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今日のフユシャク [チョウ目]

今日は久しぶりの小春日和で暖かかった。
今シーズン初のフユシャク2種にお目にかかった。

トイレの外壁でウスバフユシャクかと思ってよく見たらお初の「クロテンフユシャク」だった。
外横線が外縁に向かってくの字に曲がる。
クロテンフユシャク0116_1.jpg



















別のトイレにいたよく似た「ウスバフユシャク」は外横線が外縁に向かって曲がらない。
ウスバフユシャク0116_1.jpg



















これもよく似た「ウスモンフユシャク」。と思うがちょっと怪しい…。
ウスモンフユシャク0116_1.jpg



















このところすっかり姿が見られなくなった「イチモジフユナミシャク」。
1個体がまだ頑張っていた。
イチモジフユナミシャク0116_1.jpg






















クヌギの樹皮でこれも今シーズン初確認の「クロバネフユシャク」。
今日も見たのはすべてオス、なかなかメスには出会えないなぁ。


出現するフユシャクの種も次々と移ろいで、最終章へ近づいていく。
クロバネフユシャク0116_1.jpg



















2018年1月16日 東京都 チョウ目シャクガ科 クロテンフユシャク、ウスバフユシャク、ウスモンフユシャク、イチモジフユナミシャク、クロバネフユシャク

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小さな雑木林で越冬中の虫たち [季節]

駅に近いマンションに付属した由緒ある小さな雑木林で越冬している生き物探し。
落ち葉の下の生き物がメインなのだが、虫はいないかと色々探してみた。

まず落ち葉の下から現れたのはゴキブリの仲間、「モリチャバネゴキブリ」の幼虫。
ゴキブリといえばGと呼ばれ嫌われ者だが、家の中で見られるチャバネゴキブリやクロゴキブリとは異なり森に棲む種だ。

モリチャバネゴキブリ0115_1.jpg



















伐採木をひっくり返してみると、幹にくっついていた「フトナガニジゴミムシダマシ」。
この仲間は、他にヒメナガニジゴミムシダマシ、オオナガニジゴミムシダマシ、ホソナガニジゴミムシダマシがいるが、前翅の点刻や大きさなどからフトとした。
様々な色に輝く翅が美しい!
フトナガニジゴミムシダマシ0115_1.jpg



















コナラに巻き付いた切られたキヅタを剥がすと見つかったのは「ヒメオビオオキノコ」。

キノコを食べる虫だ。
キノコは落ち葉や朽木を分解してくれる雑木林にとって重要な存在だが、それを食べる虫がいるということも面白い!
この仲間も他に、ミヤマオビオオキノコ、タイショウオオキノコ、キオビオオキノコがいるが大きさや前翅の微毛などからヒメとしたがあまり自信はない。
ヒメオビオオキノコ0115_1.jpg



















大きなケヤキの樹皮を剥がしてみると小さなハエがいっぱいと思ったが、よく見るとハエではないような・・・。
カスミカメっぽいなぁと思って調べると、集団越冬していた「ヒメコバネナガカメムシ」だった。
ヒメコバネナガカメムシ0115_1.jpg





























あと虫ではないが枯れ木の樹皮の下にいた「キハダカニグモ」。
夏にも時々樹皮で見られる種だ。

どれもコンデジなので解像度が良くないのがちょっと残念だ。
キハダカニグモ0115_1.jpg



















2018年1月15日 東京都 ゴキブリ目チャバネゴキブリ科 チャバネゴキブリ、コウチュウ目ゴミムシダマシ科 フトナガニジゴミムシダマシ、コウチュウ目オオキノコムシ科ヒメオビオオキノコ、カメムシ目コバネナガカメムシ科 ヒメコバネナガカメムシ、クモ目カニグモ科 キハダカニグモ

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ようやく チャバネフユエダシャクのメス [チョウ目]

公園のトイレの壁で「チャバネフユエダシャク」のメスをようやく今シーズン初確認。
オスはすっかり見られなくなったので諦めていたのだが、嬉しい出会いだった。
チャバネフユエダシャク0112-1_1.jpg



















お腹があまり膨れていないので、既にどこかで産卵を終えたのかもしれない。
ホルスタイン、モダンな貴婦人は健在だった!
チャバネフユエダシャク0112-2_1.jpg



















他に今日初確認したのが「シロフフユエダシャク」のオス。
数か所で4個体確認した。
昨年の初確認は1月23日だったので10日ほど早い出現だ。(12月→1月に訂正しました)

シロフフユエダシャク0112_1.jpg



















2018年1月12日 東京都 チョウ目シャクガ科 チャバネフユエダシャク、シロフフユエダシャク

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初撮り キノカワガ [チョウ目]

前回の記事の写真に写っていたのはかなり前に撮った「キノカワガ」。

こちらは5日に見つけた初撮りのヤマザクラのキノカワガ。
今シーズンはこれでまだ2個体目となかなか見つからない。
幼虫の食樹はカキノキと言われているので、カキノキが多く植えられている里山に多く見られるのだろう。
キノカワガ0105-1_1.jpg



















この個体、右の翅が少し破れていたが色や模様はなかなか美麗。
個体変異があるのでコレクションすると面白い!
キノカワガ0105-2_1.jpg



















2018年1月5日 東京都 チョウ目コブガ科 キノカワガ

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越冬の虫 [季節]

過去の写真を見返していると、何を撮ったかわからないものがあった。
2年前の冬の写真。
前後に撮った写真を見てようやくその存在に気が付いた。
これはなかなかのものだと思ったが、一度気付けば何のことはない。
目のいい方ならすぐにわかるだろうなぁ!

越冬の虫1.jpg

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冬色々 [季節]

ある谷戸に「ウバユリ」の群生地がある。
この時期は実が裂開して、一見食虫植物の様なその独特の形が楽しめる。
が写真を撮ろうとするとどの実にもクモの巣が張っている。
これはクモの巣無いなぁと撮ってみたが、やはり少しあったかな。
ウバユリ0103_1.jpg





























自動販売機に「ナミスジフユナミシャク」のオス。
BLACK無糖が好みなのか・・・?
ナミスジフユナミシャク1230_1.jpg





























2017年12月30日、2018年1月3日 ユリ目ユリ科 ウバユリ、チョウ目シャクガ科 ナミスジフユナミシャク

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新年を迎えた ヒナバッタ [バッタ目]

昨晩から朝にかけての冷え込みは厳しく屋外の水道は凍りつき、池には氷が張っていた。


昨年末から観察している大きなヤマザクラの根元の「ヒナバッタ」たちはこの寒さの中どうなったろう。
朝から日差しは暖かく、いつもいる場所を探してみると次々見つかった。
ヒナバッタ0106-1_1_1.jpg




















よくぞこの寒さの中生きながらえている。
恐るべきヒナバッタの耐寒性だ。

卵越冬だが、バッタハンドブックでは「一部が1月末まで生存する」とある。
ヒナバッタ0106-2_1.jpg



















今まで確認した最も遅いのが12月31日なので個人的に最長記録である。
毎日確認はしていないので、もう少し長生きしていたものがいたかもしれないが・・・。
いつまで頑張れるか見届けたい。
ヒナバッタ0106-3_1.jpg



















2018年1月6日 東京都 バッタ目バッタ科 ヒナバッタ

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越冬中のルリタテハ その後 [チョウ目]

昨年12月27日に見つけたクヌギの幹で越冬中の「ルリタテハ」はその後どうしているだろうか?
昨日見に行ってみた。
2,3日は風が強く寒かったがそれまでは比較的暖かい日が続いたので、既にどこかに行ってしまったのではと思っていた。
が、ほとんど動かず同じ場所にいたのにはちょっとびっくりした一方で、また見ることが出来てちょっと嬉しい。
ルリタテハ0103-1_1_1.jpg



















さて、この場所で冬を越すのか?それとも場所を移動するのか?
この動向を見届けるのは、なかなか面白い!

ルリタテハ0103-2_1.jpg





























2018年1月3日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 ルリタテハ

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10年とは早いもの [その他]

2018年が始まった。
今年はどんな年になるだろうか?
どんな年にするかは自分の思い次第なのだろう。

このblogを始めたのは2007年10月7日、はや10年が経った。
当時の小学校4年生が成人になる年月だ。

第1回は「もう冬?」というお題だった。
初めは身の回りの事を書いていたが、少しして虫を主とした自然の不思議や面白さを写真で紹介することで自然に興味を持ってもらうとともにその大切さを伝えたいと思うようになった。
毎日更新が目標だったが、仕事もあってこれまで平均すればおおよそ8割ほどの達成率だろうか。
まぁ、飽き性の自分としてはよく続いたほうだ。
その思いがどれだけの人に伝わったかはわからない・・・。

長年勤めた仕事を辞めて自然に関わる仕事を始めたのが2008年だから、今年が区切りの年でもある。
蓄えもあったが、まぁよくこの10年食べてこれたと仕事をくださった方々にとても感謝している。

さて次の10年、そろそろ人生も終盤 何をすべきか時に流されずに考える年にしたい!
tsunotonbo2_1.jpg

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ハイミダレモンハマキ [チョウ目]

フユシャク探しの夜回りでいたハマキガ、成虫越冬する「ハイミダレモンハマキ」。
色彩や紋様の個体変異は大きいが前翅の隆起した斑紋が特徴のようだ。
ハイミダレモンハマキ1230_1.jpg



















昨日、今日とかなりの強風で体感的にかなり寒かった。
昼間少し雑木林を歩いてみたものの、見つけたのは「シロオビフユシャク」のみだった。
シロオビフユシャク0103_1_1.jpg



















チョウ目ハマキガ科 ハイミダレモンハマキ、シャクガ科 シロオビフユシャク

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