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丘陵で初めて見る ヒメジャノメ [チョウ目]

6月の初め、狭山丘陵の普段あまり訪れないfieldの林縁でジャノメチョウの仲間を見つけた。
いつものfieldで見られるのはコジャノメだが、一見翅の模様が何か違う。
ヒメジャノメ0605-1_1_1.jpg





















もしやと飛ばれないように撮っておいた。
撮った写真を見ると思った通りコジャノメではなく「ヒメジャノメ」だった。
狭山丘陵は東西11km、南北4km、様々な環境がある。
ヒメジャノメもいるとは聞いていたが、10年近く歩いてきて見たのは初めてだった。
ヒメジャノメ0605-2_1_1.jpg






















それぞれの生息場所はコジャノメが森林性、ヒメジャノメが草原性。
今回確認したのは草地が広がる脇の林縁部、両者の生息域だった。

翅裏の模様の違いは微妙だが、ヒメジャノメの翅裏の中央の白線は黄みがかり線も眼状紋も中央寄り、コジャノメは紫色を帯びて線も眼状紋も僅か縁寄り。
並べてみればわかり易い。

まだまだ見ていない虫たちが多いなぁとその奥深さを実感した。
コジャノメ_1.jpg




















2016年6月5日 東京都
チョウ目タテハチョウ科 ヒメジャノメ、コジャノメ           CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM


雑木林にヒカゲチョウ [チョウ目]

このところ休日天候が不安定でなかなかfieldに出られない、というより出る気が起らない。
林縁や林内の樹液で初夏一番に見られたコジャノメや次に出てきたクロヒカゲ、サトキマダラヒカゲは数が減り、代わって多く見られるようになった「ヒカゲチョウ」。
数の減った3種もまだ見られるが翅が擦れたものが多く、綺麗な個体ほぼヒカゲチョウだ。
種によって出現期が微妙に異なるのが面白い。
これらは皆年2~3化なので一旦姿を消してもまた夏真っ盛りには見ることが出来るだろう。
ヒカゲチョウ0604_1.jpg



















2016年6月4日 東京都
チョウ目タテハチョウ科 ヒカゲチョウ  CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM