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初夏の田んぼで [季節]

別の田んぼに行ってみると畔に目に鮮やかな「ゲンゲ」の花。
正式和名はゲンゲだが、レンゲの方が馴染がある。
蜂蜜の蜜源や田んぼの緑肥として植えられ、昔は一面レンゲ畑があちこちで見られたが、今はほとんど見られなくなってしまった 懐かしい原風景。
ゲンゲ0424.JPG



















畔に黄色い花を咲かせているのは「オオジシバリ」。
へら状の葉が特徴でよく似たジシバリ(イワニガナ)は葉が小さくて丸い。
萎んだ花のオレンジ色もアクセント!
オオジシバリ0424.JPG



















キツネノボタンの葉上で見つけたのは「ヤブキリ」の幼虫。
背中の一本線が特徴だ。
大人になるとセミをも食す獰猛さだが、この頃は花や花粉なども食べて小さく可愛らしい。
ヤブキリ0424.JPG



















小さな池の周りではすっと伸びた先がくるくるっと面白い「コウヤワラビ」の新芽。
そのうちここはこのシダの群生地に。
コウヤワラビ0424.JPG





























畔に生えたエノキの幹で「ヤマトシギアブ」を見つけた。
もうそんな時期か。
特に害もなく、林縁を歩くと幹から飛び上がる褐色のアブ。
どんだけ~ 胸の厚みが凄い!
重量挙げ選手権に出られそうだ。
ヤマトシギアブ0424.JPG



















2019年4月24日 埼玉県 マメ目マメ科 ゲンゲ、キク目キク科 オオジシバリ、バッタ目キリギリス科 ヤブキリ、ウラボシ目オシダ科 コウヤワラビ、ハエ目シギアブ科 ヤマトシギアブ

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生きものの名前の付いた田んぼ雑草たち [季節]

今日は休みだったが、起きるとぽつぽつと雨。
午後には止んだので、ちょこっと田んぼに行ってみた。
今にも降り出しそうな雲行きで、トンボたちの姿も見られない。
唯一、クロアゲハが飛んで来たが田んぼに降りることなく飛び去った。

虫を諦めて、畔で咲いていた花たち。
今が盛りと小さく可憐な白い花を咲かせているのは「ノミノフスマ」。
ハコベに似ていてさらにノミノツヅリという種もありややこしい。
ノミノフスマ0424.JPG



















ノミノフスマ0424-1.JPG



















上の写真の背景に写っていた紫色の花は「ムラサキサギゴケ」。
湿った場所を好んで地を這うように咲いている。
ムラサキサギゴケ0424.JPG





























田んぼ雑草といえばこの「スズメノテッポウ」。
子供の頃は良く見たが、田んぼや畑が少なくなって見る機会がめっきりなくなってしまった。
これで草笛を作れるようなので今度試してみたい!
ここまでの植物はノミ、サギ、スズメとみな生きものの名前が付いている。
元のいきものもこれらの植物も人々の暮らしに身近な存在で馴染があったに違いない。
スズメノテッポウ0424.JPG





























田んぼ脇を歩いていると足元の草でハムシを見つけた。
今日出逢った数少ない虫、「ヨツモンクロツツハムシ」だ。
ウワミズザクラに付くようで、見上げるとブラシのような花が見頃だった。
風が強くて落ちてきたのだろう。
ヨツモンクロツツハムシ0424.JPG



















2019年4月24日 埼玉県 ナデシコ目ナデシコ科 ノミノフスマ、イネ目イネ科 スズメノテッポウ、シソ目ハエドクソウ科 ムラサキサギゴケ、コウチュウ目ハムシ科 ヨツモンクロツツハムシ

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