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初めて見たツルアリドオシ [植物]

谷戸の奥、暗い沢沿いを歩いていると脇の白い花が目に入った。
ん~、今まで見たことがないのでとりあえず撮っておいた。
ツルアリドオシ0529_1.jpg


















ラッパ状の花に、葉はテイカカズラのようでもある。
後で詳しい方に聞くと「ツルアリドオシ」だそうだ。
アリドオシといえば別名1両。
MyFieldではアリドオシがないとのことで、代替えにこの種が1両。
10両はヤブコウジ、100両はカラタチバナ、万両はマンリョウ、千両はセンリョウで皆秋から冬に赤い実を付ける縁起物。
これで全て確認したことになる。
マンリョウ、センリョウは自生なのかどこからか鳥が種を運んだという可能性も高い。

ツルアリドオシは花が二つ咲くが、基部の子房は合着していて果実は一つしか実らないそうだ。
実が熟す頃にまた見てみたい。
ツルアリドオシ0529-1_1.jpg


















2016年5月29日 東京都
アカネ目アカネ科 ツルアリドオシ
  CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM

飛んで来た ウバタマムシ [コウチュウ目]

イボタノキの花を見ていると、頭上を何かがブ~ンと飛んで来た。
大きな羽音だったが、スズメバチとは異なる音でその行先に注視した。
クリの葉にとまったのは「ウバタマムシ」。
大型で地味なタマムシだ。
ウバタマムシ0256-1_1.jpg


















翅の先が折損しているのは、成虫で越冬した厳しさを物語っているのだろう。
成虫は松葉、幼虫も松の材を食べる。
松はその生育環境の減少や松食い虫などの影響で全国的に減るとともに、この種も絶滅が危惧され東京都でも北多摩で準絶滅危惧種に指定されている。
ウバタマムシ0526_1.jpg


















少ししてまた羽音を立てて何かが飛んで来た。
少し小さいが飛ぶ姿はタマムシだったので、アオマダラタマムシかと思ったがやはりウバタマムシだった。
この付近にマツはないが、いったい何が彼らを呼び寄せているのだろうか?
ウバタマムシ0526-3_1.jpg


















2016年5月26日 東京都
コウチュウ目タマムシ科 ウバタマムシ  CANON EOS50D EF70-200mm F2.8 L IS USM/EXTENDER EF 1.4×Ⅱ