ニシキギスガの幼虫か? [チョウ目]
公園のニシキギの植栽の枝先の葉がすっかりなくなって、糸が張り巡らされていた。
クモの巣かと思ったが、糸の奥で何やらが蠢いていた。

どうやら何かの幼虫だが、今まで見たことが無く気にしていなかったのかもしれない。
近づくと危険を感じてか、一斉に体をくねらせ始めた。
威嚇しているのだろう。

調べると、恐らく「ニシキギスガ」ではないかと思う。
スガカの幼虫は群れて糸で巣を張って巣の中や周辺で繭を作るそうだ。
仲間にはオオボシオオスガやマユミオオスガ、ツリバナオオスガ、ホソスガなど似たものがいる。
成虫は白地に小さな黒斑が無数にあるようだが、見た記憶が無い。
継続観察して是非成虫を見たい。
同じようにイボタノキに集団で巣を張る幼虫にホシシャクがいる。
このガも成虫は白地に黒斑があり美しい。
数年前に大量発生しその後毎年確認しているが、残念ながらすっかり姿を見なくなってしまった。

2019年6月19日 東京都 チョウ目スガ科 ニシキギスガ
クモの巣かと思ったが、糸の奥で何やらが蠢いていた。

どうやら何かの幼虫だが、今まで見たことが無く気にしていなかったのかもしれない。
近づくと危険を感じてか、一斉に体をくねらせ始めた。
威嚇しているのだろう。

調べると、恐らく「ニシキギスガ」ではないかと思う。
スガカの幼虫は群れて糸で巣を張って巣の中や周辺で繭を作るそうだ。
仲間にはオオボシオオスガやマユミオオスガ、ツリバナオオスガ、ホソスガなど似たものがいる。
成虫は白地に小さな黒斑が無数にあるようだが、見た記憶が無い。
継続観察して是非成虫を見たい。
同じようにイボタノキに集団で巣を張る幼虫にホシシャクがいる。
このガも成虫は白地に黒斑があり美しい。
数年前に大量発生しその後毎年確認しているが、残念ながらすっかり姿を見なくなってしまった。

2019年6月19日 東京都 チョウ目スガ科 ニシキギスガ
田んぼ周りで [季節]
雨のお蔭で水が満たされた田んぼでは、稲がすくすくと育っていた。
数年、水不足に悩まされているので、今年は渇水することが無ければよいのだが。

田んぼ脇では「オカトラノオ」の花が咲き始めた。
オカトラノオやリョウブなどの開花は、夏を感じさせるなぁ。

ビオトープで見つけた真っ黒く成熟した「ハラビロトンボ」のオス。
以前はあまり見られなかったのだが、ここ数年多く見られるようになった。
ヤゴ時代の渇水にも強い種なのだろう。

田んぼ脇の小川沿いで見つけた見慣れないトンボ。
見たことが無いなぁと期待したが、どうやら「ショウジョウトンボ」のメスだった。
5月頃から真っ赤に色付いたオスが見られるが、そういえばメスはほとんど見たことが無かった。

林縁を歩いていると、何かがぽとっと落ちた。
その場所を見ると、いたのは「ナナフシモドキ」。
これだけ枝そっくりに擬態していても、落ちなければならないのか?
その周到さに驚いた!

2019年6月13日 東京都 サクラソウ目サクラソウ科 オカトラノオ、トンボ目トンボ科 ハラビロトンボ、ショウジョウトンボ、ナナフシ目ナナフシ科 ナナフシモドキ
数年、水不足に悩まされているので、今年は渇水することが無ければよいのだが。

田んぼ脇では「オカトラノオ」の花が咲き始めた。
オカトラノオやリョウブなどの開花は、夏を感じさせるなぁ。

ビオトープで見つけた真っ黒く成熟した「ハラビロトンボ」のオス。
以前はあまり見られなかったのだが、ここ数年多く見られるようになった。
ヤゴ時代の渇水にも強い種なのだろう。
田んぼ脇の小川沿いで見つけた見慣れないトンボ。
見たことが無いなぁと期待したが、どうやら「ショウジョウトンボ」のメスだった。
5月頃から真っ赤に色付いたオスが見られるが、そういえばメスはほとんど見たことが無かった。

林縁を歩いていると、何かがぽとっと落ちた。
その場所を見ると、いたのは「ナナフシモドキ」。
これだけ枝そっくりに擬態していても、落ちなければならないのか?
その周到さに驚いた!

