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ヤママユ 現る [チョウ目]

昨日、昼間に寄ったコンビニの窓に大きな蛾がいた。
いよいよ、大型の蛾が現れる季節となって来た。
ヤママユガの仲間であることには違いないが、何の種だったか?
一年経つと忘れてしまうのが悲しい・・・。
前翅の眼状紋と外縁に沿った直線が特徴の「ヤママユ」だった。
高い窓にいたため近くで撮れなかったが、遠くから見て白く光る眼状紋が印象的だった。
ヤママユ0928_1.jpg



















それならと今日の昼間、心当たりのある雑木林林縁のトイレに行ってみた。
曇り空であたりが暗いためかトイレの明かりがついていて、壁には褐色のヤママユがとまっていた。
昨晩か、暗いので日中に飛来したのだろうか。
前翅を閉じていたので、つついて後翅の眼状紋を見せてもらった。
同じ種でも、これほど色や眼状紋の形が異なるのも不思議、これが遺伝子の多様性ということか。
すぐには飛べないだろうともう少し開いてとつついていたら、いきなり飛び立ち雑木林の中に消えて行った。

この仲間は今の時期からおおむねヤママユ、クスサン、ウスタビガ・ヒメヤママユの順に出現する。
雑木林の中で見つけるのは至難の業だが、夜の明かりに集まることから夜間灯火観察が最も出会える確率が高い。
これから2か月ほどの間、夜間灯火や居残り組が見られる朝のコンビニが楽しみだ。
ヤママユ0929_1_1.jpg



















2016年9月28・29日、埼玉県・東京都
チョウ目ヤママユガ科 ヤママユ            CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX