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まだまだ小さなショウリョウバッタたち [バッタ目]

湿地脇の草はらで草の陰からこちらを見る視線に気付いた。
葉影から覗いていたのは・・・・。
ショウリョウバッタ0622-2_1_1.jpg





























ねずみ男?
いえいえ、「ショウリョウバッタ」の幼虫だった。
まだ、2cmにも満たない小さな小さなこども。
大人になるとオスは5cm弱でキチキチと音を立てて軽やかに飛んでいく。
メスは10cm弱にもなる日本で最大級のバッタだ。

この仲間たち、なぜか撮ろうとするとよくウンチをする。
この個体も例に漏れずウンチをし落ちてくれればいいのだが、たいがいしたところに留まる。
しょうがないので、ウンチを外した構図に。
ショウリョウバッタ0622-3_1.jpg




















隣には褐色の個体。
生まれた時から色は決まっているようで、途中で変わることはない。
緑の草の中で目立つ褐色のバッタがうまい餌だと敵から集中して狙われても、緑色は残る。
周りの草が何らかの理由で枯れると緑のバッタは目立つが褐色のものは目立たない。
これも進化の過程で得た生き残りへの知恵なのだろう。
ショウリョウバッタ0622-1_1.jpg



















すぐ隣では、変な姿勢でとまっていたカノコガ。
案の定、「コハナグモ」の餌食となっていた。
小さなバッタたちもこの例外ではない。
どれだけが生き残って大人になれるだろうか?
コハナグモ0622_1.jpg



















2016年6月22日 東京都
バッタ目バッタ科 ショウリョウバッタ
チョウ目ヒトリガ科 カノコガ
クモ目カニグモ科 コハナグモ
                CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM