この時期ビックリ! 朽木の下からノコギリクワガタのメス [コウチュウ目]
何かいないかと林に転がっていた朽木をどかしてみた。
すると何か黒っぽい大きめの虫が木の裏から落ちた。
裸眼では色とシルエットしか見えず、シデムシの仲間か?

眼鏡をかけてよく見ると、何と「ノコギリクワガタ」のメスだった。
この時期にこのクワガタを見るのは初めてだ。
すると何か黒っぽい大きめの虫が木の裏から落ちた。
裸眼では色とシルエットしか見えず、シデムシの仲間か?

眼鏡をかけてよく見ると、何と「ノコギリクワガタ」のメスだった。
この時期にこのクワガタを見るのは初めてだ。
触ってもはまったく動かずいくつかの脚の符節が欠損していたが、見る限り小顎のオレンジ色も鮮やかで体の艶もある。
幾度か息を吹きかけてみると、僅かに脚や触角が動いたので間違いなく生きている。
確かノコギリクワガタは越冬しないが、秋以降に羽化したものは木の中の蛹室でそのまま冬を越して翌夏に外に出ると記憶していた。
このメス、なぜこの時期にここにいるのか?
幾度か息を吹きかけてみると、僅かに脚や触角が動いたので間違いなく生きている。
確かノコギリクワガタは越冬しないが、秋以降に羽化したものは木の中の蛹室でそのまま冬を越して翌夏に外に出ると記憶していた。
このメス、なぜこの時期にここにいるのか?
果たして無事越冬が出来るだろうか?
少し落ち葉をかけて元のように朽木を戻しておいた。
春まで見届けてみたい。

2018年12月16日 東京都 コウチュウ目クワガタムシ科 ノコギリクワガタ
少し落ち葉をかけて元のように朽木を戻しておいた。
春まで見届けてみたい。

2018年12月16日 東京都 コウチュウ目クワガタムシ科 ノコギリクワガタ
探せどなかなか虫が見つからず・・・ [季節]
今日は昼から少しfieldを歩いて見た。
当初は晴れていたものの間もなく雲が太陽を遮り、期待していたアキアカネや越冬チョウたちも見られなかった。
木杭で見つけたのは「クロオビフユナミシャク」のオス。
今が出現のピークだろう、残念ながらメスを見つけることは出来なかった。
当初は晴れていたものの間もなく雲が太陽を遮り、期待していたアキアカネや越冬チョウたちも見られなかった。
木杭で見つけたのは「クロオビフユナミシャク」のオス。
今が出現のピークだろう、残念ながらメスを見つけることは出来なかった。

冬のカメムシ、比較的多く見かけるのが「ツヤアオカメムシ」だ。
落ち葉の下などで越冬しているが、幹や木杭でも見られる。
名前の通り艶のある綺麗な緑色がよく目立つが体色は名前の青色ではない。
自然界の色として緑色は青と表現されることが多い。
信号の緑も青と呼ばれる。
緑と青に限っては、色が違えど呼び名に全く違和感が無いのは日本人独特の文化なのだろう。

冬の葉が落ちた枝先などに目に付くミノムシの蓑。
普通に見られるのはチャミノガ、オオミノガ、クロツヤミノガ、ニトベミノガなどがいる。
種毎に蓑に特徴があるが、大きく切った葉を付け蓑の開口部付近に幼虫の頭部脱皮殻を付けるのは「ニトベミノガ」。
その点からこの蓑は「ニトベミノガ」のものだろう。
ミノガは幼虫越冬、この中に幼虫がいるのだろうか?
日が陰り、こちらも蓑を着たい寒さだった。
蓑の中はきっと暖かいに違いない。

2018年12月18日 埼玉県 チョウ目シャクガ科 クロオビフユナミシャク、カメムシ目カメムシ科 ツヤアオカメムシ、チョウ目ミノガ科 ニトベミノガ
風で運ばれる テイカカズラの種子 [植物]
冬といえばやはり キノカワガ [チョウ目]
今シーズン4種目のフユシャク ウスバフユシャク [チョウ目]
黒とオレンジ 危険色の虫たち [自然]
自然界で黒とオレンジ色を体に纏った生きものがいる。
代表的なものとしてスズメバチやドクガの幼虫、ヤマカガシなどどれも毒を持っていて、観察会の初めに危険な生き物として紹介する種だ。
擬態でいえば毒をもつ種が同じような体色を持っているミューラー型だろう。
最近出会った2種も黒とオレンジ色だった。
道の上を歩いていたのは体の模様から人面カメムシと言われる「オオホシカメムシ」。
少し赤みがかったオレンジ色、毒はないが危険にさらされると異臭を放って外敵から逃れることから一度体験したものは再び襲うことはないと思われる。
体の模様も何らか敵を威嚇する効果があるのかもしれない。

こちらはアカマツの樹名板の裏で越冬体制に入っていた「カメノコテントウ」たち。
すぐ近くに幼虫の餌になるクルミハムシが付くオニグルミがあるので、毎年この樹名板の裏で越冬個体を見ることが出来る。
日本最大級のテントウムシの1種でやはり黒とオレンジ色。
テントウムシの仲間も襲われると嫌な匂いの液体を出して敵から逃れる。
この2種も同じ色の組み合わせの体色を持ち、毒ではないが忌避物質を出す事は共通している。
こういう観点で生き物たちを見るのもとても興味深くて面白い!

