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柵がお好き? 赤トンボ [トンボ目]

秋晴れのこの日、午前中に湿地に赤トンボを見に行った。
柵の上にとまっていた「コノシメトンボ」。
赤トンボの中でもナツアカネと共に頭からお尻の先まで真っ赤に色付く赤トンボの中の赤とんぼだ。
数は少なく局所的だった。
コノシメ1012_1.jpg



















鼻先の一対の黒斑を眉に見立てた「マユタテアカネ」。
眉というより鼻の穴の方がぴったりだが、それでは名にはならぬのだろう。
マユタテアカネ1012_1.jpg



















ここ数年、多く見られるようになった「リスアカネ」。
名前のリスはスイスのトンボ学者Friedrich Risに由来するらしい。
このあたりで見られる赤トンボで、翅先に褐色斑があるのはノシメ、コノシメ、リス、マユタテのメスの一部で種の識別に役立つ目印だ。
リスアカネ1012_1.jpg



















最も多く見られたのは「アキアカネ」。
成熟するとオスのお尻が赤く色付くが、その赤さは今日見た種の中では最も淡い赤だ。
それでも赤トンボの代表格なのは、最も多く見られるからなのだろう。

湿地のガマやカンガレイなどの抽水植物や林縁の枝よりも、みな木柵の上にとまっていた。
柵は赤トンボたちにとって居心地が良いのだろうか?
アキアカネ1012_1.jpg





























2016年10月12日 東京都
トンボ目トンボ科 コノシメトンボ、マユタテアカネ、リスアカネ、アキアカネ
CANON EOS50D EF70-200mm F2.8 L IS USM/EXTENDER EF 1.4×Ⅱ/内臓ストロボ 、EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/内臓ストロボ