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ブラシのサクラの花とお馴染みの鳥たち [季節]

ソメイヨシノの花もほとんど散って、公園では一重や八重のサトザクラが見頃となって来た。
一方、雑木林では白いブラシ状の花を付けたサクラが見頃だ。
春の色にさらに白色が加わった。
雑木林0418_1.jpg



















サクラでブラシ状の白い花を付けるのは、イヌザクラとウワミズザクラ。
多いのは「ウワミズザクラ」だ。
知られるサクラの花とは全く異なり、知らなければこの花を見てサクラとは思わないだろう。
花で見分けるなら、花の下に葉が無いのがイヌ、葉があるのがウワミズだ。
僕も昔はそうだったが、よくウワズミザクラと言い間違えられるのが面白い!
ウワミズザクラ0418_1.jpg





























久しぶりに丘に行ってみた。
ここには大きなイヌザクラがあるのだが、残念 まだ咲いていなかった。
丘に出る林内で前を飛んで横切る鳥がいた。
降りた先を見ると、冬鳥の「シロハラ」。
もう少し見られるかな。
シロハラ0418_1.jpg



















見晴らしの良い場所でチチッ♪と鳴く「ホオジロ」のオスがいた。
ここではお馴染みのメンバーだ。
キャッチアイが無いのがかなり残念だが仕方ない。
ホオジロ0418_1.jpg



















今ではすっかり減ってしまったが、この丘で毎回見られる「キジ」。
オスのケーン♪という鳴き声や羽を広げて胴体に打ちつけて音を立てる母衣打ち(ほろうち)が聞かれる。
この日も鳴き声が聞かれ声をたどっていくと林縁でその姿を見つけた。

そおっと近寄ったが気付かれて林内に逃げ込まれてしまった。
かろうじて撮れた1枚。
まぁ、200mmだからせいぜいこんなもんだろう。
キジ0418_1.jpg



















2019年4月18日 埼玉県 バラ目バラ科 ウワミズザクラ、スズメ目ヒタキ科 シロハラ、ホオジロ科 ホオジロ、キジ目キジ科 キジ

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なかなかの美麗種 ヨツボシヒラタシデムシ [コウチュウ目]

シデムシといえば主に死んだ動物に集まる雑木林の掃除屋だ。
よく見られるのは真っ黒な体のオオヒラタシデムシだが他にも色々な種がいる。
今日出逢ったのは半透明の前胸背に上翅の黒斑が美しい「ヨツボシヒラタシデムシ」だ。
ガの幼虫を食べるようでこの時も周りにはたくさんのガの幼虫が見られ、近づいても全く動じなかったことから何かを捕食していたのかもしれない。

記事を書いてUPするとサーバーエラーで少したってから改めてとの画面が出て書いた記事がすべて消えてしまう。
この記事も書き直したもの。
長い文章の場合、勘弁してくれと嘆かわしい。
なのでUP前にコピーしているのだが、今日は・・・。
ヨツボシヒラタシデムシ0419_1.jpg



















2019年4月19日 東京都 コウチュウ目シデムシ科 ヨツボシヒラタシデムシ

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田んぼにシオヤトンボ [トンボ目]

昨日そろそろ出ているのではと田んぼにトンボを見に行ったが、曇り空で冷たい風が吹いてチョウさえも飛んでいなかった。今日は一転して風も止んで暖かかったので再び足を運んでみた。

日差しが暖かい田んぼでは、渡ってきたツバメたちが巣作りの為に泥を集めにやって来ていた。
雑木林では夏鳥のセンダイムシクイの囀りを初確認。
ツバメ0418_1.jpg



















畔を歩くと、いたいたお尻に白い粉をふいた「シオヤトンボ」のオス。
ここでは成虫越冬の種を除いて最も早く現れるトンボだ。
シオヤトンボ0418-1_1.jpg



















当たりを歩いてみたが、まだ4個体ほどしか見られなかった。
シオヤトンボ0418-0_1.jpg



















こちらはまだ粉をふいていない未成熟のオスと思われ、メスは見つからなかった。
まもなくさらに数が増えシオカラトンボなど他の種も現れて、田んぼや湿地が賑わう季節がやってくる。
シオヤトンボ0418-2_1.jpg



















2019年4月18日 埼玉県 スズメ目ツバメ科 ツバメ、トンボ目トンボ科 シオヤトンボ

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ウグイスカグラで [自然]

先日羽化した「コミミズク」だが、コンデジでしか撮っていなかったので一眼で撮り直してきた。
少しは晴れるかと思ったが、曇り空で風があり思ったように撮れなかったが仕方がない。
まだいてくれただけでもラッキーだった。
コミミズク0417_1.jpg



















風の影響がない谷戸を歩いていると「ジュウニヒトエ」が咲いていた。
重なり合う花の様子を平安時代の衣装である十二単に例えて名付けられたとの説がありとても興味深くその立ち姿が美しい。

ジュウニヒトエ0417_1.jpg




















ウグイスカグラの枝に脱出口の無いヤママユの繭があった。
持つとずっしりとかなり重い。
中はコンボウアメバチなのだろうか?
一頭か?または別種で複数か?
気になってお持ち帰りさせてもらった。
さて何が出てくるやら。
ヤママユ0417_1.jpg





























そのウグイスカグラの葉に何かのうんち?

な~んて、騙されないぞ!
うんちに擬態した「オカモトトゲエダシャク」の幼虫。

歩いていると糸でぶら下がって降りてきたいもむしたちが服に・・・・ひゃぁっ!

季節はいよいよ初夏に。
オカモトトゲエダシャク0417_1.jpg



















2019年4月17日 東京都 カメムシ目ミミズク科 コミミズク、シソ目シソ科 ジュウニヒトエ、チョウ目シャクガ科 オカモトトゲエダシャク

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ヤママユの繭から コンボウアメバチ誕生! [ハチ目]

冬にfieldで見つけたヤママユの繭。
この時期はすでに羽化していて空繭で軽いはずだが、出た穴が無くずっしりと重い。
これは・・・と持ち帰っていた。

時折様子を見ていたのだが、先日見るとあぁ…、既に。
出てくる瞬間を見たかったのだが叶わなかった。
繭から出てきていたのは思った通り「コンボウアメバチ」だった。
コンボウアメバチ0413-1_1.jpg



















ウスタビガの繭から出てきたのは何度か見てきたが、ヤママユでは初めてだ。
ウスタビガに寄生するのは一つの繭に1個体のこのコンボウアメバチと経験上100個体近い複数が羽化してくるウスタビガフシヒメバチだが、ヤママユでも数多く寄生するヒメバチの仲間もいるのだろうか?

繭の内側から穿って出てきた穴。
コンボウアメバチ0413-2_1.jpg



















羽化したのに気付かず数日経っていたので飼育器の中で飛び回ったのだろう。
翅が傷んでいた。
この後、繭を拾ったfieldに放したが、他のいきものの命を糧に生きるという命の繋がりを改めて考えさせられた。
コンボウアメバチ0413-3_1.jpg



















以前、ウスタビガの繭に穴を開けながらも羽化できずにその蛹の中で命尽きたコンボウアメバチ。
顔が見えて、さていつ出てくるのかとずっと待っていたのだが、そのうちに動きが止まってしまったので繭を開いて見ると既に命絶えていた。
コンボウアメバチ_1.jpg





























先日、やはり出た形跡のない重いヤママユの繭を拾った。
開いて見るときれいな蛹が現れた。
さて、ここから何が出てくるのか?
顛末を見てみたい!
ヤママユ0413_1.jpg



















2019年4月13日 東京都 チョウ目ヤママユガ科 ヤママユ、ウスタビガ、ハチ目ヒメバチ科 コンボウアメバチ

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ムラサキシキブにイチモンジカメノコハムシ [コウチュウ目]

新芽が出てきたムラサキシキブの葉に目をやると おおっ!いるじゃない
いつの間に出てきたのか、楕円形の透き通った円盤の下に本体がある不思議な外観をしたハムシだ。
イチモンジカメノコハムシ0411-1_1.jpg



















調べると成虫で越冬するようだが全く汚れのないその体、いったいどこで冬を越していたのだろうか?
冬越ししている姿を一度は見てみたい。
別の枝でも見つけた。
まるでお尻の方から天使の羽が伸びているみたい。
イチモンジカメノコハムシ0411-2_1.jpg



















2019年4月11日 東京都 コウチュウ目ハムシ科 イチモンジカメノコハムシ

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コナラの新芽に ノミゾウムシたち [コウチュウ目]

コナラの新芽を見ていると小さな黒い虫がいた。
とにかく小さくゴミかと思うほど。
ノミゾウムシの仲間0327-1_1.jpg



















ファインダー覗くと黒い虫が2匹いた。
口吻があるのでゾウムシの仲間。
危険を感じるとぴょ~んと飛んでいなくなる。
どうもノミゾウムシの仲間らしい。
こんなゾウムシがいる事を初めて知った。

ノミゾウムシの仲間0327_1.jpg



















別の日にもやはりコナラの芽で見つけたゾウムシ。
今度のは色が異なり、キンケノミゾウムシだろうか。
ただ今交尾中 だった。
ノミゾウムシの仲間0411-1_1.jpg



















2019年3月27日、4月11日 東京都 

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ああっ また抜けちゃったと思ったらいたよ!コミミズク成虫 [カメムシ目]

コナラの枝で越冬するコミミズクの幼虫を見てきて先日2個体が羽化して抜け殻になっていた。
残る1頭を今日見てみると抜け殻もなく跡形もなくなっていた。
ん~、抜け殻もないということは何かに食べられてしまったのか?
残念、と思いながら枝を見回すと、おやっ!
いたよ~、コミミズク成虫。
何らかの理由で抜け殻は無くなっていたようだが、無事羽化して元いた場所から下に移動していた。
コミミズク0414-1_1.jpg



















今まで越冬幼虫はいくつも見てきたが、成虫を見るのは実は初めてだった。
幼虫時代に比べ背中が盛り上がり翅が生えていやいや立派じゃないか!
翅に白い横線が入るのもちょっとおしゃれ。
何枚も撮っていてぴょ~んと飛んで行くかと思ったが、少し横ずさりしていたのも可愛い。
コミミズク0414-2_1.jpg



















こちらが11日に撮ったbefore。
何だか子が成人した親の気分か・・・ 嬉しいなぁ。
コミミズク0411-3_1.jpg



















2019年4月14日 東京都 カメムシ目ミミズク科 コミミズク

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素晴らしい春の光を浴びて [季節]

今日は久しぶりに晴れて風もなく暖かな一日だった。
歩いているといつもと何かが違うような・・・。

光を浴びたあらゆる色が一段と透明感と深みを増して輝いて見えた。

遠くに見える雑木林の春景色。
手前の黄緑はヤナギ、奥の薄い黄緑はコナラの新葉、ピンク色はヤマザクラの花色で深いエンジは花を終えたヤマザクラの新葉だ。
毎年見られる光景だが、今日のは格別だった。
春景色0413-2_1.jpg



















木々が芽生えた雑木林の中を歩いて見上げれば、淡いオレンジ色に縁取られたネジキのすべての葉がまるで命を輝かせているかのように美しかった。
春景色0413-3_1.jpg



















ミズキの黄緑がかった葉もいっぱい日差しを受けて一面が煌びやか。
葉の形や色と枝ぶりのアートを楽しめるのも今だけの贅沢。
春景色0413-4_1.jpg



















よく見ると葉に囲まれた真ん中に小さな蕾が見えた。

早いなぁと思いながらもちょっと嬉しくなった。


こんな光の美しい日はそうそうやっては来ない。
春景色0413-5_1.jpg



















2019年4月13日 東京都

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ガマズミの新芽にアシベニカギバの幼虫 [チョウ目]

木々の枝先をチェックしていたところ何気に見たガマズミの新芽に見覚えある姿があった。
お尻の先にアンテナを付けた「アシベニカギバ」の幼虫だ。
寒い冬を無事に乗り越えご馳走にありついた様子。
頭を突っ込んでけっこうな量を食べているようだ。
アシベニカギバ0411-1_1.jpg



















顔を見たくて少し待ったが、こちらに気付いて警戒したのか一向に動く気配が無い。
アシベニカギバ0411-2_1.jpg





























しょうがないのであたりを一回りして戻って見るといなくなっていた。
おやっ、どこに行った?
探して見ると、枝の陰からこちらをうかがっていた。
ん~、ネコの耳としっぽ、かわいいじゃないか!
アシベニカギバ0411-3_1.jpg



















2019年4月11日 東京都 チョウ目カギバガ科 アシベニカギバ

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