2019年6月13日 東京都 サクラソウ目サクラソウ科 オカトラノオ、トンボ目トンボ科 ハラビロトンボ、ショウジョウトンボ、ナナフシ目ナナフシ科 ナナフシモドキ
オニグルミにラミーカミキリ [コウチュウ目]
オニグルミには色々な虫がやって来る。
この日、葉には食痕がたくさんあるのだけれど、まったく食べたであろう虫が見つからなかった。
探していると風に吹かれた少し高い葉上に綺麗な水色がちらりと見えた。

ここでは今年初めての「ラミーカミキリ」。
垂れた枝を手繰り寄せて見たら飛ばれずにじっとしていてくれた。
江戸時代に中国から長崎県に繊維をとるために持ち込まれたイラクサ科のラミーに付いて入って来たと言われている外来種で、生息域を広げている。
高尾山では1990年代前半から見られるようになったそうなので、ここでも昔はいなかったのだろう。

イラクサ科のカラムシやムクゲなどで発生していてfieldでは毎年カラムシの葉上で見られる。
この日、葉には食痕がたくさんあるのだけれど、まったく食べたであろう虫が見つからなかった。
探していると風に吹かれた少し高い葉上に綺麗な水色がちらりと見えた。

ここでは今年初めての「ラミーカミキリ」。
垂れた枝を手繰り寄せて見たら飛ばれずにじっとしていてくれた。
江戸時代に中国から長崎県に繊維をとるために持ち込まれたイラクサ科のラミーに付いて入って来たと言われている外来種で、生息域を広げている。
高尾山では1990年代前半から見られるようになったそうなので、ここでも昔はいなかったのだろう。

イラクサ科のカラムシやムクゲなどで発生していてfieldでは毎年カラムシの葉上で見られる。
美しい色と愛くるしい顔は憎めないが、外来種と思うとちょっと複雑だ。
定着はしているようだが、シーズンに数個体しか見られないので数は少ないと思われる。

後姿もなかなか可愛いなぁ

2019年6月13日 東京都 コウチュウ目カミキリムシ科 ラミーカミキリ
定着はしているようだが、シーズンに数個体しか見られないので数は少ないと思われる。

後姿もなかなか可愛いなぁ

2019年6月13日 東京都 コウチュウ目カミキリムシ科 ラミーカミキリ
黒いホタル クロハナボタル [コウチュウ目]
露?を舐めるエグリトラカミキリ [コウチュウ目]
クリの花とヒョウモンチョウ [チョウ目]
クリが花盛りで独特の香りが辺りに漂っていた。
たくさんの虫たちが集まっていたが、それを目当てにたくさんのカメラマンもやって来てここが1年で最もにぎわう季節。

多くの人の目当てはヒョウモンチョウの仲間たち。
そういう僕も、ちょっと気になる。
誰もいなくなった隙を見て、花を覗いて見た。
ほとんどが「メスグロヒョウモン」のオスばかり。
一見レアな種かと見まがうか、後翅中央のクリーム色の帯が目印。

今日は、名の通り翅が黒っぽいメスは花では見られなかった。

メスグロばかりの中、1個体だけ見られた「ミドリヒョウモン」。
後翅のくすんだ緑色の地に3本の白い帯が目印。

ここ数年個人的にあまり見ることが出来なかったのでラッキー。
他のヒョウモンチョウが見られなかったのは残念だった。
ずーっと、張り付いていれば見られただろうか・・・。

そうそう、クリの木といえば昨年の台風で谷戸の奥の湿地べりの木が根上がりして倒れてしまった。
大きな木ではないが、毎年今の時期にはアカシジミをはじめウラゴマダラシジミなどゼフィルスも集まる木だった。
枯れてしまったかと思っていたら、春に芽吹いていたので引き起こして何とか活かして欲しいと頼んでいた。
今日見ると引き起こされていて、倒れないようにしっかり2本の支柱で支えられていた。
花も咲かせていて、これからも生きながらえてくれればと願うばかりだ。

2019年6月13日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 メスグロヒョウモン、ミドリヒョウモン
たくさんの虫たちが集まっていたが、それを目当てにたくさんのカメラマンもやって来てここが1年で最もにぎわう季節。

多くの人の目当てはヒョウモンチョウの仲間たち。
そういう僕も、ちょっと気になる。
誰もいなくなった隙を見て、花を覗いて見た。
ほとんどが「メスグロヒョウモン」のオスばかり。
一見レアな種かと見まがうか、後翅中央のクリーム色の帯が目印。

今日は、名の通り翅が黒っぽいメスは花では見られなかった。

メスグロばかりの中、1個体だけ見られた「ミドリヒョウモン」。
後翅のくすんだ緑色の地に3本の白い帯が目印。

ここ数年個人的にあまり見ることが出来なかったのでラッキー。
他のヒョウモンチョウが見られなかったのは残念だった。
ずーっと、張り付いていれば見られただろうか・・・。

そうそう、クリの木といえば昨年の台風で谷戸の奥の湿地べりの木が根上がりして倒れてしまった。
大きな木ではないが、毎年今の時期にはアカシジミをはじめウラゴマダラシジミなどゼフィルスも集まる木だった。
枯れてしまったかと思っていたら、春に芽吹いていたので引き起こして何とか活かして欲しいと頼んでいた。
今日見ると引き起こされていて、倒れないようにしっかり2本の支柱で支えられていた。
花も咲かせていて、これからも生きながらえてくれればと願うばかりだ。

2019年6月13日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 メスグロヒョウモン、ミドリヒョウモン
ヤブキリ 大人になる [バッタ目]
田植えの終わった田んぼはトンボやチョウで大賑わい! [季節]
入梅してから雨、今日は朝から激しく一日中降り続いた。
これだけ降ったのは、いったいどれくらいぶりだろうって。
少し前の晴れた日の田植えの終わった田んぼ、ここ数年渇水続きなので今年は少し安心できるだろうか?

畔を歩くとすごい数のトンボたちが飛び交っていた。
ほとんどが「シオカラトンボ」だ。
メスが産卵している周りでオスが警戒していたが、隙を付いて他のオスがメスの首根っこを掴んで連れ去られるシーンがあちこちで見られた。
トンボの世界も厳しいものだ。

春一番に現れる「シオヤトンボ」のオスもまだ健在。
お食事中のシオカラトンボとのツーショット。

少数派だがテリトリーを張る「オオシオカラトンボ」のオス。
飛んでいるとシオカラトンボと違って黒っぽいのですぐにわかる。

ハスにとまっていたのは「キアゲハ」のカップル。
どちらも翅に全く傷みがない新婚さんだった。

数枚撮ると飛んで近くのヨシのとまった。

田んぼに集まっていたのは「ナミアゲハ」と「モンシロチョウ」たち。
多くは無いのだが、ここでこれだけの数は久しぶりに見た。
賑やかだった田んぼも、今日は雨音だけが聞かれひっそりとしていることだろう。
次の晴れ間を楽しみにしたい!

2019年6月6日 埼玉県 トンボ目トンボ科 シオカラトンボ、シオヤトンボ、オオシオカラトンボ、チョウ目アゲハチョウ科 キアゲハ、ナミアゲハ、モンシロチョウ
これだけ降ったのは、いったいどれくらいぶりだろうって。
少し前の晴れた日の田植えの終わった田んぼ、ここ数年渇水続きなので今年は少し安心できるだろうか?

畔を歩くとすごい数のトンボたちが飛び交っていた。
ほとんどが「シオカラトンボ」だ。
メスが産卵している周りでオスが警戒していたが、隙を付いて他のオスがメスの首根っこを掴んで連れ去られるシーンがあちこちで見られた。
トンボの世界も厳しいものだ。

春一番に現れる「シオヤトンボ」のオスもまだ健在。
お食事中のシオカラトンボとのツーショット。

少数派だがテリトリーを張る「オオシオカラトンボ」のオス。
飛んでいるとシオカラトンボと違って黒っぽいのですぐにわかる。
ハスにとまっていたのは「キアゲハ」のカップル。
どちらも翅に全く傷みがない新婚さんだった。

数枚撮ると飛んで近くのヨシのとまった。

田んぼに集まっていたのは「ナミアゲハ」と「モンシロチョウ」たち。
多くは無いのだが、ここでこれだけの数は久しぶりに見た。
賑やかだった田んぼも、今日は雨音だけが聞かれひっそりとしていることだろう。
次の晴れ間を楽しみにしたい!

