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おおっ! 早っ ノコギリクワガタ [コウチュウ目]

ヤナギの樹皮に花が咲いていた。
なぁんて、これは樹液に集まった「サトキマダラヒカゲ」たち。
いさかいも起こさず皆礼儀正しく樹液を飲んでいるのが微笑ましい。
さすがに後から来たものは、この周りをくるくる回って隙が無いと思うや飛んで行っていた。
サトキマダラヒカゲ0524_1.jpg





























通りすがりにクワノキをちら見すると、でかい黒い影が見えた。
ノコギリクワガタ0524-1_1.jpg



















その影の正体は立派な大顎を持った「ノコギリクワガタ」のオスだった。
ここ数日、気温が上がって暑い日が続いているが、さすがにこの時期に見たのは初めて。
ノコギリクワガタは朽木の中で初夏に羽化した個体はその夏に現れ、晩夏から秋に蛹から羽化した個体はそのまま冬を越して翌年の夏まで朽木の中でじっと外の世界に出るのを待っているそうだ。
なので、いつ出るかということではこの時期に姿を現してもおかしくはないのだろう。
ノコギリクワガタ0524-2_1.jpg



















少しストロボを焚いて撮っていると、光に反応して威嚇のポーズをとった。
これだけの大顎の個体は、僕の子供の頃スイギュウと呼んでたいそう人気があったものだ。

明日は観察会があり、折角なので参加した方にご紹介したいと持ち帰った。
見ていただいた後は元いた場所に戻すとしよう。
ノコギリクワガタ0524-3_1.jpg



















2019年5月24日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 サトキマダラヒカゲ、コウチュウ目クワガタムシ科 ノコギリクワガタ

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