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キリギリスとヤブキリの幼虫の違い [バッタ目]

キリギリスの仲間の代表的な「キリギリス」と「ヤブキリ」。
草地からチョン・ギース♪、樹上からシリシリシリ♪と夏に聞かれるその声は風物詩だが、今の時期はまだ幼虫だ。
幼虫の時期のこの2種がわからない方が多いようなので、簡単なその違いをご紹介。

まずは、キリギリスの幼虫。
草地を歩くと飛び出した。
キリギリス0511-1_1.jpg



















背中から腹端まで伸びた1対の白と黒の線が特徴。
主に草地で見られる。
キリギリス0511-2_1.jpg





























一方のヤブキリの幼虫。
ヤブキリ0511-1.JPG



















背中から腹端の中央に1本の赤褐色の線がある。
若齢ではタンポポやハルジオンの花の上で花粉や葉を食べている姿をよく目にする。
この日は少し背丈のあるササの葉上で陽を浴びていた。

キリギリスの幼虫が花の上で花粉を食べているのを見たことが無い。
たまたまなのか、それともこの時点で既に草地性と樹上性の違いが表れているのだろうか?
ヤブキリ0511-2_1.jpg



















2019年5月11日 東京都 バッタ目キリギリス科 キリギリス、ヤブキリ

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