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見返り美人?ジョウビタキ [鳥類]

年明けあたりからいつも行く谷戸の入り口で、「ジョウビタキ」のメスをよく見かけるようになった。
すぐ近くまで寄ってきて愛想を振りまくサービス満点の女の子だ。
あいにく4倍ズームのコンデジしかもっていない時ばかりで、さすがにそれでは無理。

この日久しぶりにちょっと長いレンズを持って出掛けたが、こんな時にはいない。
さらに歩いて奥の湿地近くで鳴き声が聞こえ探していると杭の上に。

ちょっと長いレンズと言っても200mmに1.4倍のテレコンなのでこれくらいにしか映らない。
ジョウビタキ0214-1_1.jpg



















少し待っていたのだが一向に距離は縮まらず。
さらには全くこちらを向いてくれない。
と思っていたらちょっと近くへ来てくれたが、やっぱりお尻がこちら。
ようやく一瞬振り向いて飛んで行ってしまった。
ん~、あのジョビ子ではなかったのかなぁ?
ジョウビタキ0214-2_1.jpg



















ウメの木で探していた「アカホシテントウ」を見つけた。
数十本あるのにこの2個体だけなうえ低くて暗く撮りにくい場所にいた。
まぁ、見つからないよりましか。
横着せずにディフューザー、ちょっと工夫しないと・・・。
アカホシテントウ0214_1.jpg



















2019年2月14日 東京都 スズメ目ヒタキ科 ジョウビタキ、コウチュウ目テントウムシ科 アカホシテントウ

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フユシャクモドキことハイイロフユハマキ [チョウ目]

冬のシーズン雑木林でフユシャクを探していると必ず出会うのが「ハイイロフユハマキ」だ。
フユシャクを探し始めた頃、おっ!フユシャクと喜ぶもつかの間、この種とわかってちょっとがっかりしたものだった。
大きさは頭から翅の先までで約15mmくらいと小さい。
この日は枯れたアカマツの幼木で見つけた。
ハイイロフユハマキ0214_1.jpg



















フユシャクと同じ冬に現れ一見似ていること事から以前の名前はフユシャクモドキ。
科も異なりフユシャクはシャクガ科だがこちらは名の通りハマキガ科。
メスにはオス同様に大きな翅があり飛ぶことが出来る。
ただ、いつも見るのはオスばかりで、メスにはお目に掛かったことが無い。
オスより翅が広く紋も少し異なるそうだ。
メスはこれからのようなので探して見よう!
ハイイロフユハマキ0214.-1_1.jpg



















2019年2月14日 東京都 チョウ目ハマキガ科 ハイイロフユハマキ

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でかい!シモフリトゲエダシャクのメス [チョウ目]

今日は曇り空で北風が強くとても寒かった。
こんな冬の日は、雑木林で樹皮を見て回るのが定番だ。

高さ2mのコナラの樹皮でフユシャクのメスを見つけた。
シモフリトゲエダシャク0214-1_1.jpg



















体色や小さな翅があることから「シモフリトゲエダシャク」のメス。
今シーズン、オスは何度も見ているがメスは初めて。
大きさは15mmほどとフユシャクのメスにしてはでかくてなかなか見応えがある。
お腹は卵でパンパンだ。
シモフリトゲエダシャク0214-2_1.jpg



















樹皮の裂け目に身を隠しているつもりだろうか?
色は樹皮によく似ているが、規則正しい黒い模様がちょっと目立つかな。
鳥やクモに見つかる前に無事に産卵できればいいのだが・・・。
シモフリトゲエダシャク0214-3_1.jpg



















2019年2月14日 埼玉県 チョウ目シャクガ科 シモフリトゲエダシャク

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立春3日後、ヤマアカガエル 鳴く [両生類]