2019年6月6日 埼玉県 トンボ目トンボ科 シオカラトンボ、シオヤトンボ、オオシオカラトンボ、チョウ目アゲハチョウ科 キアゲハ、ナミアゲハ、モンシロチョウ
マルモンシロナミシャク [チョウ目]
目の前を白っぽい蛾が横切った。
おおっ!誰々?
とまっていた近くを歩いたので驚いて飛んだのだろう。
とまった先にそっと忍び寄ると、ん~?
今の時期、白と黒の模様の蛾は多く見られる。
ウメエダシャクにトンボエダシャク、ヒロバトンボエダシャク、ヒョウモンエダシャク他色々。
もちろんじっくり見ればそれぞれ特徴があり見分けられるのだが、識別点も覚えておらず取り敢えず写真を撮るしかない。

帰って調べると「マルモンシロナミシャク」という種のようだ。
初めて見たかと思ったが、昨年6月2日にもほぼ同じ場所で出会っていた。
記憶とはそんなもの。
どうやらblogの記事にもあげてなかったようで記憶の中で埋没していた。
幼虫の食草はイワガラミやノリウツギ。
イワガラミはある1か所にしかないので、恐らくノリウツギで発生しているのだろう。
覚えておこう、マルモンシロナミシャク!
エダシャクではないぞ!!

2019年6月4日 東京都 チョウ目シャクガ科 マルモンシロナミシャク
おおっ!誰々?
とまっていた近くを歩いたので驚いて飛んだのだろう。
とまった先にそっと忍び寄ると、ん~?
今の時期、白と黒の模様の蛾は多く見られる。
ウメエダシャクにトンボエダシャク、ヒロバトンボエダシャク、ヒョウモンエダシャク他色々。
もちろんじっくり見ればそれぞれ特徴があり見分けられるのだが、識別点も覚えておらず取り敢えず写真を撮るしかない。

帰って調べると「マルモンシロナミシャク」という種のようだ。
初めて見たかと思ったが、昨年6月2日にもほぼ同じ場所で出会っていた。
記憶とはそんなもの。
どうやらblogの記事にもあげてなかったようで記憶の中で埋没していた。
幼虫の食草はイワガラミやノリウツギ。
イワガラミはある1か所にしかないので、恐らくノリウツギで発生しているのだろう。
覚えておこう、マルモンシロナミシャク!
エダシャクではないぞ!!

2019年6月4日 東京都 チョウ目シャクガ科 マルモンシロナミシャク
赤い液体を出すキノコ [菌類]
歩いていると道の脇の白いものが目に入った。
見ると、うち1つから赤い色が見えた。
もしやこれは!
早速、老眼鏡をかけて近づくと久しぶりに見るあのキノコだった。

前に出会ったのは2015年10月1日、4年前。
前に見たものは木の洞に生えた同じような白い多孔体のキノコからもっと赤い液体が同じように出ていた。
今回は直接地面に生えて4つもあり、一番右のものはうっすらとオレンジ色が滲み出ているので、同じようになるに違いない!
色は以前より薄いが、同じようにとろっとしたオレンジ色の液体だ。

まるで美味しそうなスイーツのようで、ナイフで切ったらさらにこの赤い液体が溢れ出そう!
きっと甘いのだろうか?
舐めてみたい衝動に駆られたが、さすがにそれは無理!!
このキノコはいったい何者で、この赤い液体は何なのか?
未だにわからないままでいる・・・・。

2019年6月2日 東京都 不思議なキノコと染み出る液体
見ると、うち1つから赤い色が見えた。
もしやこれは!
早速、老眼鏡をかけて近づくと久しぶりに見るあのキノコだった。

前に出会ったのは2015年10月1日、4年前。
前に見たものは木の洞に生えた同じような白い多孔体のキノコからもっと赤い液体が同じように出ていた。
今回は直接地面に生えて4つもあり、一番右のものはうっすらとオレンジ色が滲み出ているので、同じようになるに違いない!
色は以前より薄いが、同じようにとろっとしたオレンジ色の液体だ。

まるで美味しそうなスイーツのようで、ナイフで切ったらさらにこの赤い液体が溢れ出そう!
きっと甘いのだろうか?
舐めてみたい衝動に駆られたが、さすがにそれは無理!!
このキノコはいったい何者で、この赤い液体は何なのか?
未だにわからないままでいる・・・・。

2019年6月2日 東京都 不思議なキノコと染み出る液体