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クロスジギンヤンマ 羽化する [トンボ目]

昨日湿地で観察していると、抽水植物の葉にたくさんの抜け殻を見つけた。
これはクロスジギンヤンマのものだろう。
羽化している個体が見られるのではないかと早朝見に行った。
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湿地を見回すと、昨日抜け殻を見つけた近くですでに羽化を終え翅を伸ばした個体を見つけた。
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伸びて間もない翅は、透き通って光を反射するその美しさはこの時しか見られない贅沢な光景。
複眼も身体もピカピカ!
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この後30分ほどすると翅を震わせて、林縁のコナラの高い梢に飛んで行った。
もっと早くに来ていれば羽化の瞬間を見ることが出来たのだが、予測が甘く残念だった。
まだ機会はあると思うので、是非再チャレンジしたい!
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2016年4月25、26日 埼玉県
トンボ目ヤンマ科 クロスジギンヤンマ
CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM、EF-8-15mm f/4L FISHEYE USM/内臓ストロボ

歩けば舞う アジアイトトンボ [トンボ目]

湿地周りでは未成熟な「シオヤトンボ」が多く見られた。
木柵や白いものの上を好んで止まっているようだ。
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最も数が多く見られたのが、「アジアイトトンボ」。
全長3cmほど、細くて小さいのでじっくり見ないと目に入らない。
未熟なメスは鮮やかなオレンジ色なので、緑の草の中ではよく目立つ。
成熟すると不思議と淡い緑色に変わる。
なぜ未成熟時目立つオレンジ色なのだろうか?不思議。
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警戒心は強く近づくとさっと飛んでしまうのだが、意外に逃げないなぁと思っていたらお食事中だった。
メニューはヨコバイの仲間のよう。
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オスは鮮やかな青。
目立ちそうだが、意外と緑に溶け込んで気付きにくい。
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目の後ろにある小さな眼後紋が瞳のようで可愛い。
アジアイトトンボオス0425-1_1.jpg


















羽化したばかりの個体が翅を輝かせて飛んでいく。
体も青や赤に色付かず淡い褐色で見るからに弱々しい。
体の色に近い枯れた草にとまったのは、わかってのことだろうか?
アジアイトトンボ0425_1.jpg


















2016年4月25日 埼玉県
トンボ目トンボ科 シオヤトンボ
トンボ目イトトンボ科 アジアイトトンボ
CANON EOS50D EF70-200mm F2.8 L IS USM/EXTENDER EF 1.4×Ⅱ
CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM