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初見 アカシジミ [季節]

今日は5月なのにまるで夏のような暑さだった。
数日前から通勤途中の道にオレンジ色の小さなチョウが舞うのを見るようになった。
今日は出逢えるかと期待していた。

今週降った雨のお蔭で荒起しの終わった田んぼには水が満たされていた。
明日はいよいよ代掻きだ。
田んぼ0524_1.jpg



















探さなくとも次々目の前に虫たちが現れる。
葉裏にいたのは「キイロトラカミキリ」。
トラカミキリの中でもなかなかの美麗種だと思う。
キイロトラカミキリ0524_1.jpg



















クワの木でクワコを探していたら枝にいたのは立派なお髭の「ヒゲコメツキ」のオスだった。
探しても見つからない種で、クワコには悪いがこちらのほうが嬉しかった。
ヒゲコメツキ0524_1.jpg



















散々歩いてお目当のアカシジミを数頭見掛けたが、みな敏感に飛び去ってしまった。
やはり、朝一番が狙い目だろう。
それでも夕方、最後に訪れたfield、薄暗い林縁の葉上でようやく見つけた。
川沿いで足元が悪く、カメラを持った手を伸ばし魚眼でノーファインダーだったが何とか見られるか。
今年は例年に比べて1週間ほど遅い出現のようだ。
これからたくさん見る事が出来るだろうが、やはり初見は嬉しいなぁ
アカシジミ0524_1.jpg





























2019年5月24日 東京都 コウチュウ目カミキリムシ科 キイロトラカミキリ、コメツキムシ科 ヒゲコメツキ、チョウ目シジミチョウ科 アカシジミ

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飛び始めた キアシドクガ [チョウ目]

今年は各所のミズキが丸坊主となるほど大量発生した「キアシドクガ」。
木々が葉を茂らせている中、遠くから見ても枝だけになったミズキはとても目立つ。
あぁ、このミズキもやられたかと。

広い芝生の中にあり、毎年6月には白い花を枝一杯に付けて見応えのあるクマノミズキも例外ではなかった。
ここの幼虫たちはいったいどこで蛹化したのだろう?
クマノミズキ0523_1.jpg



















丸坊主になった林縁のミズキの下草では、無事に羽化したたくさんのキアシドクガの成虫が蛹にぶら下がっていた。
キアシドクガ0523-1_1.jpg



















こうしてじっくり見ると幼虫の姿からは想像できない、黄色い脚に真っ白な翅がとても美しい。
キアシドクガ0523-2_1.jpg



















上を見上げると、ミズキの木を中心にして周りをたくさんの成虫たちが飛び交い乱舞していた。
ただ数的にはこんなもんではないはず。
まだまだこれから増えそうだ。

今日、真夏日となったいつものfieldでもちらほらと飛ぶ姿が見られ始めた。
しかし暑かった!
日が暮れて開けた窓から、他の部屋のエアコンの室外機の音が聞こえてきた。
キアシドクガ0523-4_1.jpg



















2019年5月23日 東京都(丘陵外) ミズキ目ミズキ科 クマノミズキ、チョウ目ドクガ科 キアシドクガ

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