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ここ数日、見掛けた蛾たち [チョウ目]

今、最も目に付く蛾の仲間といえば「キアシドクガ」。
幼虫の食樹であるミズキの樹冠を昼間にひらひらと飛び回る白い蛾だ。
チョウと思われている人も多い。
名の通り黄色い脚に透けるような白い翅が特徴で、ドクガと付くが無毒だそうだ。
今年は例年になく多く発生していて、今が旬の蛾だ。
キアシドクガ0513_1.jpg



















今の時期、林縁の構造物や樹液で多く見られるシタバガの仲間の「アサマキシタバ」。
この仲間ではいち早く現れるが、こちらも今年は非常に多い。
真昼の樹液に10頭以上が集まっていたこともあった。

コナラの根元でサトキマダラヒカゲやヨツボシケシキスイと仲良く蜜を吸っていた。
アサマキシタバ0514_1.jpg



















林縁の下草で見つけた「ウスキツバメエダシャク」。
似たものが数種いるので恐らくだ。
この仲間は、真っ白な翅に褐色の線や波筋、後翅の赤い班も美しい。
ウスキツバメエダシャク0514_1.jpg



















職場のガラスにとまっていた黒斑が特徴的なこの蛾の名前を調べたがわからない。
気になるのでいつもお世話になっているATSさんに聞いて見たところ、すぐに「クロテンハイイロコケガ」だと教えていただいた。幼虫は地衣類を食べるようだ。
なかなかいけてるデザインが気に入った。
クロテンハイイロコケガ0511_1.jpg



















2018年5月11、13、14日 東京都 チョウ目ドクガ科 キアシドクガ、シャクガ科 ウスキツバメエダシャク、ヤガ科 アサマキシタバ、ヒトリガ科 クロテンハイイロコケガ

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