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アニメ顔のイモムシたち [チョウ目]

先週あたりがピークだったか、木々の枝先からツツッーと糸を垂らして降りてくるイモムシ、ケムシ。
歩けば目の前にいくつものイモム、シケムシが立ちはだかり、かわしても首にもぞもぞ、見るといつの間にか服に付いていてギョッーとした。
昨日あたりから、すっかり数が減ったように思われホッとしている。
今年はキアシドクガをはじめイモムシ、ケムシたちの大発生の年のようだった。
ミズキやクヌギ、コナラも丸坊主になった木がたくさん見られた。

鳥糞に擬態と言われる「オカモトトゲエダシャク」の幼虫も様々な植物で多く見られた。
それでも緑色型は多くはなかった。
こちらを見る顔は、まるでアニメの妖怪人間ベムのようだ。
オカモトトゲエダシャク0509_1.jpg



















コクマザサの葉上にいたのはドクロベエ。
ドクロベエは1977年から放送されたアニメタイムボカンシリーズ、ヤッターマンのドロンボー一味にドクロストーンを探させるボス的存在だったが、今の若い人たちは知らないだろう。
ドクロベエの姿は、一言で言えば名の通りドクロだ。
ヒロバトガリエダシャク0512-1_1.jpg



















イモムシの中でドクロベエは数種いるが、これは「ヒロバトガリエダシャク」の幼虫と思われる。
広食性で何でも食べるようだが、さすがにササは食うまい。
ここにあるのは他にアケビとヤブガラシだが、アケビにあった食痕が怪しい・・・。
ヒロバトガリエダシャク0512-2_1.jpg



















2019年5月9日、12日 東京都 チョウ目シャクガ科 オカモトトゲエダシャク、ヒロバトガリエダシャク

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