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田んぼでは稲の花 [バッタ目]

My fieldの田んぼでは稲が花を付けていた。
普通のものから赤いの黒いのもち米と種類は様々。

鳥たちからお米を守るため、案山子たちが目を光らせている。
この案山子は公募で、申し込めば誰でも作ることが出来る。
田んぼに立った後は、来園者からの投票で表彰される。

実は僕も数年前に誘われ参加して、優勝したのだがそれを知る人は少ないだろう。
ほとんど組み立てに参加しただけなのだが!田んぼ0915_1.jpg




















この田んぼは無農薬なのでたくさんのバッタたちが共存している。
畔を歩くと目の前から田んぼに向かって無数のバッタが飛んでいく。
その多くは「ハネナガイナゴ」だ。
敏感でレンズを向けるとくるりと体を回して隠れる。
ようやく逃げない個体を見つけた。
ハネナガイナゴ0915_1.jpg





























黒いお米では、近寄っても全く微動だにしないバッタがいた。
「ツチイナゴ」の幼虫だ。
目の下の模様が涙を流しているように見えるのが特徴だ。
黄緑色の透き通るような体に小さな斑も美しい。
幼虫の時は季節がら緑の方が保護色になるので緑色、成虫は越冬するため羽化時には枯葉に似た褐色に変化する。
長い進化で得た巧みな技だ。

この個体は、左後ろ脚が欠損している。
ナナフシのように再生はしないので、ハンディを負って生きなければならない。
無事成虫となって冬を越せるだろうか?
ツチイナゴ0915_1.jpg





























2016年9月15日 東京都
バッタ目バッタ科 ハネナガイナゴ、ツチイナゴ
CANON EOS50D SIGMA 17-70mmDC MACRO HCM、
EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/430EXⅡ