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たかがアカハネムシ されどアカハネムシ [コウチュウ目]

今日は午前中晴れて昼には夏日となったものの、午後から突然雷鳴が轟きその後雨となった。
いい天気と洗濯して干していたが帰るとびっしょり。
あぁ、また明日朝出勤前に洗濯しなければ・・・だ。

先日、刈られたススキ原っぱに「アカハネムシ」がいた。
今の時期、林縁の葉上などでよく見られる。
翅が赤いのは自分に毒はないが有毒のベニボタルに擬態して敵から逃れるいわゆるベイツ型擬態といわれている。
折角なので一枚撮らせていただいた。
アカハネムシ0502-1_1.jpg



















次に少し光を当ててもう一枚。
前翅の鮮やかな煌めく赤色が浮かび上がった。
まるでベルベットのような質感。
普段、アカハネムシかと結構スルーしていたが、おぃ綺麗じゃないか!

是非、林縁で赤い虫を見つけたらじっくりと見て欲しい。
ベルベットの質感の煌めくアカハネムシ、おすすめです!

アカハネムシには似た種がおり詳細の同定はせずアカハネムシとした。
アカハネムシ0502-2_1.jpg



















2019年5月2日 コウチュウ目アカハネムシ科 アカハネムシ

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瀕死のオオミズアオ [チョウ目]

刈られたススキ原っぱの地面に目を引く色が。
近寄ると「オオミズアオ」だった。
何でこんなところにと思ったのだが理由はわからない。
見ると鱗粉も剥げ落ちて痛々しい姿だった。
オオミズアオ0502-1_1.jpg



















ここでは何なので近くのサクラの幹にとまらせた。
すると、ぐんぐん登って行った。
おおっ、まだ元気はあるか!
オオミズアオ0502-2_1.jpg



















少しして歩みをやめて落ち着いた。
ガの中でも1,2を争う美麗種。
翅脈の濃い水色と翅の透けるような淡い水色、前後翅のデザインが神秘的でもあり美しい。

翌日、気になってこの場を訪れてみた。
幹にいないのでまさか鳥などにやられたかと下を見ると、既に亡骸になっていた。
ほとんど変わらぬ姿だったので、あの後力尽きたのだろう。

翅の傷みが無い生まれたままのオオミズアオに出逢うのは本当に難しい。
オオミズアオ0502-3_1.jpg



















2019年5月2日 チョウ目ヤママユガ科 オオミズアオ

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クワの木にハラグロオオテントウ [コウチュウ目]

大きな池の近くにあるクワの木。
夏にはクワカミキリなどが見られ通るといつもチェックしている。
この日も通りかかり、あの虫いないかなぁと念入りに見ていた。
すると高い枝先でお目当を見つけた。
探していたのは、日本三大テントウムシの一種、「ハラグロオオテントウ」だ。
遠くて撮れないので、持っていた傘で枝を叩くと運よく下に落ちてきた。
ハラグロオオテントウ0502-1_1.jpg



















日本三大テントウムシとはオオテントウ、カメノコテントウ、そしてこのハラグロオオテントウだ。

目の前で見るとやはり大きい。
カメノコテントウはよくfieldでも見られるがハラグロは今回で2度目の遭遇。
クワの木を丹念に探すと意外といるのかもしれないなぁ。
ハラグロオオテントウ0502-2_1.jpg



















動き出したので、クワの葉に乗せるとすぐに飛んで行ってしまった。
いつか、カメノコテントウ、ナナホシテントウと並べて撮ってみたい。
ハラグロオオテントウ0502-3_1.jpg



















2019年5月2日 東京都 コウチュウ目テントウムシ科 ハラグロオオテントウ

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