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畔を歩くと一斉に飛ぶ ハネナガイナゴ [バッタ目]

このところ雨が降らないが、田んぼには水が満たされイネがすくすく育っている。
昨日、案山子づくりのイベントが行われたので、お披露目も間もなくだろう。
さて今年はどんな案山子に出えるか、楽しみだ。
田んぼ0823_1.jpg



















田んぼの中にはお百姓さんが嫌う「田んぼ雑草」がいっぱい。
特にコナギが目につくかな。
そんな中で黄色の花が目にとまった。
小さな黄色い花が可愛らしい「チョウジタデ」。
名にタデと付き確かに葉はタデの仲間に似ているが、実は別種のアカバナ科に属する。
山渓の図鑑では秋の野草に分類されている。
チョウジタデ0823_1.jpg



















そんな生き物賑わう畔を歩くと目の前からたくさんのバッタが田んぼにダイブする。
広角で撮って見たが、思うような絵にならず残念。
ほんとはもっとすごい迫力なのだ。
また次回にチャレンジ!

ハネナガイナゴ0824-1_1.jpg



















飛んでるバッタは「ハネナガイナゴ」。
イナゴは漢字で稲子と書いて、まさに田んぼとは切っても切れない虫。

ここは無農薬なので彼らにとってはまさに楽園だろう。

数年前に今まで主力だったコバネイナゴを凌駕して一気に数が増えびっくり。
ここ数年観察していると、ハネナガイナゴの方が早く成虫になって遅れてコバネが出てくるようだ。
従って、姿を消すのもハネナガの方が早く、初冬まで頑張っているのはコバネだ。

イナゴも季節で分ければ秋の虫だろう。
今日は日が暮れると今までになく涼しさを感じ、明日は秋の気候だとか。
8月も末、いよいよ人恋しい秋の足音が聞こえてきそう。
ハネナガイナゴ0824-2_1.jpg



















2017年8月27日 東京都 フトモモ目アカバナ科 チョウジタデ、バッタ目バッタ科 ハネナガイナゴ

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