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クサキリとクビキリギス [バッタ目]

すすき原っぱで見つけたよく似た2種のキリギリスの仲間。

頭の尖りが小さい方が「クサキリ」。
卵で越冬し夏に成虫になりオスは夜にジーと低い声で鳴く。
メスは秋ごろまで見られるが卵を産んで死んでしまう。
体色は緑色と褐色がいる。
キリギリスの仲間のメスは、お尻に剣のような長い産卵管がある。
緑色型のメス。
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こちらは褐色型のメス。
クサキリ1002_1.jpg



















一方頭の先端が鋭く尖っているのが「クビキリギス」。
こちらは成虫で越冬して4月頃からオスは夜にジーと鳴き始める。
クビキリギスは口が真っ赤なのが特徴だが、クサキリの中にも口が少し赤みを帯びた個体もいるのでややこしい。
体色は緑色と褐色がいる。

姿も鳴き声も住んでいる場所もよく似ているが、ライフサイクルを違えることで棲み分けているのが面白い。
クビキリギス1002_1.jpg



















2016年10月2日 東京都
バッタ目キリギリス科 クサキリ、クビキリギス   CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/内臓ストロボ