なんだこの虫は? クチキクシヒゲムシ [コウチュウ目]
いつも行く谷戸の入口にあるクスノキ。
この木は過去に、クロメンガタスズメや間近で見るアブラコウモリなど様々な生き物たちを初めて見る機会を与えてくれている。
なのでいつも何かいないかと念入りに見ているのだ。
今日も幹を見ていると高さ3mほどのところに虫が止まっていた。
見たことが無い大きさと形で、これはと近くにあった長い枝を拾ってきて落としてみた。
この木は過去に、クロメンガタスズメや間近で見るアブラコウモリなど様々な生き物たちを初めて見る機会を与えてくれている。
なのでいつも何かいないかと念入りに見ているのだ。
今日も幹を見ていると高さ3mほどのところに虫が止まっていた。
見たことが無い大きさと形で、これはと近くにあった長い枝を拾ってきて落としてみた。
大きさは2cmほどで頭を下に向けているので全貌がよくわからないが、一見ヒゲナガハナノミを大きく毛深くしたようないでたちだ。
少しすると頭を上げて歩き出した。
この姿、やはり今までに見たことが無い虫だ。
小さな虫は未見のものもまだまだいるが、このサイズでこんなに存在感のある未見の種がいたとは驚いた。
調べると、クシヒゲムシ科に属する「クチキクシヒゲムシ」という虫だった。
朽木に集まり、名前の通りオスは櫛のような立派な触角があるそうなのでこれはメスだろう。
少しすると頭を上げて歩き出した。
この姿、やはり今までに見たことが無い虫だ。
小さな虫は未見のものもまだまだいるが、このサイズでこんなに存在感のある未見の種がいたとは驚いた。
調べると、クシヒゲムシ科に属する「クチキクシヒゲムシ」という虫だった。
朽木に集まり、名前の通りオスは櫛のような立派な触角があるそうなのでこれはメスだろう。
撮った写真を見ると腹端から爪楊枝のような物が出ていた。
これは恐らく産卵管に違いない。
クスノキに産卵していたのか?
それともオスを引き寄せるコーリングをするのか?
口元を見ると大きな顎があるように見える。
この口でいったい何を食べているのだろう?朽木か?
初遭遇の虫は、とにかく不思議が尽きない・・・。
2019年5月15日 埼玉県 コウチュウ目クシヒゲムシ科 クチキクシヒゲムシ
第40回SSP展「自然を楽しむ科学の眼2019-2020」開催のご案内 [告知]
私が所属する一般社団法人 日本自然科学写真協会の「第40回SSP展」東京展が、5月24日(金)から30日(木)まで六本木の東京ミッドタウンにある富士フィルムフォトサロンで開催され、様々な分野のプロ、アマチュア写真家の素晴らしい写真が展示され私も1点出展させていただきます。
今回は日本自然科学写真協会設立40周年記念として、東京・大阪展では一般公募の自然写真コンテスト「SSP大賞2019」受賞作品も展示いたします。
今回は日本自然科学写真協会設立40周年記念として、東京・大阪展では一般公募の自然写真コンテスト「SSP大賞2019」受賞作品も展示いたします。
東京と大阪は会員の全写真を展示、それ以外の各地は展示スペースの関係で各出展者で選別しますので、私の写真が必ず展示されるとは限りませんが見ごたえのある作品ばかりです。
東京を皮切りに全国の会場で下記日程で開催されますので、是非足を運んでいただければ幸いです。
私は東京展29日(水)13:00~19:00、30日(木)13:00~16:00に会場にいる予定です。