2018年12月8-9日 東京都 カメムシ目オオホシカメムシ、コウチュウ目テントウムシ科 カメノコテントウ
代表的なものとしてスズメバチやドクガの幼虫、ヤマカガシなどどれも毒を持っていて、観察会の初めに危険な生き物として紹介する種だ。
擬態でいえば毒をもつ種が同じような体色を持っているミューラー型だろう。
最近出会った2種も黒とオレンジ色だった。
道の上を歩いていたのは体の模様から人面カメムシと言われる「オオホシカメムシ」。
少し赤みがかったオレンジ色、毒はないが危険にさらされると異臭を放って外敵から逃れることから一度体験したものは再び襲うことはないと思われる。
体の模様も何らか敵を威嚇する効果があるのかもしれない。

こちらはアカマツの樹名板の裏で越冬体制に入っていた「カメノコテントウ」たち。
すぐ近くに幼虫の餌になるクルミハムシが付くオニグルミがあるので、毎年この樹名板の裏で越冬個体を見ることが出来る。
日本最大級のテントウムシの1種でやはり黒とオレンジ色。
テントウムシの仲間も襲われると嫌な匂いの液体を出して敵から逃れる。
この2種も同じ色の組み合わせの体色を持ち、毒ではないが忌避物質を出す事は共通している。
こういう観点で生き物たちを見るのもとても興味深くて面白い!

2018年12月8-9日 東京都 カメムシ目オオホシカメムシ、コウチュウ目テントウムシ科 カメノコテントウ
紋が決め手のヤマノモンキリガ ワモンノメイガ [チョウ目]
職場のガラスにやって来ていた黒い紋が印象的な蛾。
似た種にスギタニモンキリガとヤマノモンキリガとスミレモンキリガの3種がいる。
元々はスギタニモンキリガだったが、3種に分類された。
似た種にスギタニモンキリガとヤマノモンキリガとスミレモンキリガの3種がいる。
元々はスギタニモンキリガだったが、3種に分類された。
見分けは①縦に並んだ黒い斑を腎状紋というが、一番下の紋の外縁側にある黒い斑がこの写真でいうと腎状紋より下にあるか上にあるか、②腎状紋の下にある黒斑が無いか2つあるか3つあるか、③大きさだ。
①は腎状紋より下にあり、②は2つあることから「ヤマノモンキリガ」と思われる。

もう1個体見られたがその特徴は同じなのでこちらも同種だ。

もう1種、小さな蛾が来ていた。
調べると、翅の模様から「ワモンノメイガ」のようだ。
確かに輪紋。
この日は紋が決め手の2種だった。

2018年12月7日 東京都 チョウ目ヤガ科 ヤマノモンキリガ、メイガ科 ワモンノメイガ
①は腎状紋より下にあり、②は2つあることから「ヤマノモンキリガ」と思われる。

もう1個体見られたがその特徴は同じなのでこちらも同種だ。

もう1種、小さな蛾が来ていた。
調べると、翅の模様から「ワモンノメイガ」のようだ。
確かに輪紋。
この日は紋が決め手の2種だった。

2018年12月7日 東京都 チョウ目ヤガ科 ヤマノモンキリガ、メイガ科 ワモンノメイガ
久しぶりのはやにえ コバネイナゴ [季節]
いよいよ寒さが厳しくなってきた。
これまでが暖かかったからこの寒さが身に染みる。
きっと、例年並みなのだろうが。
雑木林で落ち葉の葉裏に赤い球を見つけた。
どうやら虫こぶの「ナラハヒラタマルタマフシ」。
ナラハヒラタマルタマバチによるもの。
これも足元の紅葉だ。

紫色の実を上向きに付けるのはムラサキシキブだが、こちらはちょっと毛深い「ヤブムラサキ」。
実を下向きに付けるのが特徴で、ムラサキシキブより少ないので見つけると嬉しい。

田んぼの周りではまだアキアカネたちが頑張っている。
稲刈りも終わり田んぼに水は無く産卵もできない、この先使命を全うすることは出来そうにないのだが。
先述のヒナバッタと共にいつまでその姿が見られるか要チェックだ!

いつもは複数個体が田んぼの周りでテリトリーを張る「モズ」だが、今年は数が少ないようでめっきり声を聞かなくなった。
毎年はやにえを作る田んぼ脇のウメの木の枝にもはやにえはほとんど見られない。
これまでが暖かかったからこの寒さが身に染みる。
きっと、例年並みなのだろうが。
雑木林で落ち葉の葉裏に赤い球を見つけた。
どうやら虫こぶの「ナラハヒラタマルタマフシ」。
ナラハヒラタマルタマバチによるもの。
これも足元の紅葉だ。

紫色の実を上向きに付けるのはムラサキシキブだが、こちらはちょっと毛深い「ヤブムラサキ」。
実を下向きに付けるのが特徴で、ムラサキシキブより少ないので見つけると嬉しい。

田んぼの周りではまだアキアカネたちが頑張っている。
稲刈りも終わり田んぼに水は無く産卵もできない、この先使命を全うすることは出来そうにないのだが。
先述のヒナバッタと共にいつまでその姿が見られるか要チェックだ!

いつもは複数個体が田んぼの周りでテリトリーを張る「モズ」だが、今年は数が少ないようでめっきり声を聞かなくなった。
毎年はやにえを作る田んぼ脇のウメの木の枝にもはやにえはほとんど見られない。
この日ようやく久しぶりに頭と脚が無いコバネイナゴのはやにえを見つけた。
ん~、なかなか残酷な・・・。

2018年12月8日 東京都 シソ目シソ科 ヤブムラサキ、トンボ目トンボ科 アキアカネ、バッタ目バッタ科 コバネイナゴ
ん~、なかなか残酷な・・・。

2018年12月8日 東京都 シソ目シソ科 ヤブムラサキ、トンボ目トンボ科 アキアカネ、バッタ目バッタ科 コバネイナゴ