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やはりシロシタバは大きい! [チョウ目]

コナラの幹に大きな蛾を見つけた。
先のハグルマトモエを圧倒する大きさだ。
翅や体の模様はとまっている樹皮についた地衣類にそっくり。
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カトカラ(シタバガ)の中でも最大級の「シロシタバ」。
翅を開いた時の前翅から前翅(開長)は10cmにもなる。
大きさを見るために人差し指を添えてみた。
見ればわかるその大きさだ!
名前の通り後翅が白いのだが、見ようと触ると飛んでしまった。
シロシタバ0630_1_1.jpg






















2016年6月30日 東京都  チョウ目ヤガ科 シロシタバ

巴紋様のハグルマトモエ [チョウ目]

はや7月、あっという間に今年も半分が過ぎてしまった。
九州では大雨が続いているが、関東の雨量は平年並みのよう。
ただ、水瓶のある新潟、群馬県の降水量が少なく職場にも節水のポスターが貼られた。
今のところMy fieldの田んぼは潤っているが、今後の天候次第では渇水の状態になってしまう。
昔に比べて湧水の量が減っているようだが、コナラをはじめとした木々が大きくなったことで吸い上げる水量が増えていることが一因だとも言われている。
エリアを決めて皆伐して萌芽更新を行えば、多少は湧水量が増えるのだろうか?

先月のことだが、仕事で歩いていると足元から大きな蛾が飛び立った。
後を追いかけて着地点を見ると「ハグルマトモエ」だった。
名前の由来の巴模様は、私の世代ではトモエのそろばんで馴染があったのではないだろうか?
この模様、日本の伝統的な模様の一つで、古くから家紋や神紋、寺紋などにも使われている。
様々な巴紋があるが、この蛾の模様は一つ巴。
先のトモエのそろばんの紋は、消費者、商社、メーカーがともに栄えることを祈願した三つ巴だそうだ。

近似種にオスグロトモエがいるが、巴紋が小さい事と白い波状紋がぼやけるなどが識別点のようだ。
見比べなければ判断できないのが微妙である。ハグルマトモエ0625_1.jpg























2016年6月17日 東京都
チョウ目ヤガ科 ハグルマトモエ
  RICOH WG-4