ハラビロトンボ、ショウジョウトンボ、ナナフシ目ナナフシ科 ナナフシモドキ

nice!(1)  コメント(0) 

オニグルミにラミーカミキリ [コウチュウ目]

オニグルミには色々な虫がやって来る。
この日、葉には食痕がたくさんあるのだけれど、まったく食べたであろう虫が見つからなかった。
探していると風に吹かれた少し高い葉上に綺麗な水色がちらりと見えた。
ラミーカミキリ0613-1_1.jpg



















ここでは今年初めての「ラミーカミキリ」。
垂れた枝を手繰り寄せて見たら飛ばれずにじっとしていてくれた。

江戸時代に中国から長崎県に繊維をとるために持ち込まれたイラクサ科のラミーに付いて入って来たと言われている外来種で、生息域を広げている。
高尾山では1990年代前半から見られるようになったそうなので、ここでも昔はいなかったのだろう。
ラミーカミキリ0613-2_1.jpg



















イラクサ科のカラムシやムクゲなどで発生していてfieldでは毎年カラムシの葉上で見られる。

美しい色と愛くるしい顔は憎めないが、外来種と思うとちょっと複雑だ。
定着はしているようだが、シーズンに数個体しか見られないので数は少ないと思われる。
ラミーカミキリ0613-3_1.jpg



















後姿もなかなか可愛いなぁ
ラミーカミキリ0613-4_1.jpg



















2019年6月13日 東京都 コウチュウ目カミキリムシ科 ラミーカミキリ

nice!(0)  コメント(0) 

黒いホタル クロハナボタル [コウチュウ目]

そろそろホタルの季節、出現情報は聞かれるがまだ見られずにいる。
何気に目を落とした葉上に、ホタルらしき虫が・・・。
と言っても形は似ているが、体全体が真っ黒。
クロハナボタル0613-1_1.jpg



















クロハナボタルの仲間。
似た種がいるようだが、クロハナボタル本種で良いかな。
体は真っ黒だが、分類上はベニボタル科なのが面白い。
それほど数は多くないようで、数年に1度見られるかどうか。
ホタルブクロも咲いて、そろそろ夜のホタルの灯りを見に行きたくなった
クロハナボタル0613-2_1.jpg



















2019年6月13日 東京都 コウチュウ目ベニボタル科 クロハナボタル

nice!(1)  コメント(0) 

露?を舐めるエグリトラカミキリ [コウチュウ目]

タラノキでそろそろセンノカミキリが見られないかと探していたら、葉上にいた「エグリトラカミキリ」。
どうやら葉の上の露を舐めているようだ。
前翅の末端がえぐれていていて両端に1対の突起がある事からクロトラではなくエグリでよいだろう。
エグリトラカミキリ0613-1_1.jpg



















露なのか?、アブラムシなどが落とした甘露なのか?
かなり美味しいらしい!
舐めてみればわかりそうだが、ちょっと勇気が無い。
エグリトラカミキリ0613-2_1.jpg



















2019年6月13日 コウチュウ目カミキリムシ科 エグリトラカミキリ

nice!(1)  コメント(0) 

クリの花とヒョウモンチョウ [チョウ目]

クリが花盛りで独特の香りが辺りに漂っていた。
たくさんの虫たちが集まっていたが、それを目当てにたくさんのカメラマンもやって来てここが1年で最もにぎわう季節。
クリの花0613_1.jpg



















多くの人の目当てはヒョウモンチョウの仲間たち。
そういう僕も、ちょっと気になる。
誰もいなくなった隙を見て、花を覗いて見た。
ほとんどが「メスグロヒョウモン」のオスばかり。
一見レアな種かと見まがうか、後翅中央のクリーム色の帯が目印。
メスグロヒョウモン0613-2_1.jpg



















今日は、名の通り翅が黒っぽいメスは花では見られなかった。
メスグロヒョウモン0613-1_1.jpg



















メスグロばかりの中、1個体だけ見られた「ミドリヒョウモン」。
後翅のくすんだ緑色の地に3本の白い帯が目印。
ミドリヒョウモン0613-1_1.jpg



















ここ数年個人的にあまり見ることが出来なかったのでラッキー。
他のヒョウモンチョウが見られなかったのは残念だった。
ずーっと、張り付いていれば見られただろうか・・・。
ミドリヒョウモン0613-2_1.jpg



















そうそう、クリの木といえば昨年の台風で谷戸の奥の湿地べりの木が根上がりして倒れてしまった。
大きな木ではないが、毎年今の時期にはアカシジミをはじめウラゴマダラシジミなどゼフィルスも集まる木だった。
枯れてしまったかと思っていたら、春に芽吹いていたので引き起こして何とか活かして欲しいと頼んでいた。
今日見ると引き起こされていて、倒れないようにしっかり2本の支柱で支えられていた。
花も咲かせていて、これからも生きながらえてくれればと願うばかりだ。
クリノキ0613_1.jpg





























2019年6月13日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 メスグロヒョウモン、ミドリヒョウモン

nice!(1)  コメント(0) 

ヤブキリ 大人になる [バッタ目]

梅雨入りしてから雨続きで1昨日は一日中激しい雨が降り続いた。
ようやく昨日から雨が上がり、モミの木と夏らしい青空。
予報では数日間の梅雨の晴れ間だ。
モミの木0611_1.jpg



















朝のススキの葉の上には「ヤブキリ」の幼虫たちがいた。
久しぶりにひなたぼっこといったところか。
ヤブキリ0611-1_1.jpg



















近くにいたのとツーショットで撮って見ると、おやっ、こちらは一足先に立派な翅のある成虫になっていた。
成虫越冬のクビキリギスを除いては、キリギリスの仲間で最も早く成虫になる種の一つだろう。
そろそろシリシリシリ♪という鳴き声が聞かれそう。
ヤブキリ0611-2_1.jpg



















2019年6月11日 東京都 バッタ目キリギリス科 ヤブキリ

nice!(1)  コメント(4) 

田植えの終わった田んぼはトンボやチョウで大賑わい! [季節]

入梅してから雨、今日は朝から激しく一日中降り続いた。
これだけ降ったのは、いったいどれくらいぶりだろうって。

少し前の晴れた日の田植えの終わった田んぼ、ここ数年渇水続きなので今年は少し安心できるだろうか?
田んぼ0606_2.jpg



















畔を歩くとすごい数のトンボたちが飛び交っていた。
ほとんどが「シオカラトンボ」だ。
メスが産卵している周りでオスが警戒していたが、隙を付いて他のオスがメスの首根っこを掴んで連れ去られるシーンがあちこちで見られた。
トンボの世界も厳しいものだ。
シオカラトンボ0606_1.jpg



















春一番に現れる「シオヤトンボ」のオスもまだ健在。
お食事中のシオカラトンボとのツーショット。
トンボ0606_1.jpg





























少数派だがテリトリーを張る「オオシオカラトンボ」のオス。
飛んでいるとシオカラトンボと違って黒っぽいのですぐにわかる。
オオシオカラトンボ0606.JPG



















ハスにとまっていたのは「キアゲハ」のカップル。
どちらも翅に全く傷みがない新婚さんだった。
キアゲハ0606_1.jpg





























数枚撮ると飛んで近くのヨシのとまった。
キアゲハ0606-1_1.jpg





























田んぼに集まっていたのは「ナミアゲハ」と「モンシロチョウ」たち。
多くは無いのだが、ここでこれだけの数は久しぶりに見た。

賑やかだった田んぼも、今日は雨音だけが聞かれひっそりとしていることだろう。
次の晴れ間を楽しみにしたい!
ナミアゲハ0606_1.jpg



















2019年6月6日 埼玉県 トンボ目トンボ科 シオカラトンボ、シオヤトンボ、オオシオカラトンボ、チョウ目アゲハチョウ科 キアゲハ、ナミアゲハ、モンシロチョウ

nice!(1)  コメント(2) 

マルモンシロナミシャク [チョウ目]

目の前を白っぽい蛾が横切った。
おおっ!誰々?
とまっていた近くを歩いたので驚いて飛んだのだろう。
とまった先にそっと忍び寄ると、ん~?
今の時期、白と黒の模様の蛾は多く見られる。
ウメエダシャクにトンボエダシャク、ヒロバトンボエダシャク、ヒョウモンエダシャク他色々。
もちろんじっくり見ればそれぞれ特徴があり見分けられるのだが、識別点も覚えておらず取り敢えず写真を撮るしかない。
マルモンシロナミシャク0604-1_1.jpg



















帰って調べると「マルモンシロナミシャク」という種のようだ。
初めて見たかと思ったが、昨年6月2日にもほぼ同じ場所で出会っていた。
記憶とはそんなもの。
どうやらblogの記事にもあげてなかったようで記憶の中で埋没していた。
幼虫の食草はイワガラミやノリウツギ。
イワガラミはある1か所にしかないので、恐らくノリウツギで発生しているのだろう。

覚えておこう、マルモンシロナミシャク!
エダシャクではないぞ!!
マルモンシロナミシャク0604-2_1.jpg



















2019年6月4日 東京都 チョウ目シャクガ科 マルモンシロナミシャク

nice!(0)  コメント(0) 

赤い液体を出すキノコ [菌類]

歩いていると道の脇の白いものが目に入った。
見ると、うち1つから赤い色が見えた。
もしやこれは!
早速、老眼鏡をかけて近づくと久しぶりに見るあのキノコだった。
キノコ0602-1_1.jpg



















前に出会ったのは2015年10月1日、4年前。
前に見たものは木の洞に生えた同じような白い多孔体のキノコからもっと赤い液体が同じように出ていた。
今回は直接地面に生えて4つもあり、一番右のものはうっすらとオレンジ色が滲み出ているので、同じようになるに違いない!
色は以前より薄いが、同じようにとろっとしたオレンジ色の液体だ。
キノコ0602-2_1.jpg



















まるで美味しそうなスイーツのようで、ナイフで切ったらさらにこの赤い液体が溢れ出そう!
きっと甘いのだろうか?
舐めてみたい衝動に駆られたが、さすがにそれは無理!!

このキノコはいったい何者で、この赤い液体は何なのか?
未だにわからないままでいる・・・・。
キノコ0602-3_1.jpg



















2019年6月2日 東京都 不思議なキノコと染み出る液体

nice!(1)  コメント(0)