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まだいた、ミズイロオナガシジミ! [チョウ目]

毎月1回チョウ類のルートセンサス調査をしているが、8月13日の調査で分からない種を見つけた。
はて何だろう?トラフ?
普段見られない種か?とドキドキしたが・・・。

帰って調べるとどうやら鱗粉の落ちた「ミズイロオナガシジミ」のようだ。
過去の撮影日を見ると、5月末から7月中旬で8月の半ばに見たのは初めてだ。
まさかこの時期に、ミズイロオナガシジミがいるとは思っていなかったので、何だろうと動揺してしまった。
飛躍的に寿命が長い個体がいるとは思えないので、遅れて羽化したのだろうか。
かなりびっくりした。
ミズイロオナガシジミ0813_1.jpg



















2017年8月13日 東京都 チョウ目シジミチョウ科 ミズイロオナガシジミ

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アオマツムシ 鳴く [バッタ目]

今日は休みだったが、またもや雨・・・。
明日は曇りの予報だが、もう雨は勘弁、そろそろ晴れ間が欲しいところだ。

日が暮れて近くに買い物に出たら、小雨の降る中どこからともなく「アオマツムシ」の鳴き声が聞こえてきた。
数日前エンマコオロギが鳴きだしたので、ひょっとしてそろそろではと気にはしていたが初確認だ。

12日に丘陵で見つけたアオマツムシはまだ翅もない幼虫だった。
気温の高い都心では、既にリーリーリー♪という声があちこちの樹上から降り注いでいるのかもしれない。
明日は都内へ出掛けるのでちょっと楽しみだ。
アオマツムシ0812_1.jpg



















2017年8月12日 東京都 バッタ目マツムシ科 アオマツムシ(幼虫)

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まだ小っちゃい ツユムシ幼虫 [バッタ目]

シマスズメノヒエの穂の上で小さなバッタの仲間を見つけた。
穂には柱頭や葯が見られるが、それと比較しても大きさがわかる。
「ツユムシ」の若齢幼虫だ。

東京では40年ぶりに8月に15日間連続の雨だという。
部屋も湿度は70%と高いが、気温は25℃と凌ぎ易いのは有難い。
ツユムシ0815_1.jpg






















2017年8月15日 東京都 バッタ目ツユムシ科 ツユムシ

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日本の夏の風物詩 ヒグラシの鳴き声 [カメムシ目]

初夏、ニイニイゼミに続いて鳴きだす「ヒグラシ」。
夕暮れ時、カナカナカナ♪と聞きなしされる物悲しい鳴き声は日本の夏を代表する風物詩だ。
名の由来も日暮れに鳴く、日を暮れさせるもの。
実際は、早朝、夕暮れ、日中でも気温の低い曇り空に鳴く。

昔、山地でキャンプしていた時に早朝このセミの鳴き声で目を覚ました。
まるでテントが鳴き声で包まれたかのようでとても幻想的だったのが今でも記憶に刻まれている。
関西では山地に行かないとその声は聞かれないが、関東では低地でも身近に聞かれるのが嬉しい。

まだもう少し、この声を聞いていたい。
この声に包まれて死ねるなら本望かもしれないと、ふと思った。
ヒグラシ0810_1.jpg





























2017年8月10日 東京都 カメムシ目セミ科 ヒグラシ

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夏の装い キバラケンモン? [チョウ目]

樹液の出ている木を見に行くと、カナブン、クロカナブン、カブトムシがいた。
少し離れた酒場には「フクラスズメ」。
幼虫はカラムシでよく見かけるが、成虫は見る機会が少ない。
誰かが翅に銀河を持っていると言っていたが、確かによく見ると美しい。
フクラスズメ_1.jpg






















トイレの壁面にいたのは「キバラケンモン」か「ニセキバラケンモン」か「キタキバラケンモン」か?
涼しげでお洒落な白と黒の夏の装い。
後翅を確認しなかったので、さて誰だか・・・。
キバラケンモン0814_1.jpg






















2017年8月12、14日 東京都 チョウ目ヤガ科 フクラスズメ、キバラケンモン?

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キボシカミキリ [コウチュウ目]

クワの葉で今年初めての「キボシカミキリ」を見つけた。
もっと早くから出ていたはずだが今まで見付けられなかった。
キボシカミキリ0803-1_1.jpg



















正面顔、一枚撮ってもっとアップをと近づいたらポロッと落ちてしまった。
このカミキリはまだまだ見られるので、また次の機会に。
キボシカミキリ0803-2_1.jpg



















2017年8月3日 東京都 コウチュウ目カミキリムシ科 キボシカミキリ

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いよいよ秋の気配 ハヤシノウマオイ [バッタ目]

暦の上では立秋も過ぎて、ここ数日日が暮れるとコオロギたちの声があちこちで聞かれるようになってきた。
今日の午前中、曇り空の草はらでエンマコオロギの鳴き声を初めて聞いた。

雑木林の中の少し開けた林縁を歩いていると、ササにぶら下がるシルエットが目に入った。
何かが脱皮していると近寄ると、そこには脱皮殻に捉まりぶら下がった「ハヤシノウマオイ」の成虫の姿があった。
透き通るような薄緑色の艶のある体はとても美しい。

ウマオイにはハヤシノウマオイとハタケノウマオイの2種がいて、オスの発音器の大きさや鳴き声が異なるようだが識別はなかなか難しい。
環境からハヤシノウマオイとしたが、そう間違ってはいないだろう。


この仲間の羽化のシーンにはなかなか出会えないので、既に翅は伸びていたが嬉しい。
コンデジでの撮影だが、欲を言えば一眼で撮りたかったなぁ。

もう間もなく秋の虫の鳴き声が、セミの声にとってかわるのだろう・・・。
ハヤシノウマオイ0812_2_1_1.jpg






















2017年8月12日 東京都 バッタ目キリギリス科 ハヤシノウマオイ

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林縁で アカハナカミキリ、ヤブキリ [季節]

開花する花が少なくなる中、林縁でオトコエシが咲き始めた。
ぼちぼち秋の花の蕾が膨らんでいる。
オトコエシの花には顔に花粉をたくさん付けた「アカハナカミキリ」がいた。
もうたらふくなのか余裕の一休み?
アカハナカミキリ0803_1.jpg



















こちらの葉上では「ヤブキリ」のオスがいた。
獲物を待っているのか、近寄っても全く動じない。

梅雨が明けてからすっきりとした晴れの日が少なく、休みの日はどんよりとした曇りか雨ばかり。
暦の上ではもう秋だが、そろそろカラッとした夏らしい日が恋しくなってきた。
ヤブキリ0803_1.jpg





























2017年8月3日 東京都
コウチュウ目カミキリムシ科 アカハナカミキリ、バッタ目キリギリス科 ヤブキリ

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メハジキレストラン オープン [季節]

すっと立った茎にピンク色の花を咲かせる「メハジキ」の花が開花した。
子供が茎を切って瞼に挟んで瞬きして飛ばして遊んだことから名付けられたと言われている。他にも同じことが出来る草はいくつもあったと思われるが、なぜこれを選んだのか?よほど身近な植物だったのだろうか?


この花はチョウやハチ、アブなどが好んで訪れる季節限定のレストラン。
この日もハキリバチの仲間が来ていた。
メハジキ0803_1.jpg





























他にも来ないかと少しの間待っていたが、ここがこのハキリバチの縄張りなのかやって来るものすべて追い払っている。
ハキリバチにも様々な種があり、同定が難しそうだ。
ヒメツツハキリバチあたりだろうか?

ハキリバチ0803_1.jpg



















お目当ての一つはお尻の赤い「ハラアカヤドリハキリバチ」。

このハチは、オオハキリバチに労働寄生することで知られている。
労働寄生とはこの場合オオハキリバチの巣を乗っ取り卵を産んで、オオハキリバチが集めた幼虫の食材を自分の幼虫の餌とする寄生形態だ。

時折訪れるもののことごとく追い払われ、仕方なく少し離れたオトコエシの花に。


この後粘ったが、もう一つのお目当て「幸せの青いハチ」を見ることは叶わなかった。
ハラアカヤドリハキリバチ0803_1.jpg



















2017年8月3日 東京都
シソ目シソ科 メハジキ
ハチ目ハキリバチ科ハキリバチ.sp ハラアカヤドリハキリバチ

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ハゴロモ三兄弟+はとこ 現る [カメムシ目]

何かいないかと林縁の植物を見ているとクワの木にいた「ベッコウハゴロモ」。
大きさは1cmほどだがセミに近い仲間で、注射器のような口で植物の汁を吸うところはまさしくセミのようだ。
ベッコウハゴロモ0803_1.jpg



















ベッコウハゴロモには大きさも同じくらいのよく似た三兄弟がいる。
ベッコウが長男とすれば翅が透き通っていてそれが名前となった次男の「スケバハゴロモ」。
スケバハゴロモ0803_1.jpg



















翅の縁中央に白斑がある三男の「アミガサハゴロモ」。
見た目は最も地味である。
この3種は頭と前胸背だけ見れば区別がつかないくらいにほんとによく似ている。
どれが長男で二男、三男かは皆さんの主観で!
アミガサハゴロモ0803_1.jpg



















三兄弟の仲間で、見た目も異なる事からいとこにあたるか?という「アオバハゴロモ」もよく見かけるようになった。
ハトという別名もあることから'はとこ'かもしれない・・・。
毎年それぞれの名前を思い出すのに一苦労し、幼虫時代も似ているのでややこしい仲間たちだ。
アオバハゴロモ0803_1.jpg



















2017年8月3日 東京都 カメムシ目ハゴロモ科 ベッコウハゴロモ、スケバハゴロモ、アミガサハゴロモ、アオバハゴロモ

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