松葉に変化 オナガグモ

林内を歩いていると、クモの糸がやたら顔にかかるようになった。
鬱陶しいので小枝を振り回して歩くがそれでも万全ではない。
最も嫌なのがジョロウグモの大きな網。
これにだけはかかりたくないので目配りが大変。

そんな事で目を凝らしていると暗闇に何やら蠢くものが。




















長い脚と長い腹部、まるでエイリアンのようだがこれでもクモ。
樹間に粘性の無い糸を張り、その糸を伝わってくるクモを食べるクモ食い、大きさはメスで大きくて3cmほど。




















見ていると右を向いたり左を向いたりと巧みに糸をさばきながら何かと忙しく動き回っている。




















近づきすぎて警戒したのか、松葉のような待機ポーズに。
仲間のクモを捕まえた瞬間や食べているところをぜひ見てみたいなぁ。

こんな面白い形、生態の不思議なクモがいることを、いったいどれだけの人が知っているのだろうか？




















2016年9月3日　埼玉県
クモ目ヒメグモ科　オナガグモ　　　　　　　　　　　　　　　CANON EOS70D　EF100mm F2.8L IS USM/430EXⅡ