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久しぶりのうさぎ顔 クロコノマチョウ [チョウ目]

blogを始めた2008年にはあちこちで幼虫や成虫の姿が見られた「クロコノマチョウ」だが、ここ数年、年に数回見られればいい方ですっかり姿を消してしまった。

小川脇のススキの葉裏にいた「クロコノマチョウ」の幼虫。
この日、毎日自然観察をして歩いている方から居場所を教えてもらった。
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元来南方系のチョウで温暖化により見られるようになったと思われるが、一時急速に増えたものの様々な要因でその環境に適応した生息数に落ち着いたのだろうか?

ほぼ同時期に急速に数を増やした「アカボシゴマダラ」は、当時エノキのどの実生にも幼虫の姿を確認できたが、今ではなかなか見つからない。先日仕事中に道路脇の2本の隣り合った1mほどのエノキの実生で、10頭近くのステージの異なる幼虫が付いているのを見つけた。
今日、もう蛹になっているかとその場所に行ってみると、あたりの草はすっかり刈られてその姿を確認することは出来なかった。
こういった好む若い食樹の刈取りや寄生などによって爆発的な増加は抑えられたと思われる。

うさ耳のクロコノマチョウの幼虫、個人的な好みからもう少し見られるといいのだが・・・。
クロコノマチョウ0825-2_1.jpg



















2016年8月26日 東京都
チョウ目タテハチョウ科 クロコノマチョウ            EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/内蔵ストロボ