立春が過ぎた2月7日、暖かかったので丘陵の湿地にアカガエルの様子を見に行った。
概ね産卵するのに十分とはいえないまでも水位は確保されていた。
ただ、どこの湿地も鳴き声やその姿も確認出来なかった。
丘陵の北に位置する湿地を見に行ったが、水が無く今年はここでの産卵は期待出来ない状況だった。
車に戻る途中どこからかキャラキャラキャラ♪という1年ぶりのあの懐かしい期待していた声が聞こえてきた。
湿地に水は無いはずなのに・・・・。
その声をたどっていくと、丘陵に接した空家の小さな池。
ヤマアカガエル0207-1_1.jpg



















近づくとすぐに鳴き声が止んで水面に波紋がたった。
どうやら危険を察知して潜ってしまったようだ。
ヤマアカガエル0207-2_1.jpg



















待つこと20分、ようやく水面にひょっこりと顔を出した。

どこにいるかわかるだろうか?
ヤマアカガエル0207-3_1.jpg



















答えは写真中央の少し上、枯れた草がV字になった真ん中。
さらに待っていると、別の場所からスーッと水面に現れたのはやはり「ヤマアカガエル」だった。

既に30分以上同じ姿勢で微動だにせずじっとしているのもそろそろ限界。
鳴き声を目の前で聞くことは叶わなかったが、姿を見られただけでもOKと体を動かすとまた水の中へ潜って行った。

この日、姿や鳴き声が聞かれたのは、この北向きの最も寒いと思われる場所だけ。
過去にも最も早く卵塊が見られたことがあった
産卵する条件として暖かさの他に何かあるのだろうか?
今年も一番に姿と鳴き声が聞かれたこの北向きの場所で他に先駆けて卵塊が見られるのか、確認したい。

ヤマアカガエル0207-4_1.jpg




















2019年2月7日 東京都 無尾目アカガエル科 ヤマアカガエル

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アラカシの枝のミイラはガの幼虫だった [チョウ目]

もう10年近く前にアラカシの枝で見つけた不思議なものの写真。
生き物のようだが触ると固くて生きているとは思えなかった。
その後も同じようなものを時々見掛けたが、何だかわからず数枚が不明種フォルダに。
スズメガ幼虫_1.jpg



















先日、SさんがFbでよく似たものをこれは何?と写真をアップされていた。
おぉっ!これこれと。
数日後、コナラの枝で見つけたものには頭部が残っていた。
不明種0118_1.jpg



















その後、Sさんから昆虫写真家新開孝さんがblogにその正体を書かれていたと教えていただいた。
その正体とはスズメガの仲間の幼虫だった。
一枚目の写真の左上に開いた穴はスズメガ幼虫の腹端の突起の痕のようだ。
二枚目の写真にその痕は見られないが、残った頭部からも蛾類の幼虫であることがわかる。
先月末にアラカシで見つけたものの腹端にはやはり穴が開いていた。
長い間の不思議が解消して良かった。
教えていただいたSさん、ありがとうございました。
スズメガ幼虫0130_1.jpg



















2019年1月 東京都

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寒波乗り越え ヒナバッタ [バッタ目]

昨日は天気予報が外れ、雪は降ったもののほとんど積もらなかった。
それでも気温は昼でも2℃ほどしかなく外仕事にはとても堪える寒さだった。
今朝は昨晩からの雪がうっすらと積もったようで少し雪景色。
越年ヒナバッタたちはこの雪と寒さを乗り越えることが出来ただろうか?
午後から見に行った。
雪0210_1.jpg



















昼には雪も融けて風は冷たいが陽射しのぬくもりを感じた。
木の根元を探すが見つからない。
脇の枯草を掻き分けていると、いきなりジャンプ!
オスの「ヒナバッタ」だった。
全く弱った様子もなく近づかせてくれず難儀だったがこれだけ元気なら安心だ。
元気の源、餌は何か食べているのだろうか?
昨晩都心は今季一番の冷え込みだったとの事。
ここもそれに近いだろうによく耐えたものだ。
ヒナバッタ0210-1_1.jpg



















