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スミナガシ 産卵する [チョウ目]

目の前の林縁で黒っぽいチョウが低空で飛びながら、葉にとまっては飛び立ちを繰り返していた。
明らかに産卵する植物を探している様子。
少し遠かったので最初種はわからなかったのだが、葉裏にとまって産卵行動をした植物からスミナガシとわかった。
その植物は高さ1mほどの小さなアワブキで、普通に歩いていればまずこの小さな実生には気付かなかっただろう。
アワブキが少ないためかスミナガシもなかなか見ることが出来ず、今日が今シーズン初めてだ。
スミナガシ0522_1.jpg


















産卵したアワブキの葉をめくってみると、白く輝く卵が産み付けられていた。
産卵は葉の裏に蛾のようにペタッととまって行うようだ。
今日は標準レンズしか持ち合わせがなく、産卵シーンも撮れず2枚の写真もかなりトリミングをしている。

ここ数年、知られた木の幼虫は枝ごと持ち去られる事が増えていたが、さすがにこの小さな木の存在はまだ誰も知るまい。
時折、人に見られぬよう幼虫を確認してみたい!
スミナガシ0522-1_1.jpg


















2016年5月22日 東京都
チョウ目タテハチョウ科 スミナガシ