SSブログ

ナツとアキ [トンボ目]

今日、あるものを探しに訪れた雑木林。
暗い林内を抜けた尾根道で見つけた顔からお尻の先まで真っ赤に色付いた「ナツアカネ」。
このあたりではそれほど数は多くはないので嬉しい出会いだ。
赤トンボといわれるトンボの中でも見られる種としては、このナツアカネとコノシメトンボは体全体が濃く明るい赤でとても印象的だ。
ナツアカネ0903_1.jpg





























薄暗い道、足元がぬかるんでいたので注意して歩いていると、道の真ん中に生えたササにとまっていたのは「アキアカネ」。
一生をほとんど移動しないで過ごすナツアカネとは異なり、成熟するまでの夏の間は羽化した場所から高い山へ移動して過ごし秋になると赤く色付いて里へ下りてくる。
赤トンボの代表格だが、ナツアカネに比べるとちょっと地味、腹部だけが柔らかな赤色だ。
この個体、いったいどこの山に避暑に行っていたのだろうか?
トンボと話が出来るなら、ぜひ聞いてい見たい。

9月に入り暦の上ではもう秋。
これからどんな赤いトンボたちが見られるか楽しみ!

今日のお目当ては残念ながら見つからなかった。
また次回ということ。
アキアカネ0903_1.jpg



















2016年9月3日 埼玉県
トンボ目トンボ科 ナツアカネ、アキアカネ EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/430EXⅡ