さらに探していると木の幹で陽を浴びているオスもいた。
残念ながらメスは見つからなかったが、枯草の中で身を潜めているのかもしれない。
隠れ家をあまり荒らすとよくないと思い今日はこれまでとした。
また、近いうちに見に来よう。
ヒナバッタ0210-2_1.jpg



















帰りに見たアセビは蕾が白く膨らんでもうすぐ咲きそうだった。
暖かな春が待ち遠しいなぁ
アセビ0210.JPG



















2019年2月10日 東京都 バッタ目バッタ科 ヒナバッタ、ツツジ目ツツジ科 アセビ

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外来種ムネアカハラビロカマキリの卵鞘 [カマキリ目]

先日、休みの日に職場のサクラの木でフユシャクを探していて高さ5mほどの枝にカマキリの卵を見つけた。
一見ハラビロカマキリのようだが、その付き方が明らかにおかしい。
それはこの距離で見ても一目瞭然、中国原産の外来種「ムネアカハラビロカマキリ」と思われた。
あまりに高い位置なので、後日勤務時に採取することにした。

ムネアカハラビロカマキリ0203_1.jpg



















数日後、高枝切りばさみで枝を落として手元で見るとやはり昨年産み付けられたムネアカのものだった。
卵鞘と枝の接する部分が短く、突出しているのが特徴でこの点で在来のハラビロカマキリとは区別できる。
ムネアカハラビロカマキリ0203-1_1.jpg



















正面から見るとよく似ていて一見区別しにくいかもしれない(下の写真)。

この場所は芝生広場の一角で、ソメイヨシノが多く植えられているが周りに雑木林などは無い。

こんなところにもいるのかと他を探して見ると、同じ木の少し低い位置にハラビロカマキリの卵鞘もあった。
同じ環境に2種が混在していたようだ。
そういえば昨年10月、ここから100mほど離れた広場の端のクスノキで産んで間もない卵鞘とメスを見つけていた。

ここでこの冬見つかった卵鞘は3個。
侵入経路は中国から輸入された竹箒とされており、ここでもホームセンターで購入した竹箒を清掃などで使用している。
今後は購入時に卵鞘が付いていないか確認することと、今の時期枝先をチェックして多数の幼虫が孵化する前に卵鞘を駆除するほかなさそうだ。
ムネアカハラビロカマキリ0203-2_1.jpg



















2019年1月31日、2月4日 東京都 カマキリ目カマキリ科 ムネアカハラビロカマキリ

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立春のヒナバッタ [バッタ目]

昨日は暦の上では立春だった。
この時期は一年の中で最も寒さが厳しいといわれているが、今年の立春は南風が吹いてfieldでは気温が16℃まで上がってまさに春の陽気となった。
「カワヅザクラ」の枝先では蕾からピンク色の花弁が。
カワヅザクラ0204_1.jpg



















さてさて経過観察している「ヒナバッタ」はどうだろうか?
ちょっとドキドキしながら探して見ると、サクラの樹皮にオスを見つけた。
おぉっ!
いるいる!
ヒナバッタ0204_1.jpg



















根元の草にはメスもいた。
寒さに強いとはいえいったいいつまで生き延びられるか、興味は尽きない。
雪さえ降らなければ、春まで行けそうな!!
ヒナバッタ0204-1_1.jpg



















あまりの暖かさに越冬チョウたちも。
瑠璃色に水色のパステルが映える「ルリタテハ」。
そういえばあの越冬ルリタテハまだいるだろうか?
ひょっとして飛び立ってしまったか、近いうちに見に行ってみよう!
ルリタテハ0204_1.jpg



















2019年2月4日 東京都 バラ目バラ科 カワヅザクラ、バッタ目バッタ科 ヒナバッタ、チョウ目タテハチョウ科 ルリタテハ

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